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エフェソス

アシア / トルコ / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 エフェソス
遺跡名称(英語) Ephesus
国名 トルコ
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iii)(iv)(vi)
世界遺産登録年 2015年
資産面積 662.62ha

世界遺産「エフェソス」の登録理由や特徴について

エフェソス(Ephesus)は、かつてカイストロス川の河口に位置した古代都市であり、ギリシャ・ローマ時代の重要な遺跡が数多く残されています。この都市は、コーストラインの後退に伴い、異なる場所に設立されたヘレニズム及びローマの集落から成り立っています。エフェソスの発掘作業では、ローマ帝国時代の壮大な記念碑が発見されており、特に有名なのがセルスス図書館と大劇場です。

エフェソスのもう一つの大きな見どころは、古代の七不思議の一つとされるアルテミス神殿ですが、現在残っている遺構はわずかで、その壮麗さを想像することは容易ではありません。この神殿は古代の巡礼地としても名高く、地中海地域から多くの信者が訪れました。

また、エフェソスから7キロメートルほどの位置には、聖母マリアの家があり、これは5世紀以降、キリスト教徒の重要な巡礼地となりました。この家は、ドーム型の十字形の礼拝堂で、聖母マリアが晩年を過ごした場所とされています。

エフェソスの遺跡群は、古代ローマの港町としての優れた例であり、海路や港の掘り込みが見られます。この地域は、航海の便利さから商業活動が盛んで、政治、文化、宗教の中心地として栄えました。エフェソスの遺跡は、かつての繁栄を物語るものとして、世界遺産にも登録されています。

エフェソスは、その歴史的背景や考古学的価値から、観光名所としても人気があります。多くの訪問者がこの地を訪れ、古代の人々が歩んだ道を辿りながら、当時の生活や文化を体感することができます。また、エフェソスの周囲には、自然豊かな風景が広がっており、訪れる人々を魅了しています。エフェソスは、歴史を学びたい人々や古代文明に興味を持つ人々にとって、必見の場所と言えるでしょう。

「エフェソス」はどこにある?