世界遺産：登録基準 (vi) の遺産一覧

登録基準(vi)の意味

登録基準 (vi) の定義
登録基準 (vi) は、「歴史上の出来事、伝統、宗教、芸術、文学、思想などと直接または具体的に関連するもの」を対象とします。
この基準で重要なのは、「遺産そのものが象徴的役割を果たしている」ことです。
物理的な建造物としての価値よりも、その場所が持つ歴史的・精神的意義が評価の中心となります。

典型的な例には以下が含まれます。

• 宗教的聖地や巡礼地
• 歴史的転換点となった事件の現場
• 文学作品や思想運動の舞台
• 文化的伝統や儀式が継承されてきた場所

ただし近年のユネスコでは、"基準 (vi) 単独での登録は慎重にすべき" とされており、多くの遺産が他の基準（i〜v）と組み合わせて評価される傾向があります。

登録基準(vi)に該当する世界遺産一覧

アフガニスタンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群（2003年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）

アルゼンチンの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

オーストラリアの世界遺産（基準(vi)：4件）

• カカドゥ国立公園（1981年 / 基準：(i)(vi)(vii)(ix)(x)）
• タスマニア原生地域（1982年 / 基準：(iii)(iv)(vi)(vii)(viii)(ix)(x)）
• ウルル-カタ・ジュタ国立公園（1987年 / 基準：(v)(vi)(vii)(viii)）
• オーストラリア囚人遺跡群（2010年 / 基準：(iv)(vi)）

オーストリアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ザルツブルク市街の歴史地区（1996年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ウィーン歴史地区（2001年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

バングラデシュの世界遺産（基準(vi)：1件）

• パハルプールの仏教寺院遺跡群（1985年 / 基準：(i)(ii)(vi)）

ベルギーの世界遺産（基準(vi)：3件）

• ブリュージュ歴史地区（2000年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• プランタン-モレトゥスの家屋-工房-博物館複合体（2005年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）

ボリビアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ポトシ市街（1987年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

ボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産（基準(vi)：2件）

• モスタル旧市街の古橋地区（2005年 / 基準：(vi)）
• 中世墓碑ステチュツィの墓所群（2016年 / 基準：(iii)(vi)）

ボツワナの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ツォディロ（2001年 / 基準：(i)(iii)(vi)）

ブラジルの世界遺産（基準(vi)：3件）

• サルヴァドール・デ・バイア歴史地区（1985年 / 基準：(iv)(vi)）
• リオデジャネイロ：山と海の間のカリオッカの景観（2012年 / 基準：(v)(vi)）
• ヴァロンゴ埠頭考古遺跡（2017年 / 基準：(vi)）

ブルガリアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• リラ修道院（1983年 / 基準：(vi)）

ミャンマーの世界遺産（基準(vi)：1件）

• バガン（2019年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

ベラルーシの世界遺産（基準(vi)：2件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

カンボジアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• サンボー・プレイ・クックの寺院地区と古代イーシャナプラの考古遺跡（2017年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

カナダの世界遺産（基準(vi)：5件）

• ランス・オ・メドー国定史跡（1978年 / 基準：(vi)）
• ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ（1981年 / 基準：(vi)）
• ケベック旧市街の歴史地区（1985年 / 基準：(iv)(vi)）
• グラン・プレの景観（2012年 / 基準：(v)(vi)）
• ピマチオウィン・アキ（2018年 / 基準：(iii)(vi)(ix)）

カーボベルデの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シダーデ・ヴェリヤ、リベイラ・グランデの歴史都市（2009年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

スリランカの世界遺産（基準(vi)：4件）

• 聖地アヌラーダプラ（1982年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• 古代都市ポロンナルワ（1982年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• 聖地キャンディ（1988年 / 基準：(iv)(vi)）
• ダンブッラの黄金寺院（1991年 / 基準：(i)(vi)）

