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チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)

アシア / インド / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)
遺跡名称(英語) Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus)
国名 インド
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (ii)(iv)
世界遺産登録年 2004年
資産面積 2.85ha

世界遺産「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)」の登録理由や特徴について

チャトラパティ・シヴァジ・ターミナス(旧名:ビクトリア・ターミナス)は、インドのムンバイに位置する壮大な建築物で、ヴィクトリア朝ゴシック・リバイバル様式の傑作として知られています。このターミナスは、インドの伝統的な建築様式の要素と融合しており、特にムンバイが「ゴシック・シティ」として知られる前の象徴的な存在となっています。設計を手掛けたのは英国人建築家F・W・スティーブンスで、建設は1878年に始まり、10年をかけて完成しました。

チャトラパティ・シヴァジ・ターミナスは、ハイ・ヴィクトリアン・ゴシック様式に従った設計で、特にイタリアの後期中世のモデルに影響を受けています。このターミナスの特徴的な石造ドーム、タレット、尖ったアーチ、そして独特な地面の配置は、インドの伝統的な宮殿建築と緊密に関係しています。このように、異なる文化の交わりを表現したこの建物は、英国の建築家がインドの職人たちと協力して、インドの建築伝統や表現を取り入れた結果生まれた新しいスタイルの象徴でもあります。

ユネスコの世界遺産にも登録されており、チャトラパティ・シヴァジ・ターミナスはムンバイの主要な国際貿易港としての役割を果たしました。そして、この駅はただの交通のハブにとどまらず、旅行者や地元の人々にとってムンバイを訪れる際の重要な地点となっています。駅の外観や内部は、観光客にとっても魅力的な観光スポットであり、多くの人々がその荘厳さと美しさに魅了されています。

近年、この歴史的な建物は保存と維持が図られており、周辺地域には文化的なイベントや展示会も数多く開催されています。チャトラパティ・シヴァジ・ターミナスは、ムンバイの歴史と文化の象徴であり、都市のアイデンティティを形成する重要な要素となっています。この建物の美しさと歴史的意義を享受できる機会は、ムンバイを訪れる人々にとって貴重な経験となるでしょう。

「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)」はどこにある?

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