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チュニス旧市街

アフリカ / チュニジア / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 チュニス旧市街
遺跡名称(英語) Medina of Tunis
国名 チュニジア
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (ii)(iii)(v)
世界遺産登録年 1979年
資産面積 296.41ha

世界遺産「チュニス旧市街」の登録理由や特徴について

チュニスのメディナ(Medina of Tunis)は、チュニジアの首都チュニスに位置する歴史的な旧市街で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。このメディナは、12世紀から16世紀にかけて、アルモハディッド朝やハフス朝のもとで栄えた都市の一部であり、イスラム世界の中でも最も偉大で裕福な都市の一つとして知られていました。

メディナには、およそ700の重要な歴史的建造物が点在しています。これには、美しい宮殿、壮大なモスク、荘厳な霊廟、教育の場であるマドラサ、そして水が湧き出る美しい噴水などが含まれています。これらの建物は、その時代の文化、芸術、建築技術の高さを物語る貴重な証拠です。

特に目を引くのが、メディナの中心に位置するザイトゥーナ・モスクです。このモスクは、チュニジアの最古のモスクのひとつであり、イスラム教の信者にとって重要な礼拝の場であるだけでなく、その美しいアーキテクチャーによって観光客にも人気があります。また、メディナの狭い路地や市場(スーク)は、訪れる人々に昔の交易や日常生活の雰囲気を味わわせてくれます。

さらに、メディナの魅力はその独特な文化的融合にもあります。ここには、アラブ、ベルベル、オスマン帝国の影響が色濃く残っており、この多様な文化が建物や生活様式に反映されています。訪れた際には、さまざまな工芸品や伝統料理を楽しむことができ、訪問者はチュニジアの豊かな歴史と文化を感じることができるでしょう。

メディナは、観光客にとっての観光名所や歴史的スポットだけでなく、地元の人々にとって日常の生活の場でもあります。古いと新しいが共存するこの場所では、歴史的な背景を持ちながらも、現代の生活が営まれています。メディナを訪れることは、単なる観光体験だけでなく、チュニジアの深い歴史と文化に触れる貴重な機会となります。そこここに散らばる歴史的建造物や魅力的な市場は、訪れる人々を魅了し続けています。このような理由から、メディナ・オブ・チュニスは、訪れる価値のある素晴らしい歴史的地域であるといえるでしょう。

「チュニス旧市街」はどこにある?