チリの世界遺産（基準(vi)：1件）

• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

中国の世界遺産（基準(vi)：22件）

• 泰山（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)(vii)）
• 万里の長城（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 莫高窟（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• 秦の始皇陵（1987年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）
• 周口店の北京原人遺跡（1987年 / 基準：(iii)(vi)）
• 曲阜の孔廟、孔林、孔府（1994年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• 武当山の古代建築物群（1994年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• ラサのポタラ宮歴史地区（1994年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• 廬山国立公園（1996年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 峨眉山と楽山大仏（1996年 / 基準：(iv)(vi)(x)）
• 武夷山（1999年 / 基準：(iii)(vi)(vii)(x)）
• 青城山と都江堰水利（灌漑）施設（2000年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• 明・清朝の皇帝陵墓群（2000年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• マカオ歴史地区（2005年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 殷墟（2006年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 五台山（2009年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 河南登封の文化財“天地之中”（2010年 / 基準：(iii)(vi)）
• 杭州西湖の文化的景観（2011年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• 上都（ザナドゥ）の遺跡（2012年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）
• 中国大運河（2014年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）
• 左江花山のロック・アートの文化的景観（2016年 / 基準：(iii)(vi)）

コロンビアの世界遺産（基準(vi)：3件）

• カルタヘナの港、要塞群と建造物群（1984年 / 基準：(iv)(vi)）
• コロンビアのコーヒー産地の文化的景観（2011年 / 基準：(v)(vi)）
• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

クロアチアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• 中世墓碑ステチュツィの墓所群（2016年 / 基準：(iii)(vi)）

キプロスの世界遺産（基準(vi)：1件）

• パフォス（1980年 / 基準：(iii)(vi)）

チェコの世界遺産（基準(vi)：1件）

• プラハ歴史地区（1992年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

ドミニカ共和国の世界遺産（基準(vi)：1件）

• サント・ドミンゴ植民都市（1990年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

エクアドルの世界遺産（基準(vi)：1件）

• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

エストニアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

フィンランドの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

フランスの世界遺産（基準(vi)：12件）

• モン-サン-ミシェルとその湾（1979年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• ヴェルサイユの宮殿と庭園（1979年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• ヴェズレーの教会と丘（1979年 / 基準：(i)(vi)）
• フォンテーヌブローの宮殿と庭園（1981年 / 基準：(ii)(vi)）
• オランジュのローマ劇場とその周辺及び“凱旋門”（1981年 / 基準：(iii)(vi)）
• ランスのノートル-ダム大聖堂、サン-レミ旧大修道院及びト宮殿（1991年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• ミディ運河（1996年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路（1998年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• ノール=パ・デュ・カレー地方の炭田地帯（2012年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ（2015年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• タプタプアテア（2017年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

ガンビアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• クンタ・キンテ島と関連遺跡群（2003年 / 基準：(iii)(vi)）

パレスチナ国の世界遺産（基準(vi)：2件）

• イエス生誕の地：ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路（2012年 / 基準：(iv)(vi)）
• ヘブロン／アル-ハリール旧市街（2017年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

ドイツの世界遺産（基準(vi)：9件）

• アーヘン大聖堂（1978年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会（1986年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）
• ヴァイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群（1996年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルターの記念建造物群（1996年 / 基準：(iv)(vi)）
• 古典主義の都ヴァイマール（1998年 / 基準：(iii)(vi)）
• ヴァルトブルク城（1999年 / 基準：(iii)(vi)）
• 僧院の島ライヒェナウ（2000年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像（2004年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）

ガーナの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ヴォルタ州、グレーター・アクラ州、セントラル州、ウェスタン州の城塞群（1979年 / 基準：(vi)）

ギリシャの世界遺産（基準(vi)：8件）

• デルフィの古代遺跡（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• アテネのアクロポリス（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• アトス山（1988年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)(vi)(vii)）
• アスクレピオスの聖地エピダウロス（1988年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• オリンピアの古代遺跡（1989年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• デロス島（1990年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ミケーネとティリンスの古代遺跡群（1999年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• パトモス島の“神学者”聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟の歴史地区（コーラ）（1999年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

ハイチの世界遺産（基準(vi)：1件）

• 国立歴史公園-シタデル、サン・スーシ、ラミエ（1982年 / 基準：(iv)(vi)）

バチカンの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂（1980年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• バチカン市国（1984年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）

ホンジュラスの世界遺産（基準(vi)：1件）

• コパンのマヤ遺跡（1980年 / 基準：(iv)(vi)）

ハンガリーの世界遺産（基準(vi)：1件）

• パンノンハルマのベネディクト会修道院とその自然環境（1996年 / 基準：(iv)(vi)）

アイスランドの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シングヴェトリル国立公園（2004年 / 基準：(iii)(vi)）

