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鳥のフンが白いナゼ? フラミンゴが片足で立つ意外な理由! ~身近な鳥のヒミツ雑学~

鳥のフンが白いナゼ? フラミンゴが片足で立つ意外な理由! ~身近な鳥のヒミツ雑学~
鳥のフンが白いナゼ? フラミンゴが片足で立つ意外な理由! ~身近な鳥の体のヒミツ雑学~

公園や電線の下で、鳥のフンを見て「なんで白いの?」と思ったことはありませんか? また、動物園のフラミンゴが、なぜかいつも片足で立っている姿に首を傾げた人もいるかもしれません。
今回は、そんな鳥たちの体の仕組みに関する、知っているとちょっと面白い二つの雑学をご紹介します。

なぜ?鳥のフンは白い!あの「白い物体」は一体ナニ?

鳥のフンというと、「白と黒(または濃い色)が混ざっている」というイメージがありますよね。あの白い部分、実は私たち人間でいうところの「おしっこ」に相当するものです。

人間を含めた哺乳類は、体の中でタンパク質を使った後に出る不要なものを、水に溶けやすい「尿素(にょうそ)」に変えて、液体のおしっことして体の外に出します。膀胱(ぼうこう)という袋に溜めておいてから出すんですね。

でも、鳥は違います。鳥は膀胱を持っていません! もし、重たい液体のおしっこを体に溜め込んだままだったら、体が重くなってしまって、空を飛ぶのが大変になってしまうからです。

そこで鳥は、同じ不要なものを、水にほとんど溶けない白い固体「尿酸(にょうさん)」に変えるという方法を選びました。この白い尿酸こそが、鳥のフンに見られる白い部分の正体なんです。

そして、鳥は消化された食べ物のカス(いわゆる「うんち」の部分)と、この白い尿酸を、総排出腔(そうはいしゅつこう)という、一つの出口からまとめて排出します。だから、地面に落ちたときは、消化物の色と白い尿酸が一緒になっているわけですね。

体を軽く保ち、水分も節約できるこの仕組みは、まさに「空を飛ぶ」ために鳥が進化させた、すごい体の知恵なんです。

なぜ? フラミンゴは片足で立つのが得意!疲れないの?そのまさかの理由は?

スラリと長い脚で水辺に立つフラミンゴ。その独特の片足立ちは、優雅でありながら、どこかユーモラスでもあります。長い間、「水で体が冷えるのを防ぐため」とか「片足ずつ休ませて筋肉の疲れを取るため」などと言われてきました。

もちろん、それも理由の一つかもしれませんが、最近の研究で「え、そうだったの!?」という、さらに驚きの理由が明らかになったんです。

2017年に発表されたある研究によると、フラミンゴはなんと、体の構造上、片足で立った方が、両足で立つよりもグッと安定して、しかもほとんど筋肉を使わずにバランスを取れることが分かったんです!

フラミンゴの脚の骨や関節の特殊な配置のおかげで、片足に体重をかけたときに、重力を使って関節が自然に「カチッ」と固定されるような仕組みになっているらしいんです。まるで、テコの原理や特定の機械構造のように、立つために必要な力が最小限で済むのだとか。

つまり、フラミンゴが片足で立っているのは、頑張ってバランスを取っているのではなく、むしろその姿勢が一番「楽ちんで安定する」からだったんですね。筋肉を使わないから、長時間立っていても疲れにくいというメリットにもつながるわけです。

~鳥たちの「なんで?」には、生き抜くための理由がある~
鳥のフンの白い正体も、フラミンゴの片足立ちも、どちらも「なぜそうなるの?」という疑問の裏に、鳥たちが厳しい自然の中で効率よく、そして少しでも楽に生き抜くための、合理的な体の仕組みや適応があることが分かります。
私たちの身近な鳥たちにも、まだまだ驚くべきヒミツがたくさん隠されているのかもしれません。一緒に探ってみませんか?

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