世界遺産：登録基準 (v) の遺産一覧

登録基準(v)の意味

登録基準 (v) の定義
登録基準 (v) は、「伝統的な人間の集落や土地利用、または海洋利用の顕著な例で、ある文化や人類と環境の相互作用を示すもの」に適用されます。
この基準で評価されるのは、文化と自然環境が長期間にわたり調和してきた証拠が残されているかどうかです。農地の段々畑、水利システム、漁業の伝統、山岳や砂漠の厳しい環境に適応した集落など、多様な地域で独自の形態が見られます。
また、この基準は「現代化や環境変化によって消滅の危機にある伝統的生活様式の保全」という点でも重要視されており、文化景観として登録されるケースが多いことも特徴です。

登録基準(v)に該当する世界遺産一覧

アルジェリアの世界遺産（基準(v)：2件）

• ムザブの谷（1982年 / 基準：(ii)(iii)(v)）
• アルジェのカスバ（1992年 / 基準：(ii)(v)）

アンドラの世界遺産（基準(v)：1件）

• マデリウ-ペラフィタ-クラーロル渓谷（2004年 / 基準：(v)）

アゼルバイジャンの世界遺産（基準(v)：1件）

• シェキの歴史地区とハーン宮殿（2019年 / 基準：(ii)(v)）

アルゼンチンの世界遺産（基準(v)：1件）

• ケブラーダ・デ・ウマワーカ（2003年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

オーストラリアの世界遺産（基準(v)：2件）

• ウルル-カタ・ジュタ国立公園（1987年 / 基準：(v)(vi)(vii)(viii)）
• ブジビム文化的景観（2019年 / 基準：(iii)(v)）

オーストリアの世界遺産（基準(v)：2件）

• フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観（2001年 / 基準：(v)）
• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）

ボリビアの世界遺産（基準(v)：1件）

• チキトスのイエズス会伝道施設群（1990年 / 基準：(iv)(v)）

ブラジルの世界遺産（基準(v)：3件）

• サン・ルイス歴史地区（1997年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• リオデジャネイロ：山と海の間のカリオッカの景観（2012年 / 基準：(v)(vi)）
• パラチーとグランデ島–文化と生物多様性（2019年 / 基準：(v)(x)）

カナダの世界遺産（基準(v)：2件）

• ルーネンバーグ旧市街（1995年 / 基準：(iv)(v)）
• グラン・プレの景観（2012年 / 基準：(v)(vi)）

チリの世界遺産（基準(v)：1件）

• ラパ・ヌイ国立公園（1995年 / 基準：(i)(iii)(v)）

中国の世界遺産（基準(v)：9件）

• 泰山（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)(vii)）
• 莫高窟（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• 麗江旧市街（1997年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• 蘇州古典園林（1997年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)）
• 安徽南部の古村落-西逓・宏村（2000年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• 紅河ハニ棚田群の文化的景観（2013年 / 基準：(iii)(v)）
• 福建の土楼（2008年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• 古代高句麗王国の首都と古墳群（2004年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)）
• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

コロンビアの世界遺産（基準(v)：2件）

• サンタ・クルーズ・デ・モンポスの歴史地区（1995年 / 基準：(iv)(v)）
• コロンビアのコーヒー産地の文化的景観（2011年 / 基準：(v)(vi)）

クロアチアの世界遺産（基準(v)：1件）

• スタリー・グラード平原（2008年 / 基準：(ii)(iii)(v)）

キューバの世界遺産（基準(v)：4件）

• オールド・ハバナとその要塞群（1982年 / 基準：(iv)(v)）
• トリニダードとロス・インヘニオス渓谷（1988年 / 基準：(iv)(v)）
• サンティアゴ・デ・クーバのサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城（1997年 / 基準：(iv)(v)）
• カマグェイの歴史地区（2008年 / 基準：(iv)(v)）

チェコの世界遺産（基準(v)：1件）

• クラドルビナトラベムでの儀式馬の繁殖と訓練の風景（2019年 / 基準：(iv)(v)）

デンマークの世界遺産（基準(v)：2件）

• グリーンランドのグヤダー：氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観（2017年 / 基準：(v)）
• アーシヴィスイト＝ニピサット、氷と海の間のイヌイットの狩場（2018年 / 基準：(v)）

エクアドルの世界遺産（基準(v)：1件）

• サンタ･アナ･デ･ロス･リオス・クエンカの歴史地区（1999年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

エチオピアの世界遺産（基準(v)：2件）

• ハラール・ジャゴル要塞歴史都市（2006年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)）
• コンソの文化的景観（2011年 / 基準：(iii)(v)）

