基本情報
遺跡名称 | ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所 |
遺跡名称(英語) | Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas |
国名 | ブラジル |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準(登録基準とは) | (i)(iv) |
世界遺産登録年 | 1985年 |
資産面積 | 2.19ha |
世界遺産「ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所」の登録理由や特徴について
ボン・ジェズス・ド・コンゴニャスの聖域(Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas)は、ブラジルのミナスジェライス州に位置し、ベロオリゾンテの南にあります。この聖域は18世紀後半に建設され、その優雅なロココ様式の内部はイタリアの影響を受けた美しいもので、訪れる人々を魅了しています。
聖域の中心には教会があり、その内部装飾は華やかで繊細なデザインが特徴です。特に目を引くのは、イタリアのバロック芸術の影響を受けた優れた技術で造られた数々の彫刻です。教会の外には、預言者たちを象った彫像で飾られた壮大な階段があります。この階段は、聖域への重要なアクセスルートであり、その装飾は神聖な雰囲気を醸し出しています。
また、ボン・ジェズス・ド・コンゴニャスの聖域には、十字架の道を描いた七つのチャペルが点在しています。これらのチャペルには、ブラジルの彫刻家アレイジャジーニョ(Aleijadinho)が手掛けた多色彩の彫刻が展示されており、彼の作品は非常に独創的で感情豊かなバロック芸術の傑作とされています。アレイジャジーニョは、その技術と表現力から、ブラジルの芸術において特別な位置を占める人物です。
この聖域は、その歴史的・文化的価値からユネスコの世界遺産に登録されています。多くの観光客がこの地を訪れ、歴史的な建築や芸術作品を楽しみ、ブラジルの豊かな文化を体験しています。また、訪問者は聖域の静寂な環境の中で、精神的なひとときを過ごすこともできます。
サンクチュアリの周辺には、美しい風景や自然も広がっており、訪れる人々にとっては、心を癒す空間となっています。ボン・ジェズス・ド・コンゴニャスの聖域は、ブラジルの宗教と文化の歴史を理解する上で重要な場所であり、多くの人々にとって特別な意味を持っています。
「ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所」はどこにある?