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サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)

ヨーロッパ / スペイン / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)
遺跡名称(英語) Santiago de Compostela (Old Town)
国名 スペイン
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)(vi)
世界遺産登録年 1985年
資産面積 107.59ha

世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)」の登録理由や特徴について

サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街は、スペイン北西部に位置する有名な巡礼地であり、キリスト教徒によるイスラムに対する戦いの象徴ともなっています。10世紀末にムスリムによって破壊されたこの地域は、11世紀に完全に再建されました。現在、旧市街にはロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式の美しい建物が立ち並び、世界で最も美しい都市空間のひとつとされています。

旧市街の中心には、聖ヤコブの墓と大聖堂があり、これらの最古のモニュメントが集まっています。特に大聖堂は、巡礼の目的地としての重要な役割を果たし、多くの巡礼者が訪れます。この大聖堂には「グロリアのポルティコ」と呼ばれる素晴らしい彫刻門があります。これは、11世紀に造られたもので、聖なる光が人々に差し込む様子を象徴しています。

また、旧市街内には美しい石畳の通りや歴史的な広場があり、観光客や地元の人々で賑わっています。特に「オブラドイロ広場」は、大聖堂の正面に位置し、観光の拠点として利用されることが多く、周囲のカフェやレストランでくつろぐ人々の姿が見られます。この場では、伝統的なガリシア料理を味わうこともでき、地域の文化を体験する良い機会でもあります。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、その歴史的・文化的価値は国際的にも評価されています。街を歩くことで、スペインの豊かな歴史や伝統を感じることができ、また、多くの巡礼者と交流することができる貴重な体験となるでしょう。

この街は、古代の宗教的な目的地であるだけでなく、アート、文化、歴史が交錯する場所でもあり、訪れる人々に深い感動を与えています。サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街を訪れる際には、その美しさと歴史をじっくりと堪能し、この特別な場所の一部となることをお勧めします。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)」はどこにある?

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