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古都トロギール

ヨーロッパ / クロアチア / 文化遺産

基本情報

遺跡名称 古都トロギール
遺跡名称(英語) Historic City of Trogir
国名 クロアチア
登録区分 文化遺産  
登録基準(登録基準とは) (ii)(iv)
世界遺産登録年 1997年
資産面積 6.4ha

世界遺産「古都トロギール」の登録理由や特徴について

トロギール(Trogir)は、クロアチアのダルマチア地方に位置する歴史的な都市で、ユネスコの世界遺産に登録されています。この街は、その優れた都市計画と長い歴史を反映した魅力的な例として知られています。トロギールの街並みは、古代ギリシャのヘレニズム時代にさかのぼり、整然とした直線的な通りが特徴的です。これは、この島の集落が計画的に築かれたことを示しており、以来さまざまな支配者によって公衆の建物や住宅、要塞が次々と追加されてきました。

特に注目すべきは、トロギールの美しいロマネスク様式の教会群です。これらの教会は、建築の歴史におけるロマネスク様式の美しさを体現しています。また、ヴェネツィア支配下で建設された素晴らしいルネサンスとバロック様式の建物も周囲の景観を引き立たせています。特に、トロギールの中心に位置する聖ローレンス大聖堂は、細部にわたる精緻な彫刻とデザインが施されており、観光客や歴史愛好者を魅了しています。

トロギールは、その歴史的な建物や文化的遺産だけでなく、海に囲まれた自然の美しさも兼ね備えており、美しい海岸線や静かな湾が広がっています。晴れた日には、青い海と白い石造りの建物が織りなすコントラストが、訪れる人々の目を楽しませてくれます。また、トロギールの街は食文化も豊かで、新鮮なシーフードや地方の特産物を用いた料理が楽しめるレストランが多くあります。

さらに、トロギールは観光に訪れるだけでなく、地元の人々の生活の一部としても重要な役割を果たしています。街の広場やカフェでは、地元の人々が集い、コミュニティのつながりを深める場となっています。このように、トロギールは歴史と現代が融合した特別な場所であり、多くの人々にとって心の故郷のような存在です。

歴史的な都市トロギールは、数世紀にわたる文化と建築の遺産を受け継ぎ、今日でもその魅力を失うことなく、多くの観光客を惹きつけています。訪れる際には、古代からの足跡を辿りながら、壮大な歴史と美しい風景を享受していただきたいと思います。

「古都トロギール」はどこにある?