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バターリャの修道院

ヨーロッパ / ポルトガル / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 バターリャの修道院
遺跡名称(英語) Monastery of Batalha
国名 ポルトガル
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(ii)
世界遺産登録年 1983年
資産面積 0.98ha

世界遺産「バターリャの修道院」の登録理由や特徴について

バタリャの修道院(Monastery of Batalha)は、ポルトガルの歴史的な建造物であり、その設立は1385年のアルフジョバルタの戦いにおけるポルトガルの勝利を記念するために行われました。この戦いは、ポルトガルとカスティーリャ(現在のスペイン)の間で繰り広げられたもので、ポルトガルにとって非常に重要な出来事とされています。この修道院の建設は、ポルトガル王国の主要な建築プロジェクトとなり、約200年にわたって続けられました。

バタリャの修道院は、ポルトガルのゴシック建築の代表例であり、その特色あるデザインは国のアイデンティティを反映しています。特に、マヌエル様式(Manueline)の影響が色濃く表れており、これは大航海時代のポルトガルが誇った装飾的なスタイルです。この修道院の中でも特に注目されるのが、「王室の回廊」と呼ばれる部分で、精緻な彫刻や装飾が施されており、訪れる者を魅了します。

修道院の建設は、ポルトガルの社会や文化、宗教に深い影響を与えただけでなく、国の歴史を物語る重要な象徴ともなっています。建物そのものも、長い年月の中で多くの変遷を経てきましたが、現在ではユネスコの世界遺産にも登録されています。これはその文化的価値が国際的に認められた証といえます。

バタリャの修道院は、観光名所としても非常に人気があります。訪れる人々は、その美しい建築や落ち着いた雰囲気を楽しみながら、ポルトガルの歴史に触れることができます。また、修道院の周囲は自然に恵まれた環境にあり、訪れる人々に静かな癒しの空間を提供しています。

この修道院を訪れることで、アルフジョバルタの戦いがポルトガルに与えた影響や、それに続く国の発展を感じ取ることができるでしょう。バタリャの修道院は、ポルトガルの誇るべき文化遺産であり、その魅力は訪れる人々にとって忘れがたい経験を提供します。歴史と美を兼ね備えたこの場所は、ポルトガルを訪れる際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。

「バターリャの修道院」はどこにある?