インドの世界遺産（基準(vi)：13件）

• レッド･フォートの建造物群（2007年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• ゴアの教会群と修道院群（1986年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• アジャンター石窟群（1983年 / 基準：(i)(ii)(iii)(vi)）
• エローラ石窟群（1983年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• コナーラクの太陽神寺院（1984年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• マハーバリプラムの建造物群（1984年 / 基準：(i)(ii)(iii)(vi)）
• サーンチーの仏教建造物群（1989年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ブッダガヤの大菩提寺（2002年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園（2004年 / 基準：(iii)(iv)(v)(vi)）
• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• ビハール州ナーランダ・マハーヴィハーラ（ナーランダ大学）の遺跡（2016年 / 基準：(iv)(vi)）
• カンチェンゾンガ国立公園（2016年 / 基準：(iii)(vi)(vii)(x)）
• ジャイプールシティ、ラジャスタン（2019年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

インドネシアの世界遺産（基準(vi)：3件）

• ボロブドゥル寺院遺跡群（1991年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• サンギラン初期人類遺跡（1996年 / 基準：(iii)(vi)）
• バリ州の文化的景観：トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム（2012年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

イランの世界遺産（基準(vi)：5件）

• ペルセポリス（1979年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• イスファハンのイマーム広場（1979年 / 基準：(i)(v)(vi)）
• タハテ・スレマーン（2003年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• イランのアルメニア修道院群（2008年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• ペルシャ庭園（2011年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）

イラクの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ハトラ（1985年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• バビロン（2019年 / 基準：(iii)(vi)）

イスラエルの世界遺産（基準(vi)：4件）

• エルサレムの旧市街とその城壁群（1981年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• マサダ（2001年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• 聖書時代の遺丘群-メギッド、ハツォール、ベエル・シェバ（2005年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ハイファ及び西ガリラヤ地方のバハイ聖地群（2008年 / 基準：(iii)(vi)）

イタリアの世界遺産（基準(vi)：13件）

• ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂（1980年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ヴァルカモニカの岩絵群（1979年 / 基準：(iii)(vi)）
• フィレンツェ歴史地区（1982年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• トスカナ地方のメディチ家の別荘と庭園群（2013年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ヴェネツィアとその潟（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• ピサのドゥオモ広場（1987年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• フェッラーラ：ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯（1995年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ（1998年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• アッシージ、聖フランチェスコ聖堂と関連遺跡群（2000年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• ティヴォリのエステ家別荘（2001年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• オルチア渓谷（2004年 / 基準：(iv)(vi)）
• シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡（2005年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• イタリアのロンゴバルド族：権勢の足跡（568-774年）（2011年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

ジャマイカの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ブルーマウンテン山脈とジョン・クロウ山地（2015年 / 基準：(iii)(vi)(x)）

日本の世界遺産（基準(vi)：10件）

• 法隆寺地域の仏教建造物（1993年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• 原爆ドーム（1996年 / 基準：(vi)）
• 厳島神社（1996年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• 古都奈良の文化財（1998年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 日光の社寺（1999年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• 琉球王国のグスク及び関連遺産群（2000年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• 紀伊山地の霊場と参詣道（2004年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 平泉-仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群（2011年 / 基準：(ii)(vi)）
• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• 富士山−信仰の対象と芸術の源泉（2013年 / 基準：(iii)(vi)）

カザフスタンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

ヨルダンの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ウム・エル-ラサス（キャストロ・メファ）（2004年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• 洗礼の地〝ヨルダン川対岸のベタニア″（アル・マグタス）（2015年 / 基準：(iii)(vi)）

ケニアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ラム旧市街（2001年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ミジケンダの聖なるカヤの森林（2008年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

韓国の世界遺産（基準(vi)：2件）

• 海印寺大蔵経板殿（1995年 / 基準：(iv)(vi)）
• 朝鮮王朝の王墓群（2009年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

キルギスの世界遺産（基準(vi)：2件）

• スライマン-トー聖山（2009年 / 基準：(iii)(vi)）
• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

ラオスの世界遺産（基準(vi)：1件）

• チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群（2001年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

レバノンの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ビブロス（1984年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• ティール（1984年 / 基準：(iii)(vi)）

ラトビアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

リビアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• クーリナの古代遺跡（1982年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

リトアニアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

マダガスカルの世界遺産（基準(vi)：1件）

• アンブヒマンガの丘の王領地（2001年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

マラウイの世界遺産（基準(vi)：1件）

• チョンゴニ・ロック-アート地域（2006年 / 基準：(iii)(vi)）

マルタの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ヴァレッタ市街（1980年 / 基準：(i)(vi)）

