フィンランド

Finland

「フィンランド」基本情報

正式名称	フィンランド共和国
英語名	Finland
首都	ヘルシンキ（Helsinki）
公用語	フィンランド語、スウェーデン語
国歌	我等の地（Maamme）
地域	ヨーロッパ /北欧
通貨	ユーロ（€）
パスポート
総人口	560万人
平均年齢	42.789歳
国内総生産(GDP)	2,825億1,194万8,123ドル
国民総所得(GNI)	2,849億753万4,186ドル
一人当たりGDP	50,988 ドル
一人当たりGNI	51,420 ドル
面積	303,948 ㎢
人口密度	18.524人/㎢
CO2総排出量	64,633,479トン
一人当たりCO2排出量	11.69トン

「フィンランド」直近20年間人口推移

「フィンランド」の年齢層別人口

「フィンランド」人口統計情報

総人口	560万人
男性人口	276万人
女性人口	283万人
人口変化	+21,717人
人口増加率	+0.388%	-
出生数	43,556人
平均出産年齢	31.472歳
平均寿命	81.910歳
男性平均寿命	79.165歳
女性平均寿命	84.665歳
総死亡者数	59,984人
純移民数	38,156人

フィンランドの豆知識？

フィンランドは国連の「世界幸福度報告（World Happiness Report）」で、近年たびたび1位に選ばれています。社会保障の充実や豊かな自然環境、教育レベルの高さなどが総合的に評価され、幸福度が高いとされています。

はい。フィンランドにはおよそ550万人の人口に対して200万～300万基ほどのサウナがあるといわれています。家庭や会社、スポーツ施設などあらゆる場所にサウナが設置されており、生活に深く根付いています。

フィンランド人は年間で1人あたり約10～12kgものコーヒーを消費するといわれ、これは世界でもトップクラスです。カフェ文化が盛んで、職場でも頻繁にコーヒーブレイクを行う習慣があります。

ロヴァニエミは北極圏に近い場所にあり、「公式にサンタクロースの故郷」として観光プロモーションが行われています。サンタクロース村（サンタクロース・ヴィレッジ）や郵便局があり、世界中からサンタ宛の手紙が集まります。

フィンランドには18万以上の湖が存在するといわれています。そのため「森と湖の国」と呼ばれることもあります。夏場には湖畔でボートやフィッシングなどを楽しむ文化が根付いています。

フィンランドの教育は宿題や試験の回数が比較的少なく、学習の質や生徒の自主性を重視することで知られています。教師は修士号以上の学位を持つなど高い専門性も評価され、PISA（学習到達度調査）で上位に入る実績があります。

はい。かつて携帯電話の世界シェアを席巻したNokia（ノキア）はフィンランドで創業された企業です。現在も通信インフラや技術開発でグローバルに活躍しています。

ヘルシンキはバルト海に面した港町で、近代的な建築や北欧デザイン、豊かな自然が調和する都市として知られています。アール・ヌーヴォー様式の建築も残っており、美術館や博物館など文化施設も充実しています。

シス（Sisu）はフィンランド語で「粘り強さ」「困難を乗り越える強い意志」を表す言葉です。長く厳しい冬や歴史的背景の中で育まれた精神性で、フィンランド人の価値観を象徴しています。

はい。「妻投げ選手権（Wife Carrying World Championship）」や「携帯投げ選手権（Mobile Phone Throwing World Championships）」、「エアギター選手権」など、ユニークな大会が各地で毎年開催されています。

フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語の2つです。さらに北部のラップランド地方に住む先住民族サーミ人のサーミ語も少数言語として認められています。

代表的なものには、薄いライ麦生地にバターやおかゆをのせる「カレリアンピーラッカ」、具だくさんのサーモンスープ「ロヒケイト」、ライ麦100％の「ルイスレイパ（黒パン）」などがあります。シンプルながら素材の味を生かした料理が多いです。

