インド

India

「インド」基本情報

正式名称	インド
英語名	India
首都	デリー（Delhi）
公用語	ヒンディー語、英語（イギリス英語）、アッサム語、ベンガル語、ボド語、ドーグリー語、グジャラート語、カンナダ語、カシミール語、コーンカニー語、マイティリー語、マラヤーラム語、マニプル語、マラーティー語、ネパール語、オリヤー語、パンジャーブ語、サンスクリット語、サンタル語、シンド語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語
国歌	ジャナ・ガナ・マナ（jana gaṇa mana）
地域	アジア /南アジア
通貨	インド・ルピー（₹）
パスポート
総人口	14 億3,807万人
平均年齢	28.060歳
国内総生産(GDP)	3兆4,655億4,144万6,546ドル
国民総所得(GNI)	3兆3,962億3,459万1,943ドル
一人当たりGDP	2,445 ドル
一人当たりGNI	2,396 ドル
面積	2,973,190 ㎢
人口密度	483.679人/㎢
CO2総排出量	3,696,639,580トン
一人当たりCO2排出量	2.65トン

「インド」直近20年間人口推移

「インド」の年齢層別人口

「インド」人口統計情報

総人口	14 億3,807万人
男性人口	7 億4,188万人
女性人口	6 億9,618万人
人口変化	+12,733,296人
人口増加率	+0.885%	-
出生数	23,219,489人
平均出産年齢	27.534歳
平均寿命	72.003歳
男性平均寿命	70.522歳
女性平均寿命	73.598歳
総死亡者数	9,507,008人
純移民数	-979,179人

インドの豆知識？

「India」という名称は、古代インダス川（サンスクリット名で「シンドゥー」と呼ばれる）に由来しています。ペルシア語やギリシア語を経て変化し、「インディア」という呼称が広まりました。なお、現地では「インド」のことを「バーラト(Bharat)」とも呼びます。

インドでは、連邦公用語としてヒンディー語や英語に加え、憲法で定められた22の公用語があります。さらに実際には、多数の方言を含めて約19,500もの言語や方言が使われており、世界でも有数の多言語国家です。

タージ・マハルはムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、最愛の妃ムムターズ・マハルのために建てた霊廟です。17世紀半ばに完成し、大理石がふんだんに使われた優美な建築として知られ、1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。

インドの人口は2023年時点で14億人を超えると推定されています。中国と肩を並べる規模で、世界で最も人口が多い国の一つとして知られています。

ムンバイ（旧名ボンベイ）を拠点とする「ボリウッド」は、年間の映画製作本数が世界最多とも言われるほど活発です。華やかなダンスシーンや音楽が特徴で、世界中に多くのファンを持っています。

古代インドの数学者たちが「0（ゼロ）」の概念や十進法を体系的に発展させたとされています。アーリヤバタ（Aryabhata）などの学者が、数学や天文学で大きな功績を残したことでも有名です。

インドの国獣はベンガルトラ（Bengal Tiger）です。力強く優雅な姿から「国の象徴」とされており、インドの豊かな生態系を代表する動物として保護活動も盛んにおこなわれています。

代表的なのが「ディワーリ（Diwali）」と呼ばれる光の祭典です。家や街に灯りをともして祝うほか、色鮮やかな粉を掛け合う「ホーリー（Holi）」も人気の祭りで、春の訪れを祝います。

インドには23万キロ以上の鉄道軌道が敷かれているとも言われ、国有鉄道だけで100万を超える従業員が働いています。列車の本数や利用者数も膨大で、まさに世界でも有数の規模を誇る鉄道ネットワークです。

インドの国鳥はインドクジャク（Indian Peacock）です。鮮やかな羽と独特のディスプレイダンスが魅力で、伝統的に王族や神話のモチーフとしても大切にされてきました。