モーリシャスの世界遺産（基準(vi)：2件）

• アプラヴァシ・ガート（2006年 / 基準：(vi)）
• ル・モーンの文化的景観（2008年 / 基準：(iii)(vi)）

メキシコの世界遺産（基準(vi)：4件）

• 古代都市テオティワカン（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 古都グアナフアトとその銀鉱群（1988年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• モレリア歴史地区（1991年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群（2006年 / 基準：(ii)(iv)(v)(vi)）

モンゴルの世界遺産（基準(vi)：1件）

• 大ボルハン・ハルドゥン山とその周辺の聖なる景観（2015年 / 基準：(iv)(vi)）

モルドバの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

モンテネグロの世界遺産（基準(vi)：1件）

• 中世墓碑ステチュツィの墓所群（2016年 / 基準：(iii)(vi)）

モロッコの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ヴォルビリスの古代遺跡（1997年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

モザンビークの世界遺産（基準(vi)：1件）

• モザンビーク島（1991年 / 基準：(iv)(vi)）

ネパールの世界遺産（基準(vi)：2件）

• カトマンズの谷（1979年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• 仏陀の生誕地ルンビニ（1997年 / 基準：(iii)(vi)）

バヌアツの世界遺産（基準(vi)：1件）

• 首長ロイ・マタの地（2008年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

ニュージーランドの世界遺産（基準(vi)：1件）

• トンガリロ国立公園（1990年 / 基準：(vi)(vii)(viii)）

ナイジェリアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• スクルの文化的景観（1999年 / 基準：(iii)(v)(vi)）
• オスン-オソボ聖林（2005年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

ノルウェーの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

ミクロネシアの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ナン・マドール：東ミクロネシアの儀式の中心地（2016年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）

マーシャル諸島の世界遺産（基準(vi)：1件）

• ビキニ環礁核実験場（2010年 / 基準：(iv)(vi)）

パキスタンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• タキシラ（1980年 / 基準：(iii)(vi)）

パナマの世界遺産（基準(vi)：1件）

• パナマ・ビエホ古代遺跡とパナマの歴史地区（1997年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

ペルーの世界遺産（基準(vi)：1件）

• カパック・ニャン　アンデスの道（2014年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

ポーランドの世界遺産（基準(vi)：3件）

• ワルシャワ歴史地区（1980年 / 基準：(ii)(vi)）
• アウシュヴィッツ・ビルケナウ　ナチスドイツの強制絶滅収容所（1979年 / 基準：(vi)）
• ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群（2001年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

ポルトガルの世界遺産（基準(vi)：4件）

• アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区（1983年 / 基準：(iv)(vi)）
• リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔（1983年 / 基準：(iii)(vi)）
• トマールのキリスト教修道院（1983年 / 基準：(i)(vi)）
• コインブラ大学−アルタとソフィア（2013年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

ロシアの世界遺産（基準(vi)：6件）

• サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群（1990年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• モスクワのクレムリンと赤の広場（1990年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• ノヴゴロドの文化財とその周辺地区（1992年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• ブルガールの歴史的考古学的遺跡群（2014年 / 基準：(ii)(vi)）
• ノヴォデヴィチ女子修道院群（2004年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

サウジアラビアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ディルイーヤのトライフ（2010年 / 基準：(iv)(v)(vi)）
• ジェッダ歴史地区：メッカへの玄関口（2014年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

セネガルの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ゴレ島（1978年 / 基準：(vi)）
• バサリ地方：バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観（2012年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

セルビアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ストゥデニツァ修道院（1986年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• 中世墓碑ステチュツィの墓所群（2016年 / 基準：(iii)(vi)）

ベトナムの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ハノイ-タンロン王城遺跡中心地区（2010年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）

南アフリカの世界遺産（基準(vi)：3件）

• 南アフリカ人類化石遺跡群（1999年 / 基準：(iii)(vi)）
• ロベン島（1999年 / 基準：(iii)(vi)）
• コマニの文化的景観（2017年 / 基準：(v)(vi)）

