ウズベキスタン

Uzbekistan

「ウズベキスタン」基本情報

正式名称	ウズベキスタン共和国
英語名	Uzbekistan
首都	タシケント（Tashkent）
公用語	ウズベク語、ロシア語
国歌	ウズベキスタン共和国国歌（O‘zbekiston Respublikasining Madhiyasi）
地域	アジア /中央アジア
通貨	スム（Us 及び сўм）
パスポート
総人口	3,565万人
平均年齢	26.914歳
国内総生産(GDP)	803億9,185万6,039ドル
国民総所得(GNI)	800億6,822万2,666ドル
一人当たりGDP	2,322 ドル
一人当たりGNI	2,312 ドル
面積	440,653 ㎢
人口密度	83.809人/㎢

「ウズベキスタン」直近20年間人口推移

「ウズベキスタン」の年齢層別人口

「ウズベキスタン」人口統計情報

総人口	3,565万人
男性人口	1,798万人
女性人口	1,767万人
人口変化	+716,294人
人口増加率	+2.009%	-
出生数	943,547人
平均出産年齢	27.045歳
平均寿命	72.388歳
男性平均寿命	69.450歳
女性平均寿命	75.401歳
総死亡者数	221,249人
純移民数	-6,004人

ウズベキスタンの豆知識？

ウズベキスタンは海に面していないだけでなく、隣接する国々もすべて内陸国であるため「二重内陸国」と呼ばれます。世界ではほかにリヒテンシュタイン公国のみが同じ条件を満たしています。

サマルカンドがその代表例で、約2,750年を超える歴史を持つとされています。かつてシルクロードの中心都市として栄え、多くの文化が交わりました。

「プロフ（plov）」と呼ばれる羊肉や野菜、米を炊き込むピラフのような料理が国民食とされています。家庭やお祝いの席など、さまざまな場面で食べられます。

国旗には新月と12の星が描かれ、これらは12の月や古来の天文学的な象徴を表しています。また、新月は新生と伝統的な文化とのつながりを示しているとされています。

タシュケントは中央アジア最大級の都市の一つで、多様な文化と近代的な街並みが融合しています。地下鉄や博物館などインフラが整い、政治・経済・文化の中心地となっています。

サマルカンドのレギスタン広場をはじめとした美しい青やターコイズ色のタイルを施したイスラーム建築が有名です。世界遺産にも登録され、シルクロードの歴史を感じられる貴重な場所です。

ブハラは中世イスラーム文化の中心地の一つとして知られ、旧市街は世界遺産に登録されています。細やかな装飾が施されたモスクやマドラサが数多く残り、伝統工芸品も盛んです。

公用語はウズベク語（トルコ語族）ですが、ロシア語もビジネスなどで広く使用されています。また、タジク語やカザフ語など周辺国の言語を話す人々もいます。

サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ（イチャン・カラ）などが有名です。これらの都市にはモスクやマドラサ、要塞など歴史的建造物が多く残り、シルクロードの輝かしい過去を垣間見ることができます。

「ソム（Som）」と呼ばれます。紙幣がメインで使われ、インフレの影響もあり、大きな額面の紙幣が多いのが特徴です。

サマルカンドやブハラ、ヒヴァなどの都市がシルクロード上の交易拠点として繁栄し、東西の文化・経済を結ぶ重要な役割を担ってきました。その歴史はモスクやマドラサ、芸術品に色濃く残っています。

南東部に位置するハズラト・スルタン山（約4,643m）が国内で最も標高が高い山とされています。タジキスタンとの国境に近い場所にあります。

大陸性気候であり、夏は非常に暑く乾燥し、冬は寒くなるのが特徴です。砂漠地帯が広く、一日の寒暖差が大きい地域も多くあります。

アラル海はかつて世界で4番目に大きい湖でしたが、過度の灌漑や河川利用の影響で大幅に縮小・干上がり、深刻な環境問題となっています。ウズベキスタンや隣国の協力により対策が進められています。

綿花の生産です。ウズベキスタンは綿花の主要な生産国の一つで、現地では「白い金」として国の経済と文化に深く根付いています。

MAP「ウズベキスタンの首都 - タシケント」

ウズベキスタンってどんなところ？

ウズベキスタン共和国（Uzbekistan）は、中央アジアに位置する内陸国で、南と東にタジキスタン、西にカザフスタン、北にカザフスタン、そして南にアフガニスタンと国境を接しています。1991年にソビエト連邦から独立し、その後、ウズベク民族の文化や歴史を重視しながら発展を続けています。ウズベキスタンは、面積が約448,900平方キロメートルで、人口は約3,300万人（2023年時点）を超え、中央アジアでも有数の人口を持つ国です。

ウズベキスタンの首都はタシュケントで、これは同国の政治、経済、文化の中心地です。タシュケントは、歴史的にはシルクロードの重要な拠点であり、多くの歴史的遺産やモニュメントが存在します。特に、アミール・ティムール（ティムール大帝）を称える「ティムール像」や、イスラム建築の代表的な作品である「ハズラティ・イマム・コンプレックス」などは多くの観光客に人気です。

ウズベキスタンには、古代のサマルカンドやブハラ、ヒヴァといった歴史的都市もあり、これらの都市はかつてシルクロードの交易で栄えた地域です。特にサマルカンドは、アミール・ティムールの首都として栄えた場所であり、その美しいモスクやメドレセ（学び舎）はユネスコの世界遺産にも登録されています。ブハラも、豊かなイスラム文化や多くのエキゾチックな市場で知られています。

文化面では、ウズベキスタンは豊かな伝統音楽や舞踏、手工芸が盛んです。特に、ウズベクの民間音楽である「マカム」は、ユネスコの無形文化遺産に登録されるほど重要な存在です。また、ウズベキスタン料理は、その独特な風味と豊かな食材の組み合わせで知られ、特に「ピラフ」は国民的料理として広く愛されています。タシュケントの市場では、新鮮なフルーツや香辛料が賑わい、訪れる人々に活気を与えています。

経済的には、ウズベキスタンは天然資源が豊富で、特に綿花の生産が盛んな国として知られています。ウズベキスタンは「白い金」とも呼ばれる綿花の世界的な生産国であり、農業のほかにも鉱業やエネルギー産業が経済の重要な柱です。また、近年は観光産業の発展にも力を入れており、訪れる観光客数は年々増加しています。

国の政治体制は大統領制を採用しており、独立以来、さまざまな改革が進められてきました。特に、最近のリーダーシップの下で、政治的な開放性や経済改革が試みられる中でも、文化や伝統の維持が重要視されています。

ウズベキスタンは、その美しい自然、歴史的遺産、豊かな文化に裏打ちされた独特な魅力を持つ国です。シルクロードの歴史を感じさせる街並み、伝統的な文化、そして温かい人々は、訪れる人々に忘れられない思い出を提供してくれるでしょう。観光、商業、文化交流の拠点として、今後さらに注目されることが期待されています。独自のアイデンティティと伝統を大切にしつつ、新しい時代への挑戦を続けるウズベキスタンの将来には、大きな可能性が秘められています。