フィンランドの世界遺産（基準(v)：1件）

• ラウマ旧市街（1991年 / 基準：(iv)(v)）

フランスの世界遺産（基準(v)：5件）

• ピレネー山脈-ペルデュ山（1997年 / 基準：(iii)(iv)(v)(vii)(viii)）
• コースとセヴェンヌの地中海性農牧地の文化的景観（2011年 / 基準：(iii)(v)）
• アルビ司教都市（2010年 / 基準：(iv)(v)）
• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）
• ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ（2015年 / 基準：(iii)(v)）

ジョージアの世界遺産（基準(v)：1件）

• アッパー・スヴァネティ（1996年 / 基準：(iv)(v)）

パレスチナ国の世界遺産（基準(v)：1件）

• パレスチナ：オリーブとワインの地−エルサレム南部バティールの文化的景観（2014年 / 基準：(iv)(v)）

ドイツの世界遺産（基準(v)：2件）

• ライン渓谷中流上部（2002年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）

ガーナの世界遺産（基準(v)：1件）

• アシャンティの伝統的建築物群（1980年 / 基準：(v)）

ギリシャの世界遺産（基準(v)：3件）

• アトス山（1988年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)(vi)(vii)）
• メテオラ（1988年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)(vii)）
• ロードス島の中世都市（1988年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

ハンガリーの世界遺産（基準(v)：4件）

• ホローケーの古村落とその周辺地区（1987年 / 基準：(v)）
• ホルトバージ国立公園-プッツァ（1999年 / 基準：(iv)(v)）
• フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観（2001年 / 基準：(v)）
• トカイワイン産地の歴史的文化的景観（2002年 / 基準：(iii)(v)）

インドの世界遺産（基準(v)：3件）

• ビンベットカのロック・シェルター群（2003年 / 基準：(iii)(v)）
• チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園（2004年 / 基準：(iii)(iv)(v)(vi)）
• 古都アフマダーバード（2017年 / 基準：(ii)(v)）

インドネシアの世界遺産（基準(v)：1件）

• バリ州の文化的景観：トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム（2012年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

イランの世界遺産（基準(v)：6件）

• イスファハンのイマーム広場（1979年 / 基準：(i)(v)(vi)）
• バムとその文化的景観（2004年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)）
• シューシュタルの歴史的水利施設（2009年 / 基準：(i)(ii)(v)）
• メイマンドの文化的景観（2015年 / 基準：(v)）
• 古都ヤズド（2017年 / 基準：(iii)(v)）
• ファールス地方のサーサーン朝考古景観 （2018年 / 基準：(ii)(iii)(v)）

イラクの世界遺産（基準(v)：1件）

• 南イラクのアフワール：生物の避難所と古代メソポタミア都市景観の残影（2016年 / 基準：(iii)(v)(ix)(x)）

イスラエルの世界遺産（基準(v)：4件）

• アッコ旧市街（2001年 / 基準：(ii)(iii)(v)）
• 香料の道-ネゲヴ砂漠都市（2005年 / 基準：(iii)(v)）
• 洞窟の地の小宇宙としてのユダヤ低地のマレシャとベイト・グブリンの洞窟群（2014年 / 基準：(v)）
• 人類の進化を示すカルメル山の遺跡：ナハル・メアロット/ワディ・エルムガーラ渓谷の洞窟群（2012年 / 基準：(iii)(v)）

イタリアの世界遺産（基準(v)：13件）

• ヴェネツィアとその潟（1987年 / 基準：(i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園（1993年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• クレスピ・ダッダ（1995年 / 基準：(iv)(v)）
• フェッラーラ：ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯（1995年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)(vi)）
• アルベロベッロのトゥルッリ（1996年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• サヴォイア王家の王宮群（1997年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)）
• ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群（パルマリア、ティーノ及びティネット島）（1997年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域（1997年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• アマルフィ海岸（1997年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々（シチリア島南東部）（2002年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)）
• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）
• ピエモンテの葡萄畑景観：ランゲ・ロエロ・モンフェッラート（2014年 / 基準：(iii)(v)）
• プロセッコディコネリアーノとヴァルドッビアーデンの丘（2019年 / 基準：(v)）