ジンバブエの世界遺産（基準(vi)：2件）

• マトボの丘群（2003年 / 基準：(iii)(v)(vi)）
• 大ジンバブエ国立記念物（1986年 / 基準：(i)(iii)(vi)）

スペインの世界遺産（基準(vi)：8件）

• ブルゴス大聖堂（1984年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡（1984年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• サンティアゴ・デ・コンポステーラ（旧市街）（1985年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• セビージャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(vi)）
• サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院（1993年 / 基準：(iv)(vi)）
• サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路：カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群（1993年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群（1997年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区（1998年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

スーダンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群（2003年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）

スウェーデンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

スイスの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献（2016年 / 基準：(i)(ii)(vi)）

シリアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• 古都ダマスクス（1979年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• 古代都市ボスラ（1980年 / 基準：(i)(iii)(vi)）

トーゴの世界遺産（基準(vi)：1件）

• クタマク、バタマリバ人の土地（2004年 / 基準：(v)(vi)）

チュニジアの世界遺産（基準(vi)：3件）

• カルタゴ遺跡（1979年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• エル・ジェムの円形闘技場（1979年 / 基準：(iv)(vi)）
• カイルアン（1988年 / 基準：(i)(ii)(iii)(v)(vi)）

トルコの世界遺産（基準(vi)：5件）

• トロイの古代遺跡（1998年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• エフェソス（2015年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）
• ブルサとジュマルクズック：オスマン帝国発祥の地（2014年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• ペルガモンとその重層的な文化的景観（2014年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(vi)）
• アフロディシアス（2017年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(vi)）

ウガンダの世界遺産（基準(vi)：1件）

• カスビのブガンダ王国歴代国王の墓（2001年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）

ウクライナの世界遺産（基準(vi)：1件）

• シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群（2005年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

エジプトの世界遺産（基準(vi)：5件）

• メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯（1979年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• 古代都市テーベとその墓地遺跡（1979年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群（1979年 / 基準：(i)(iii)(vi)）
• カイロ歴史地区（1979年 / 基準：(i)(v)(vi)）
• 聖カトリーナ修道院地域（2002年 / 基準：(i)(iii)(iv)(vi)）

イギリスの世界遺産（基準(vi)：7件）

• ダラム城と大聖堂（1986年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• アイアンブリッジ峡谷（1986年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• イギリス湖水地方（2017年 / 基準：(ii)(v)(vi)）
• ニュー・ラナーク（2001年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）
• カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会（1988年 / 基準：(i)(ii)(vi)）
• 河港都市グリニッジ（1997年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）
• ジョドレルバンク天文台（2019年 / 基準：(i)(ii)(iv)(vi)）

タンザニアの世界遺産（基準(vi)：2件）

• ザンジバル島のストーン・タウン（2000年 / 基準：(ii)(iii)(vi)）
• コンドア・ロック-アート遺跡群（2006年 / 基準：(iii)(vi)）

アメリカの世界遺産（基準(vi)：5件）

• 独立記念館（1979年 / 基準：(vi)）
• プエルト・リコのラ・フォルタレサとサン・ファン国定史跡（1983年 / 基準：(vi)）
• 自由の女神像（1984年 / 基準：(i)(vi)）
• シャーロットヴィルのモンティセロとヴァージニア大学（1987年 / 基準：(i)(iv)(vi)）
• パパハナウモクアケア（2010年 / 基準：(iii)(vi)(viii)(ix)(x)）

ブルキナファソの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ブルキナファソの古代の鉄冶金サイト（2019年 / 基準：(iii)(iv)(vi)）

ウズベキスタンの世界遺産（基準(vi)：1件）

• ブハラ歴史地区（1993年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

イエメンの世界遺産（基準(vi)：2件）

• サナア旧市街（1986年 / 基準：(iv)(v)(vi)）
• 古都ザビード（1993年 / 基準：(ii)(iv)(vi)）

登録基準(vi)の特徴と傾向

登録基準 (vi) に該当する遺産には、歴史的・文化的・精神的価値が強く反映されています。

【主な特徴・傾向】

• 遺産そのものより「場所の象徴性」が評価されるケースが多い
• 宗教、思想、政治など、人類史に決定的影響を与えた事象と結びついている
• 文学・芸術の舞台として知られる遺産も多く、文化的ストーリー性が強い
• 現在も伝統や儀式が続く場所など、生きた文化を示すものも含まれる

基準 (vi) の遺産は、物質的価値だけでは評価できない「人類の精神史」を解き明かす鍵であり、文化遺産の中でも特に象徴性の高いカテゴリーです。

関連リンク

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