基本情報
遺跡名称 | サカテカス歴史地区 |
遺跡名称(英語) | Historic Centre of Zacatecas |
国名 | メキシコ |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準(登録基準とは) | (ii)(iv) |
世界遺産登録年 | 1993年 |
資産面積 | 207.72ha |
世界遺産「サカテカス歴史地区」の登録理由や特徴について
ザカテカスの歴史的中心地(Historic Centre of Zacatecas)は、メキシコ中央部に位置する美しい都市で、1536年に豊富な銀鉱脈が発見されたことに始まります。この発見により、ザカテカスは1546年に設立され、16世紀から17世紀にかけて最も繁栄を迎えました。ザカテカスの町は、狭い谷の急な坂に築かれており、壮大な景色が広がっています。町の中心には多くの古い建物、特に宗教的及び市民的な建物が点在しています。
最も注目すべきは、1730年から1760年にかけて建設されたザカテカス大聖堂です。この大聖堂は、町の中心部でひときわ目を引く存在で、その調和のとれたデザインとバロック様式の豊かなファサードが特徴です。特に、ヨーロッパの装飾要素と先住民族のデザインが見事に融合している点が評価されています。
ザカテカスはその歴史的価値により、1982年にはユネスコの世界遺産に登録されました。都市の景観は、銀鉱の繁栄とともに形成され、多くの歴史的建築物がその証拠となっています。訪れる人々は、町の狭い通りや階段を歩きながら、その歴史を肌で感じることができます。
また、ザカテカスは文化的な活動も盛んであり、年に一度、「ザカテカス国際フェスティバル」が開催され、音楽、舞踊、演劇など様々な芸術が披露されます。これにより、地元の人々と観光客が一緒に楽しむことができる場が提供されています。
この町を訪れる際には、古い教会や博物館だけでなく、美しい丘からの眺望も楽しむことができます。特に、エル・ピーク山からの洗練された景色は訪問者にとって忘れられない体験となることでしょう。また、ザカテカスの市場では、地元の特産品や工芸品を購入することができ、地元の文化をより深く理解する手助けとなります。
ザカテカスはその独自の歴史と文化に満ちた場所であり、メキシコを訪れた際には必見のスポットです。美しい街並みと豊かな文化遺産に触れ、鉄則の鮮やかな過去に思いを馳せることができる、まさに魅力的な都市と言えるでしょう。
「サカテカス歴史地区」はどこにある?