日本の世界遺産（基準(v)：2件）

• 白川郷・五箇山の合掌造り集落（1995年 / 基準：(iv)(v)）
• 石見銀山遺跡とその文化的景観（2007年 / 基準：(ii)(iii)(v)）

カザフスタンの世界遺産（基準(v)：1件）

• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

ヨルダンの世界遺産（基準(v)：1件）

• ワディ・ラム保護地域（2011年 / 基準：(iii)(v)(vii)）

ケニアの世界遺産（基準(v)：3件）

• ミジケンダの聖なるカヤの森林（2008年 / 基準：(iii)(v)(vi)）
• モンバサのジーザス要塞（2011年 / 基準：(ii)(v)）
• シムリッチオヒンガ遺跡（2018年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

キルギスの世界遺産（基準(v)：1件）

• シルクロード：長安−天山回廊の交易路網（2014年 / 基準：(ii)(iii)(v)(vi)）

ラオスの世界遺産（基準(v)：1件）

• ルアン・パバンの町（1995年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

リビアの世界遺産（基準(v)：1件）

• ガダーミスの旧市街（1986年 / 基準：(v)）

リトアニアの世界遺産（基準(v)：1件）

• クルシュー砂州（2000年 / 基準：(v)）

マリの世界遺産（基準(v)：2件）

• トンブクトゥ（1988年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• バンディアガラの断崖（ドゴン人の地）（1989年 / 基準：(v)(vii)）

モーリタニアの世界遺産（基準(v)：1件）

• ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落（1996年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

メキシコの世界遺産（基準(v)：2件）

• メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ（1987年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)）
• リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群（2006年 / 基準：(ii)(iv)(v)(vi)）

モロッコの世界遺産（基準(v)：4件）

• フェス旧市街（1981年 / 基準：(ii)(v)）
• マラケシ旧市街（1985年 / 基準：(i)(ii)(iv)(v)）
• アイット-ベン-ハドゥの集落（1987年 / 基準：(iv)(v)）
• テトゥアン旧市街（旧名ティタウィン）（1997年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

オマーンの世界遺産（基準(v)：1件）

• アフラージュ、オマーンの灌漑システム（2006年 / 基準：(v)）

ナミビアの世界遺産（基準(v)：1件）

• トゥウェイフルフォンテーン（2007年 / 基準：(iii)(v)）

オランダの世界遺産（基準(v)：3件）

• スホクラントとその周辺（1995年 / 基準：(iii)(v)）
• アムステルダムのディフェンス・ライン（1996年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• 港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島（1997年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

バヌアツの世界遺産（基準(v)：1件）

• 首長ロイ・マタの地（2008年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

ナイジェリアの世界遺産（基準(v)：1件）

• スクルの文化的景観（1999年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

ノルウェーの世界遺産（基準(v)：2件）

• レーロース鉱山都市とその周辺（1980年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• 西ノルウェーフィヨルド群-ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド（2004年 / 基準：(v)）

パラオの世界遺産（基準(v)：1件）

• 南ラグーンのロックアイランド群（2012年 / 基準：(iii)(v)(vii)(ix)(x)）

フィリピンの世界遺産（基準(v)：1件）

• フィリピン・コルディリェーラの棚田群（1995年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

ポルトガルの世界遺産（基準(v)：3件）

• シントラの文化的景観（1995年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• アルト・ドウロ・ワイン生産地域（2001年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• ピーコ島のブドウ園文化の景観（2004年 / 基準：(iii)(v)）

カタールの世界遺産（基準(v)：1件）

• アル・ズバラ考古遺跡（2013年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

ルーマニアの世界遺産（基準(v)：1件）

• シギショアラ歴史地区（1999年 / 基準：(iii)(v)）

ロシアの世界遺産（基準(v)：2件）

• キジ島の木造教会（1990年 / 基準：(i)(iv)(v)）
• クルシュー砂州（2000年 / 基準：(v)）

サウジアラビアの世界遺産（基準(v)：2件）

• ディルイーヤのトライフ（2010年 / 基準：(iv)(v)(vi)）
• 進化する文化的景観であるアルアサオアシス（2018年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

セネガルの世界遺産（基準(v)：2件）

• サルーム・デルタ（2011年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• バサリ地方：バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観（2012年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

スロバキアの世界遺産（基準(v)：2件）

• バンスカー・シュティアヴニツァ歴史都市と近隣の工業建築物群（1993年 / 基準：(iv)(v)）
• ヴルコリニェツ（1993年 / 基準：(iv)(v)）

ベトナムの世界遺産（基準(v)：2件）

• 古都ホイアン（1999年 / 基準：(ii)(v)）
• チャン・アン複合景観（2014年 / 基準：(v)(vii)(viii)）

スロベニアの世界遺産（基準(v)：1件）

• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）

南アフリカの世界遺産（基準(v)：3件）

• マプングブエの文化的景観（2003年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)）
• リフタスフェルトの文化的及び植生景観（2007年 / 基準：(iv)(v)）
• コマニの文化的景観（2017年 / 基準：(v)(vi)）