アジャンタ石窟群やエローラ石窟群、遺跡都市ハンピなど、インドには多様な文化や宗教が反映された数多くの世界遺産があります。壮大な彫刻や壁画なども見どころです。

インドの憲法は細かい条文や規定が多く、世界でも最長の書き上げ憲法といわれています。独立後の複雑な社会情勢を反映し、多民族・多言語国家をまとめるために非常に包括的な内容となっています。

インド宇宙研究機関（ISRO）は、2013年に火星探査機「マンガルヤーン」を世界でも低予算で成功させ、初回で火星軌道到達を果たした国として注目を集めました。さらに月探査計画「チャンドラヤーン」シリーズなど、独自の宇宙開発を積極的に進めています。

チェスの原型とされる「チャトランガ（Chaturanga）」というボードゲームが、古代インドで生まれたと言われています。これが中東やヨーロッパに伝わり、現在のチェスへと発展しました。

スネーク＆ラダーズの原型は「モークシャ・パタム(Moksha Patam)」や「パラマパダ・ソーパナム(Paramapada Sopanam)」という古代インドのボードゲームだとされています。イギリスを経由して世界に広まり、各国で親しまれるゲームになりました。

MAP「インドの首都 - デリー」

インドってどんなところ？

インド（India）は、南アジアに位置する広大で多様性に富む国であり、世界で7番目に大きな国であり、人口では2位を誇ります。インドの面積は約328万平方キロメートルで、約14億人の人々がこの国に住んでいます。インドは、文化的、歴史的、地理的に非常に豊かであり、訪れる人々に独特の体験を提供します。

インドは、多様な文化、言語、宗教、習慣が共存している国です。公式には22の言語が認められており、ヒンディー語と英語が広く使われています。そのほかにも、ベンガル語、タミル語、マラーティー語、ウルドゥー語など、さまざまな言語が地域に根ざし、それぞれの文化を育んでいます。

宗教もインドの重要な側面であり、ヒンドゥー教が大多数を占めていますが、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教なども共存しています。これらの宗教は、インドの祭り、習慣、生活様式に大きな影響を与えており、特にディワリ（光の祭り）、ホーリー（色の祭り）、イード、クリスマスなどは、国中で大いに祝われています。

インドの歴史は古く、数千年にわたり、さまざまな文明が興隆しました。インダス文明やアーリア人の到来、マウリヤ朝やグプタ朝などの王朝が栄え、インドは南アジアの中心的な文化地域として知られています。さらに、13世紀から18世紀にかけてのムガル帝国の時代には、建築や芸術が大きく発展しました。この時期の代表的な建築物には、タージ・マハルがあります。タージ・マハルは、アグラにあり、白大理石で作られた美しい墓廟であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

インドの地理もまた、非常に多様です。北部にはヒマラヤ山脈がそびえ、南部には広大なデカン高原が広がります。東部にはベンガル湾、西部にはアラビア海があります。これらの自然環境は、インドの気候に大きな影響を与えており、モンスーンの影響で四季が明瞭に分かれています。また、インドには多くの国立公園や野生動物保護区があり、トラや象などの多様な動植物が生息しています。

経済面では、インドは急成長している新興国の一つであり、IT産業、製造業、農業など多様な産業が発展しています。特に、バンガロールは「インドのシリコンバレー」とも称され、高度な技術力を持つ企業が集まっています。また、農業は依然としてインド経済の重要な支柱であり、米、小麦、茶、スパイスなど、多くの作物が栽培されています。

インドの料理は、その地域ごとに独特な特徴があり、スパイスの豊かな風味が魅力です。カレー料理やナン、ドーサ、バターチキン、ビリヤニなど、世界中で愛されている多くの料理が存在します。また、インドの伝統的な飲み物であるチャイ（紅茶）は、特に人気があります。

結論として、インドはその文化的な多様性、歴史的な遺産、地理的な美しさ、経済的な成長の可能性など、さまざまな魅力を持つ国です。訪れる人々は、独自の体験と思い出を持ち帰ることができるでしょう。インドは、他の国々とは異なる独自の魅力を持つ国です。