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リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

ヨーロッパ / ポルトガル / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
遺跡名称(英語) Monastery of the Hieronymites and Tower of Belém in Lisbon
国名 ポルトガル
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iii)(vi)
世界遺産登録年 1983年
資産面積 2.66ha

世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の登録理由や特徴について

リスボンの入江の入り口に立つ「エントランス・オブ・リスボン」は、1502年に建設が始まった「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」を含む世界遺産です。これらの建物は、ポルトガルのアートや文化の真髄を体現しており、特にマヌエル様式(ポルトガル・ルネサンス)での優れた建築技術が見て取れます。

ジェロニモス修道院は、ポルトガルの偉大な航海者バスコ・ダ・ガマに捧げられたもので、彼の真の偉業であるインドへの航海によって国の富と権威を確立しました。修道院の内部は、豪華で複雑な彫刻が施された石造りのアーチと天井が特徴的で、訪れる人々を魅了します。修道院内にはダ・ガマの墓もあり、彼の功績を称える場ともなっています。

近くに位置するベレンの塔は、1540年に建設されたもので、その独特な形状と美しい装飾が印象的です。この塔は、リスボンの要塞としての役割を果たしただけでなく、大航海時代の象徴とされています。かつては防御機能を持ちながら、ポルトガルの船団が出航する際の出発点としても重要な役割を果たしました。塔の上部からは、テージョ川やリスボンの美しい風景を一望することができ、観光客にとって人気のスポットです。

修道院と塔は、ポルトガルの歴史や文化、特に大航海時代の影響を今に伝える貴重な遺産であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。これらの建物は、単に歴史的な跡地に留まらず、訪れる人々にポルトガルの栄光の時代を思い起こさせる場でもあります。リスボンを訪れた際には、ぜひこのエリアを歩き、その壮大な建築美と歴史にふれることをお勧めします。修道院と塔の存在は、ポルトガルの海洋国家としての誇りを感じさせる素晴らしい体験となることでしょう。

「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」はどこにある?