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マラケシ旧市街

アフリカ / モロッコ / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 マラケシ旧市街
遺跡名称(英語) Medina of Marrakesh
国名 モロッコ
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)(iv)(v)
世界遺産登録年 1985年
資産面積 1107ha

世界遺産「マラケシ旧市街」の登録理由や特徴について

マラケシュのメディナ(Medina of Marrakesh)は、1070年から1072年にかけてアルモラヴィード朝によって設立され、長い間政治、経済、文化の中心地として豊かな歴史を有しています。この都市は北アフリカからアンダルシアにかけて、西のイスラム世界に大きな影響を与えました。メディナ内には、当時の印象的なモニュメントが数多く残されています。その中でも特に有名なのが、クートゥビーヤモスク(Koutoubia Mosque)やカスバ(Kasbah)、防壁、壮大な門、庭園などです。

さらに時代が進むと、バンディア宮殿(Bandiâ Palace)やベン・ユセフマドラサ(Ben Youssef Madrasa)、サアディーン廟(Saadian Tombs)など、後の時代の建築的な宝物も数多く築かれました。これらの歴史的建造物は、マラケシュの文化的な豊かさと多様性を示す重要な証拠です。特に、ジャマ・エル・フナ広場(Place Jamaâ El Fna)は、賑やかな屋外劇場のような存在であり、地元の人々や観光客が集まる社交の場としても知られています。ここでは、さまざまなパフォーマンスや食文化を楽しむことができ、毎晩異なる雰囲気が作り出されます。

メディナの狭い路地を歩けば、色とりどりのスーク(市場)や伝統的な工芸品、香辛料の香りなど、感覚を刺激される体験が待っています。また、モロッコ特有のデザイン要素を持つ建築や装飾が目を引き、数世代にわたって受け継がれてきた技術を感じることができます。

マラケシュのメディナは、その歴史的、文化的価値からユネスコの世界遺産としても登録されており、訪れる人々に深い感動を与えています。今なお多くの人々がこの地を訪れ、歴史の息吹を感じ、モロッコの豊かな文化に触れることができます。メディナは、ただの観光地ではなく、イスラム文化と歴史の重要な象徴であり、世界中の人々にとって貴重な経験となることでしょう。

「マラケシ旧市街」はどこにある?