ジンバブエの世界遺産（基準(v)：1件）

• マトボの丘群（2003年 / 基準：(iii)(v)(vi)）

スペインの世界遺産（基準(v)：6件）

• ピレネー山脈-ペルデュ山（1997年 / 基準：(iii)(iv)(v)(vii)(viii)）
• 歴史的城壁都市クエンカ（1996年 / 基準：(ii)(v)）
• エルチェの椰子園（2000年 / 基準：(ii)(v)）
• アタプエルカの古代遺跡（2000年 / 基準：(iii)(v)）
• トラムンタナ山脈の文化的景観（2011年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• リスコカイドの文化的景観とグランカナリアの聖なる山々（2019年 / 基準：(iii)(v)）

スーダンの世界遺産（基準(v)：1件）

• メロイ島の古代遺跡群（2011年 / 基準：(ii)(iii)(iv)(v)）

スウェーデンの世界遺産（基準(v)：6件）

• ハンザ同盟都市ヴィスビュー（1995年 / 基準：(iv)(v)）
• ルーレオーのガンメルスタードの教会街（1996年 / 基準：(ii)(iv)(v)）
• ラポニアン・エリア（1996年 / 基準：(iii)(v)(vii)(viii)(ix)）
• エーランド島南部の農業景観（2000年 / 基準：(iv)(v)）
• ファールンの大銅山地域（2001年 / 基準：(ii)(iii)(v)）
• ヘルシングランドの装飾農場家屋群（2012年 / 基準：(v)）

スイスの世界遺産（基準(v)：2件）

• ラヴォー地区の葡萄畑（2007年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• アルプス山系の先史時代杭上住居跡群（2011年 / 基準：(iv)(v)）

シリアの世界遺産（基準(v)：1件）

• シリア北部の古代村落群（2011年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

トーゴの世界遺産（基準(v)：1件）

• クタマク、バタマリバ人の土地（2004年 / 基準：(v)(vi)）

アラブ首長国連邦の世界遺産（基準(v)：1件）

• アル・アインの遺跡群（2011年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

チュニジアの世界遺産（基準(v)：3件）

• チュニス旧市街（1979年 / 基準：(ii)(iii)(v)）
• スース旧市街（1988年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• カイルアン（1988年 / 基準：(i)(ii)(iii)(v)(vi)）

トルコの世界遺産（基準(v)：2件）

• ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群（1985年 / 基準：(i)(iii)(v)(vii)）
• サフランボル市街（1994年 / 基準：(ii)(iv)(v)）

ウクライナの世界遺産（基準(v)：2件）

• リヴィフ歴史地区（1998年 / 基準：(ii)(v)）
• 古代都市「タウリカのヘルソネソス」とそのホーラ（2013年 / 基準：(ii)(v)）

エジプトの世界遺産（基準(v)：1件）

• カイロ歴史地区（1979年 / 基準：(i)(v)(vi)）

イギリスの世界遺産（基準(v)：2件）

• セント・キルダ（1986年 / 基準：(iii)(v)(vii)(ix)(x)）
• イギリス湖水地方（2017年 / 基準：(ii)(v)(vi)）

ウズベキスタンの世界遺産（基準(v)：1件）

• イチャン・カラ（1990年 / 基準：(iii)(iv)(v)）

ベネズエラの世界遺産（基準(v)：1件）

• コロとその港（1993年 / 基準：(iv)(v)）

イエメンの世界遺産（基準(v)：2件）

• シバームの旧城壁都市（1982年 / 基準：(iii)(iv)(v)）
• サナア旧市街（1986年 / 基準：(iv)(v)(vi)）

登録基準(v)の特徴と傾向

登録基準 (v) に該当する世界遺産は、自然環境との調和を前提とした伝統的な生活文化が色濃く反映されています。

【主な特徴・傾向】

• 農業、放牧、漁業などの伝統的土地利用が長期間維持されている
• 地理的・気候的条件に適応した独自の集落構造が見られる
• 地域文化と自然環境の相互作用が景観として明確に残っている
• 生活様式が近代化によって失われつつあるケースが多く、保護の必要性が高い
• 文化景観としての登録が多く、世界遺産全体の中でも特に「人間と自然の関係性」を理解するうえで重要な基準

基準 (v) の遺産は、人類が自然と共存しながら築いた生活文化の歴史を深く知るための貴重な証拠といえます。

関連リンク

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