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古都グアナフアトとその銀鉱群

南アメリカ / メキシコ / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 古都グアナフアトとその銀鉱群
遺跡名称(英語) Historic Town of Guanajuato and Adjacent Mines
国名 メキシコ
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)(iv)(vi)
世界遺産登録年 1988年
資産面積 2167.5ha

世界遺産「古都グアナフアトとその銀鉱群」の登録理由や特徴について

グアナフアトは、16世紀初頭にスペイン人によって設立され、18世紀には世界の銀採掘の中心地として知られるようになりました。この繁栄の影響は、町のユニークな景観の中に色濃く残っています。特に特徴的なのは町の「地下街」であり、これは銀鉱採掘の歴史を物語る重要な遺産です。また、「ボカ・デル・インフェルノ」と呼ばれる鉱山のシャフトは、驚くべき600メートルの深さを誇ります。これは訪れる者に圧倒的なスリルと金属の歴史を感じさせます。

グアナフアトの町並みは、バロック様式や新古典主義の美しい建物で彩られており、これらは銀鉱の富によってもたらされたものです。町の中でも特に目を引くのは、「ラ・コンパニーア教会」と「ラ・バレンシアーナ教会」で、これらは中央アメリカや南アメリカのバロック建築の中でも極めて美しい傑作とされています。壮麗なファサードや色彩豊かな内装は、訪れる人々を魅了し続けています。

また、グアナフアトはメキシコの歴史においても重要な場所です。この町は、メキシコ独立戦争の起点となる出来事が数多く発生し、その歴史的な意義も大変高いのです。独立運動に関わったヒーローたちの存在は、町全体に色濃く残っており、今でも多くの祭りや記念行事が行われています。

UNESCOの世界遺産にも登録されているグアナフアトは、歴史的な価値だけでなく、その独特な地形や文化的な魅力から、観光客にとっても人気のスポットです。石畳の道やカラフルな家々、さまざまな見どころが点在し、どこを歩いても新しい発見があります。グアナフアトは、ただの観光地ではなく、歴史と文化が息づく生きた博物館のような存在です。

このように、グアナフアトとその周辺の鉱山は、豊かな歴史と文化、そして驚異的な建築物が融合した魅力的な地域であり、訪れる者に深い感動を与える場所です。この美しい町を訪れ、その歴史に触れることで、訪問者は過去と現在が交差する瞬間を体験することができるでしょう。ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

「古都グアナフアトとその銀鉱群」はどこにある?

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