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オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡

南アメリカ / メキシコ / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡
遺跡名称(英語) Historic Centre of Oaxaca and Archaeological Site of Monte Albán
国名 メキシコ
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)(iii)(iv)
世界遺産登録年 1987年
資産面積 375ha

世界遺産「オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡」の登録理由や特徴について

「オアハカ歴史地区とモンテ・アルバン考古学遺跡」は、メキシコのオアハカ州に位置するユネスコの世界遺産で、1,500年以上にわたってオルメカ、ザポテカ、ミクテカなどのさまざまな民族により栄えた地域です。この遺跡は、その壮大な遺構で知られ、山々を削り取って作り出されたテラス、ダム、運河、ピラミッド、人工の丘などが広がっています。これらは神聖な地形の象徴であり、先住民文化の偉大さを物語っています。

モンテ・アルバンはザポテカ文明の中心地として知られ、高さ400メートルの丘の上に築かれたこの都市は、周囲の圧倒的な自然環境と相まって、美しい景観を形成しています。ここでは、宗教儀式、政治、社会生活が営まれ、貴族や神官たちによる影響力のある社会が構築されました。また、考古学的な発見によっても、当時の生活様式や信仰が明らかにされており、今なお多くの研究が進められています。

一方、近くのオアハカ市はスペイン植民地時代の町づくりの好例です。市のレイアウトはグリッドパターンで、これにより効率的な土地利用が実現されています。オアハカ市の建物は、地震が多い地域に適応する形で建てられており、厚い壁や堅固な構造が特徴的です。これにより、歴史的な建築物が今なお現存し、観光客や研究者にとって貴重な資源となっています。

オアハカとモンテ・アルバンは、地元の文化や歴史を体感できる名所であり、訪れる人々に感動と新たな知識を与えてくれます。この地域を巡ることで、古代文明の遺産やスペイン植民地時代の影響を直に感じることができ、さらにはオアハカ特有の料理や伝統工芸品も楽しむことができます。

ユネスコの世界遺産に登録されているこの場所は、オアハカ州の豊かな歴史と文化を象徴する存在であり、将来的にもその価値を維持し続けるための保護や保存活動が行われています。歴史と自然が交錯するこの地を訪れることで、私たちは過去の人々の営みを学び、彼らが築いた文化の深さに触れることができるでしょう。

「オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡」はどこにある?

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