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グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)

南アメリカ / ブラジル / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
遺跡名称(英語) Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini, Santa Ana, Nuestra Señora de Loreto and Santa Maria Mayor (Argentina), Ruins of Sao Miguel das Missoes (Brazil)
国名 ブラジル
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iv)
世界遺産登録年 1983年

世界遺産「グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル) 」の登録理由や特徴について

「グアラニーのイエズス会宣教所群」は、アルゼンチンのサン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・ラ・マヨール、そしてブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミッソンの遺跡が含まれています。これらの遺跡は、17世紀から18世紀にかけて、グアラニー族のために建設されたイエズス会の宣教所の素晴らしい遺構であり、熱帯の森林の中心に位置しています。

イエズス会宣教所は、当時のヨーロッパの宗教活動の一環として、先住民にキリスト教を伝えるために設立されました。彼らはただ宗教的な普及だけでなく、農業、手工業、教育も推進し、グアラニー族と密接に結びついたコミュニティを形成しました。これにより、彼らは独自の文化として発展を遂げ、ヨーロッパと先住民の融合が見られる場となりました。

サン・イグナシオ・ミニは、最も有名な遺跡の一つで、壮大な教会の遺構と広場が特徴です。サンタ・アナは、より小規模ですが、美しい装飾が施された教会の遺跡で、訪れる人々に深い感銘を与えます。ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレトは、対照的な建築スタイルを持つ遺跡で、様々な文化的影響を受けていることがわかります。また、サンタ・マリア・ラ・マヨールには、豪華な彫刻や装飾が施され、高い技術力を示しています。

ブラジルにあるサン・ミゲル・ダス・ミッソンは、これらの宣教所の中でも特に良好な状態で保存されており、訪問者はその壮大な規模と美しさに圧倒されることでしょう。これらの遺跡は、イエズス会の活動とグアラニー族の歴史を物語る重要な文化的遺産であり、現代においても多くの研究者や観光客が訪れています。

これらの遺跡群は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、その価値が国際的に認められています。イエズス会の宣教所群は、単なる宗教的な施設ではなく、社会、文化、経済の多面的な交流の場でもありました。そのため、これらを訪れることで、過去の歴史的な背景や、先住民とヨーロッパの文化が交わる場所を深く理解することができます。グアラニーのイエズス会宣教所群は、歴史の重要な側面を映し出す、貴重な遺産です。

「グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル) 」はどこにある?