基本情報
遺跡名称 | モスクワのクレムリンと赤の広場 |
遺跡名称(英語) | Kremlin and Red Square, Moscow |
国名 | ロシア連邦 |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準(登録基準とは) | (i)(ii)(iv)(vi) |
世界遺産登録年 | 1990年 |
資産面積 | 42.1ha |
世界遺産「モスクワのクレムリンと赤の広場」の登録理由や特徴について
モスクワのクレムリンと赤の広場は、ロシアの歴史と文化の象徴であり、ユネスコの世界遺産に登録されています。この場所は、13世紀以降のロシアの重要な歴史的および政治的出来事と切り離せない関係にあります。クレムリンは、14世紀から17世紀にかけて、優れたロシアおよび外国の建築家によって建設されました。かつては大公の居住地であり、また宗教的な中心地でもありました。
クレムリンの壮大な防壁に囲まれたこの地域は、多くの歴史的な建物やモニュメントが立ち並んでいます。特に注目すべきは、赤の広場に位置する聖ワシリイ大聖堂です。この大聖堂は、その独特な形状とカラフルなドームで知られ、ロシア正教会の最も美しいモニュメントの一つとされています。聖ワシリイ大聖堂は、1555年から1561年にかけて、イバン4世(イバン大帝)の命により建設されました。この建物は、その設計と装飾において、ロシアの建築の素晴らしさを表現しています。
クレムリンと赤の広場は、歴史的なイベントが数多く行われてきた場所でもあります。例えば、ロシア革命や第二次世界大戦後のパレードなど、数々の国際的なイベントがここで行われ、人々の記憶に刻まれています。また、クレムリン内には、ロシア大統領の公邸や歴史的な博物館もあり、国の政治の中心地として機能しています。
このエリアは観光名所としても非常に人気があり、多くの観光客が訪れ、ロシアの歴史と文化を肌で感じることができます。歴史ある建物群を散策すると共に、広場で開催されるイベントや式典を観覧することができ、訪れる人々に深い感動を与えています。また、夜になると美しくライトアップされたクレムリンと聖ワシリイ大聖堂は、幻想的な雰囲気を醸し出し、観光客を魅了します。
このように、モスクワのクレムリンと赤の広場は、ただの観光地にとどまらず、ロシアの悠久の歴史に触れることができる特別な場所です。訪れることで、過去と現在が交錯するロシアの息吹を感じることができるでしょう。
「モスクワのクレムリンと赤の広場」はどこにある?