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オールド・ハバナとその要塞群

南アメリカ / キューバ / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 オールド・ハバナとその要塞群
遺跡名称(英語) Old Havana and its Fortification System
国名 キューバ
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iv)(v)
世界遺産登録年 1982年
資産面積 238.7ha

世界遺産「オールド・ハバナとその要塞群」の登録理由や特徴について

オールドハバナとその要塞体系は、キューバの首都ハバナに位置する歴史的な地域で、ユネスコの世界遺産に登録されています。1519年にスペインによって設立されたハバナは、17世紀にはカリブ海における重要な造船センターとなりました。現在では約200万人が住む大都市となっていますが、オールドハバナはその歴史的な景観を大切に残しています。

オールドハバナは、バロック様式や新古典主義様式の建築物が見られる興味深いエリアで、特に印象的なのはその統一感のある私有住宅の数々です。アーケードやバルコニー、鉄製のゲート、内庭を持つこれらの建物は、ハバナの独自の文化と歴史を反映しています。この地域の建築は、植民地時代の特徴を色濃く残しており、訪れる人々に当時の生活や価値観を感じさせてくれます。

オールドハバナには、城壁に囲まれた要塞システムも存在し、特に有名な要塞としては「モロの城(Castillo del Morro)」や「サン・サルバドル・デ・ラ・プンタ要塞」があります。これらの要塞は、海を見渡す戦略的な位置に建てられ、過去には海賊や侵略者から街を守る役割を果たしました。これにより、オールドハバナはその歴史的、文化的価値に加え、軍事史的にも重要な場所となっています。

オールドハバナを訪れる際には、街角のカフェや市場で地元の食文化を楽しむこともおすすめです。また、アートや音楽が豊かに息づくこの街では、ストリートパフォーマンスや芸術展が頻繁に行われており、訪れた人々に活気ある体験を提供しています。さらに、街のあちこちにある美しい広場や公園は、散策やリラックスするための理想的な場所です。

オールドハバナとその要塞体系は、単なる観光地ではなく、キューバの文化と歴史の深さを体感できる場所です。この地域を訪れることで、歴史的な建築や豊かな文化、そして人々の温かさを感じることができるでしょう。彼らの遺産は、これからも未来の世代に引き継がれていくことでしょう。

「オールド・ハバナとその要塞群」はどこにある?