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パンプーリャ近代建築群

南アメリカ / ブラジル / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 パンプーリャ近代建築群
遺跡名称(英語) Pampulha Modern Ensemble
国名 ブラジル
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)(iv)
世界遺産登録年 2016年
資産面積 154ha

世界遺産「パンプーリャ近代建築群」の登録理由や特徴について

パンプルハ・モダンアンサンブルは、ブラジル・ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテに位置する、1940年に創設されたビジョンあふれるガーデンシティプロジェクトの中心地です。人工湖を中心に設計されたこの文化・レジャーセンターには、カジノ、ボールルーム、ゴルフ・ヨットクラブ、そしてサン・フランシスコ・デ・アシス教会が含まれています。これらの建物は、著名な建築家オスカー・ニーマイヤーによってデザインされ、革新的なアーティストたちと共に創り上げられました。

パンプルハ・モダンアンサンブルは、コンクリートの塑性の可能性を最大限に引き出した大胆な形状を特徴とし、建築、ランドスケープデザイン、彫刻、そして絵画が調和をもって融合しています。これにより、ブラジルの気候や自然環境、地域の伝統が現代建築の原則に与えた影響が反映されています。建物自体は、ブラジルの文化的コンテクストの中で生まれた独自のスタイルを持ち、見る者に新しい美的体験を提供します。

特に注目すべきは、サン・フランシスコ・デ・アシス教会です。教会はその波打つ屋根と曲線的なデザインが特徴で、この地域の宗教的・文化的なアイデンティティを象徴しています。また、この教会はニーマイヤーの代表作の一つとも見なされており、彼のデザイン哲学が色濃く表れています。

パンプルハ・モダンアンサンブルは、単なる建築物の集合体ではなく、ブラジルの近代文化と芸術が交錯する重要な場所です。この地で創造されたすべての要素は、時を超えて人々に感動を与え、今日に至るまで多くの観光客や地元住民に愛されています。そのため、ユネスコの世界遺産にも登録されており、建築やデザインに興味を持つ人々にとって必見のスポットといえるでしょう。

訪れる人々は、パンプルハの美しい景観や、建物の独特なデザインを楽しむことができ、また周囲の自然との調和をも体感できます。これらの要素が一体化したパンプルハ・モダンアンサンブルは、現代建築の中でも特異な存在として、多くの人々に影響を与え続けています。

「パンプーリャ近代建築群」はどこにある?