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ウルル-カタ・ジュタ国立公園

オセアニア / オーストラリア / 複合遺産

基本情報

遺跡名称 ウルル-カタ・ジュタ国立公園
遺跡名称(英語) Uluru-Kata Tjuta National Park
国名 オーストラリア
登録区分 複合遺産  
登録基準(登録基準とは) (v)(vi)(vii)(viii)
世界遺産登録年 1987年
資産面積 132566ha

世界遺産「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」の登録理由や特徴について

ウルル・カタジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)は、オーストラリアの中央部に位置する壮大な自然保護区域で、その広大な赤土の平原にそびえる驚異的な地質形成物が特徴です。この公園は、ウルル(エアーズロック)としても知られる巨大な一枚岩と、西に位置するカタジュタ(オルガ山)から成っています。ウルルは、世界で最も古い人類社会の一つであるアナング族(Anangu Aboriginal people)の伝統的な信仰体系において重要な意味を持ち、彼らの文化と歴史に深く根ざしています。

ウルルは、太陽の光によって様々な色に変化することで知られており、特に朝日や夕日が岩肌を照らす瞬間は、訪れる人々にとって忘れがたい経験となります。一方、カタジュタは36の岩のドームから成り、その独特な形状は風や水による侵食によって形成されました。これらの地形は、アナング文化において儀式や物語が語られる場所でもあり、訪れる誰もがその神秘的な雰囲気に圧倒されます。

この国立公園は1987年にユネスコの世界遺産に登録され、自然の美しさと文化的価値の両方が評価されています。訪れる際には、アナング族の文化や土地の精神を尊重することが重要です。この地域は観光地としても人気があり、多くのトレイルが整備されているため、ハイキングや野生動物観察を楽しむことができます。また、ガイド付きツアーでは、アナングの人々が語る土地にまつわる物語や、その生活様式について学ぶことができ、より深い理解を得ることができます。

ウルル・カタジュタ国立公園は、その美しい景観だけでなく、深い文化的意義をもった場所です。訪れることで、自然の力を感じ、古代の文化の知恵に触れることができる特別な体験が待っています。これらの理由から、この国立公園は世界中の旅行者にとって必見の観光スポットの一つとなっています。

「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」はどこにある?