フィンランド北部の夏は、緯度が高いため日照時間が極端に長くなり、夜になっても太陽が沈まない「白夜（ミッドナイトサン）」を体験できます。屋外アクティビティが深夜まで楽しめる不思議な光景です。

フィンランドの国土の約70％以上が森林に覆われているとされており、ヨーロッパの中でもトップクラスの森林率を誇ります。木材資源を大切にしながら、豊かな自然環境を保護する取り組みが進められています。

夏至祭である「ユハンヌス（Juhannus）」が特に大切にされています。湖畔のコテージなどで家族や友人と過ごし、サウナを楽しんだり、夜の明るい時間帯に火を囲んで歌ったりして過ごすのが一般的です。

MAP「フィンランドの首都 - ヘルシンキ」

フィンランドってどんなところ？

フィンランド共和国（Finland）は、北ヨーロッパに位置する国で、スカンディナビア半島の東部に広がっています。西側はスウェーデン、東側はロシア、南側はバルト海を挟んでエストニアと接しています。フィンランドは、美しい自然、先進的な社会制度、独特の文化を持つ国として広く知られています。

フィンランドの地理は多様で、湖や森林が豊富です。国土の約10%が湖で占められ、約18万の湖があります。国の北部にはラップランドが広がり、特に冬期間はスキーやオーロラ観賞が人気です。フィンランドは温暖湿潤な気候を持ち、四季がはっきりしているため、春夏秋冬それぞれの美しさを楽しむことができます。

フィンランドの首都はヘルシンキで、国の南部に位置します。ヘルシンキは、文化、教育、経済の中心地であり、近代的な都市デザインと豊かな歴史が調和しています。市内には多くの博物館や美術館、カフェ、レストランがあり、アートや音楽イベントも盛んです。また、ヘルシンキには、1910年から1916年に建造された「岩の教会」として知られるテンペリアウキオ教会があり、訪れる観光客に人気です。

フィンランドの文化は大変多様で、伝統的なサウナはフィンランドのライフスタイルの重要な一部です。サウナはリラックスだけでなく、社交の場としても利用されることが多いです。フィンランドには、独自の神話やフォークロアもあり、特にサンタクロースの故郷があるとして「ロヴァニエミ」は観光名所となっています。

フィンランドは教育制度でも世界的に有名です。フィンランドの教育システムは無料教育を提供し、特に教師の地位は高く、専門性と訓練に重きを置いています。学生は創造性や批判的思考を重視した教育を受け、国際的な評価も非常に高いです。フィンランドの学生は、学ぶことを楽しむことができる環境で育っており、国際的なテストでも高い成績を収めています。

また、フィンランドは福祉国家としても知られており、国民は医療、教育、社会保障など、質の高いサービスを受けることができます。これにより、フィンランドは「世界でも幸福度が高い国」としてランキングされています。国民は安全で清潔な環境で暮らすことができ、高いレベルの生活を享受しています。

フィンランドはまた、サステナビリティ（持続可能性）に対して非常に積極的で、環境保護や再生エネルギーの利用に取り組んでいます。政府や企業は、持続可能な技術やエコロジカルなライフスタイルの推進に力を入れており、再生可能エネルギーが国全体のエネルギー供給に占める割合は高まっています。

フィンランドのサマーと冬の風景はそれぞれ異なる魅力を持ち、夏には緑豊かな森林やクリアな湖でのアクティビティが楽しめ、冬には雪に覆われた大地でスキーやスノーボード、アイスフィッシングなどが人気です。また、フィンランドの自然の美しさは、世界遺産にも登録されている数々の国立公園で楽しむことができます。

このように、フィンランド共和国は自然の美しさ、先進的な社会制度、豊かな文化遺産を持つ国であり、多くの人々にとって魅力的な旅行先となっています。自然と共存するフィンランドのライフスタイルは、訪れる人々に新たな発見をもたらしてくれることでしょう。