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マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)

ヨーロッパ / ポルトガル / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)
遺跡名称(英語) Royal Building of Mafra – Palace, Basilica, Convent,Cerco Garden and Hunting Park (Tapada)
国名 ポルトガル
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (iv)
世界遺産登録年 2019年
資産面積 1213.17ha

世界遺産「マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)」の登録理由や特徴について

マフラ王宮(Royal Building of Mafra)は、ポルトガルのリスボンから北西に約30キロメートルの位置に位置しています。この壮大な建物は、1711年にジョアン5世によって建設され、彼の王政と国家の概念を具体的に表現するものとして考案されました。マフラの王宮は、王と女王の居住空間、ローマ・バロック様式の大規模なバシリカに形作られた王室礼拝堂、フランシスコ会の修道院、そして36,000冊の蔵書を誇るライブラリーなど、多くの重要な要素を含む四角形の建物です。

さらに、王宮は幾何学的に計画されたセールコ庭園(Cerco Garden)と、王室の狩猟公園(Tapada)によって囲まれています。これらの庭園や公園は、王宮の壮麗さを引き立てており、自然と美の共存を表現しています。この王宮は、ジョアン5世が行った数々の壮大な建設プロジェクトの中でも特に際立った作品であり、ポルトガル帝国の力強さと広がりを示しています。

マフラ王宮の建築は、ローマとイタリアのバロック様式の影響を強く受けており、特にイタリアン・バロックの優れた例として評価されています。建物内部には、美術品や彫刻が施されており、訪れる人々にその壮麗さを体感させます。また、王宮の大規模な規模と装飾は、当時のポルトガルが持っていた文化的、経済的な力を象徴しています。

この王宮は、2007年にユネスコの世界遺産に登録され、歴史的な価値だけでなく、その建築的美しさが世界中の人々に認識されています。マフラは、ポルトガルの歴史、文化、芸術を深く理解するための重要なポイントであり、多くの観光客にとって必見のスポットとなっています。訪れることで、訪問者は過去の栄光とそれが現在にどのように影響を与えているかを体感することができるでしょう。

マフラ王宮は、その壮麗なデザインと豊かな歴史により、ポルトガルの文化遺産の重要な部分を形成しており、訪れる価値のある素晴らしい場所となっています。自然環境と完璧に調和したこの複合体は、観光地としてだけでなく、学びの場としても人々を魅了し続けています。

「マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)」はどこにある?