正式名称 | エチオピア連邦民主共和国 |
英語名 | Ethiopia |
首都 | アディスアベバ(Addis Ababa) |
公用語 | アムハラ語、アファル語、オロモ語、ソマリ語、ティグリニャ語 |
国歌 | 前進せよ、親愛なる母エチオピア (Wodefit Gesgeshi, Widd Innat Ityopp'ya) |
地域 | アフリカ /東アフリカ |
総人口 | 1 億2,869万人 |
国内総生産(GDP) | 1,189億7,195万6,761ドル |
国民総所得(GNI) | 1,184億3,430万7,899ドル |
一人当たりGDP | 964 ドル |
一人当たりGNI | 960 ドル |
面積 | 1,128,571 ㎢ |
人口密度 | 128.692人/㎢ |
CO2総排出量 | 189,868,081トン |
一人当たりCO2排出量 | 1.62トン |
エチオピア
Ethiopia
エチオピア連邦民主共和国は、アフリカの角に位置する国であり、歴史的、文化的に非常に重要な国の一つです。エチオピアは、古代から知られる文明の中心地であり、さまざまな民族が共存する多様性に富んだ国家です。首都はアディスアベバで、アフリカ連合の本部もここに置かれています。 エチオピアの歴史は非常に古く、紀元前3世紀にさかのぼります。特に、エチオピアは「アイオル」...もっと見る
「エチオピア」直近20年間人口推移
「エチオピア」の年齢層別人口
エチオピアの豆知識?
MAP「エチオピアの首都 - アディスアベバ」
エチオピアはどんな国?
エチオピア連邦民主共和国は、アフリカの角に位置する国であり、歴史的、文化的に非常に重要な国の一つです。エチオピアは、古代から知られる文明の中心地であり、さまざまな民族が共存する多様性に富んだ国家です。首都はアディスアベバで、アフリカ連合の本部もここに置かれています。
エチオピアの歴史は非常に古く、紀元前3世紀にさかのぼります。特に、エチオピアは「アイオル」の王国と呼ばれる古代王国の故地としても知られており、ここから世界最古のクリスチャンの一つであるエチオピア正教が樹立されました。この国は、独自の文字であるゲエズ文字を持ち、文学や宗教においても独自の文化を発展させました。エチオピアは、アフリカで唯一、19世紀に植民地化されることなく独立を維持した国としても歴史的に重要です。
エチオピアの国土は多様な地形を持ち、山岳地帯から平野、砂漠地帯まで広がっています。特に、シミエン山脈やオロミア山地は美しい自然を持つ地域で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。有名な観光地としては、ラリベラの岩窟教会群や、アクスムの古代遺跡があります。これらはエチオピアの宗教的、歴史的な重要性を示しており、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
エチオピアは、87の異なる民族が共存する多民族国家であり、オロモ族、アムハラ族、ティグレ族などが主要な民族です。各民族は独自の言語、文化、伝統を持っており、国全体の文化の多様性を生み出しています。しかし、多民族国家であるため、民族間の対立も見られることがあり、政治的な緊張は常に存在しています。
エチオピアの公用語はアムハラ語ですが、アフリカの言語において非常に多くの言語が話されています。また、エチオピアのカレンダーはユリウス暦を採用しており、世界標準のグレゴリオ暦とは異なるため、観光客にとっては注意が必要です。エチオピア料理も豊かで、特に「インジェラ」という酸味のあるパンが主食として親しまれています。さらに、エチオピアコーヒーも世界的に有名で、コーヒーの故郷とも称されています。エチオピアでは、コーヒーセレモニーが重要な社交イベントとして行われ、多くの人々が集まって楽しむ姿が見られます。
経済的には、エチオピアは農業国であり、コーヒー、穀物、農産物を主要な輸出品としています。近年は工業化が進み、製造業や建設業が成長を遂げています。また、政府はインフラ整備に力を入れており、大規模なダムプロジェクトなども進めています。
しかしながら、エチオピアは様々な課題にも直面しています。特に、干ばつや食糧不足などの問題、加えて政治的な緊張や武装対立が続いている地域もあります。これらの課題を克服するために、国際社会との協力が求められています。
エチオピアはその歴史、文化、自然の美しさが融合した国であり、観光地としての可能性も非常に高い国です。一方で、内戦や経済的課題も抱えており、精力的に発展を目指しています。その多様性と独自の文化は、訪れる人々にとって新しい発見と感動を提供してくれることでしょう。