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ドゥブロヴニク旧市街

ヨーロッパ / クロアチア / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 ドゥブロヴニク旧市街
遺跡名称(英語) Old City of Dubrovnik
国名 クロアチア
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (i)(iii)(iv)
世界遺産登録年 1979年
資産面積 96.7ha

世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街」の登録理由や特徴について

ダルマチア海岸に位置する「ドブロヴニクの旧市街」は、アドリア海の真珠とも称される美しい歴史的地域です。13世紀以降、ドブロヴニクは地中海における重要な海洋勢力として発展し、貿易や文化の中心地として知られるようになりました。市内には印象的なゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式の教会、修道院、宮殿、噴水が数多く残っており、これらは市の豊かな歴史と文化を今に伝えています。

しかし、ドブロヴニクは1667年に発生した大地震によって大きな被害を受けました。それにもかかわらず、その後の復興により、多くの歴史的建造物が修復され、昔の栄光を取り戻すことができました。また、1990年代には武力衝突が発生し、市は再び困難な状況に直面しましたが、UNESCOの協力のもと、現在は大規模な復元プログラムが進行中です。この取り組みは、旧市街の文化遺産を守り、未来の世代に引き継ぐための重要な試みです。

ドブロヴニクの旧市街は、世界遺産にも登録されており、その歴史的価値は国際的にも認められています。城壁に囲まれたこの都市は、観光客にとって人気のスポットであり、美しい景観や豊かな文化遺産を楽しむことができます。特に「ストラドゥン」と呼ばれるメインストリートには、カフェやショップが立ち並び、訪れる人々に賑やかな雰囲気を提供しています。

また、旧市街の中には、サン・ブレイズ教会やドブロヴニク大聖堂、レクターの宮殿など、訪れるべき歴史的建物が数多く存在します。これらの場所では、過去の栄光と苦難の歴史を感じることができ、同時に美しい景観を楽しむことができます。さらに、近隣の小島たちへのアクセスも良好で、海岸線の美しい青と緑が調和した風景も魅力のひとつです。

このように、「ドブロヴニクの旧市街」は、歴史、文化、自然の美が織り成す魅力的な場所であり、訪れる人々にとって特別な体験ができる場所となっています。歴史的な遺産を大切にしながら、未来に向けた新たな発展を目指すドブロヴニクは、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。

「ドゥブロヴニク旧市街」はどこにある?