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アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ

ヨーロッパ / イタリア / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ
遺跡名称(英語) Archaeological Area and the Patriarchal Basilica of Aquileia
国名 イタリア
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iii)(iv)(vi)
世界遺産登録年 1998年
資産面積 155.43ha

世界遺産「アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ」の登録理由や特徴について

アクイレイア(Aquileia)は、イタリアのフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に位置する歴史的な都市であり、古代ローマ帝国の初期において最大かつ最も裕福な都市の一つとして栄えました。この都市は5世紀中頃、アッティラによって壊滅的な打撃を受け、その後の発掘作業が進むまでほとんどは未発掘のまま地中に保存されています。アクイレイアはその膨大な遺跡が未発見なため、類まれな考古学的保護区域として価値があります。

特に注目すべきは、アクイレイアに存在するパトリアーカル・バジリカ(Patriarchal Basilica)です。この大聖堂は、その卓越した建築と特に美しいモザイク床で知られています。このバジリカは、中央ヨーロッパの広範な地域におけるキリスト教の伝播において重要な役割を果たしました。聖堂内部には、色彩豊かなモザイクが施されており、これらはローマ時代の宗教的なシンボルを実に見事に反映しています。

アクイレイアの考古学的遺跡は、今なお解明されていない部分が多くあり、考古学者たちにとっての宝庫とされています。都市は、古代ローマの都市計画や公共施設の構造を示す些細な遺物が多く見つかっており、その発掘によってローマ時代の人々の日常生活や社会構造について新たな知見を得ることが期待されています。

また、アクイレイアはその豊かな歴史にもかかわらず、訪れる観光客にとってあまり知られていない存在でもあります。しかし、観光客がこの地を訪れることで、古代ローマの雄大さやキリスト教の発展に関する重要な証人を直接目にすることができるでしょう。アクイレイアの考古遺跡とバジリカは、ユネスコの世界遺産にも登録されており、その価値が広く認められています。これにより、アクイレイアの魅力は国内外の多くの人々に再発見されつつあります。

アクイレイアに足を運ぶことは、歴史の奥深くに触れる素晴らしい機会であり、過去の栄光を体感するための貴重な体験となるでしょう。

「アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ」はどこにある?

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