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ポルトガル

Portugal

ポルトガル共和国、通称ポルトガルは、南西ヨーロッパのイベリア半島に位置する国であり、北と西は大西洋、東と南はスペインに接しています。首都はリスボンで、国の最大の都市でもあります。ポルトガルは、美しい自然、豊かな歴史、文化的遺産、暖かい気候、美味しい料理、そしてフレンドリーな人々がおり、観光名所としても魅力にあふれています。 ポルトガルの歴史は非常に古く、...もっと見る

ポルトガル」基本情報

正式名称 ポルトガル共和国
英語名 Portugal
首都 リスボン(Lisbon)
公用語 ポルトガル語、ミランダ語
国歌 ポルトガルの歌 (A Portuguesa)
地域 ヨーロッパ /南ヨーロッパ
通貨 ユーロ(€)
パスポート
総人口  1,043万人
平均年齢  46.200歳
国内総生産(GDP)  2,548億4,998万6,507ドル
国民総所得(GNI)  2,480億4,508万1,372ドル
一人当たりGDP  24,813 ドル
一人当たりGNI  24,150 ドル
面積 91,606 ㎢
人口密度 113.396人/㎢
CO2総排出量  88,368,808トン
一人当たりCO2排出量  8.58トン

ポルトガル」の年齢層別人口

ポルトガル」人口統計情報

総人口 1,043万人
男性人口 496万人
女性人口 546万人
人口変化 -174人
人口増加率 -0.002% -
出生数 86,646人
平均出産年齢 31.727歳
平均寿命 82.360歳
男性平均寿命 79.437歳
女性平均寿命 85.118歳
総死亡者数 115,917人
純移民数 29,102人

ポルトガルの豆知識?

ポルトガルは1139年に建国され、ヨーロッパの中で最も古い国民国家の一つとされています。1139年の建国以来、大きく国境を変えずに今日まで続いているため、「世界最古の国の一つ」と呼ばれています。

リスボンはユーラシア大陸西端に位置し、大西洋に面するため、ヨーロッパ大陸の中では最も西にある首都とされています。

はい。リスボンにある「リブラリア・ベルルトラン(Livraria Bertrand)」は、1732年創業とされ、ギネス世界記録にも「世界最古の現存する書店」として認定されています。

ポルトガルの南部にはコルクガシの森林が広がっており、この樹皮からつくられるコルクの生産量が世界全体の約半数を占めるといわれています。気候や土壌がコルクガシの育成に適しているのが大きな要因です。

「バカリャウ(塩漬けタラ)」はポルトガルの国民食と言われるほど一般的な食材で、レシピが365種類以上あるとも言われています。これは漁業国としての歴史と、長期保存が利く食材であることに由来しています。

「パステル・デ・ナタ」はリスボン近郊のジェロニモス修道院が発祥とされます。修道士たちが修道院で余った卵黄を使ったのが始まりと伝えられ、のちに広まりました。

ポルトガルの大航海時代にブラジルやアフリカなどへ進出した歴史的経緯から、ポルトガル語圏は南米からアフリカ、アジアにまで広がりました。その結果、現在では約2億6,000万人以上が母語として使用する、世界的な言語の一つとなっています。

はい。1373年の「英葡同盟条約」から続く両国の関係は、世界最古の継続的な同盟関係といわれています。その後も両国は歴史上さまざまな条約を結んで関係を維持してきました。

16世紀に来日したポルトガル人宣教師や商人が持ち込んだ揚げ物料理が、日本の「天ぷら」の原型になったとする説があります。「テンペロ(調味料)」やラテン語の「クアトゥオール・テンペラ(四季の斎日)」が語源とされることもあります。

ポルトガル中部のナザレ沖には海底峡谷(ナザレ・キャニオン)があり、特殊な地形と大西洋の海流・風の影響で巨大な波が発生しやすくなっています。サーファーが世界記録を狙う場所として有名です。

コインブラ大学は1290年創立とされるヨーロッパでも古い伝統を持つ総合大学で、歴史的建造物や蔵書などが評価され、世界遺産にも登録されています。

起伏のある街の坂道を駆け上がるレトロな車両と、美しい旧市街の風景を楽しめるため観光客に人気があります。市内をコンパクトに巡れる手軽さも魅力です。

ポルトガルは伝統的にサッカーが盛んで、クリスティアノ・ロナウドのような世界的スター選手を輩出してきました。地域対抗意識やクラブチームの熱狂的ファン文化もあり、国民からは絶大な人気を誇ります。

ポートワインはポルトガル北部のドウロ渓谷で生産される酒精強化ワインで、ポルト川(ドウロ川下流域)を経由して熟成・出荷されることから、その名称が付けられました。甘みが強く、世界中で愛されています。

ベレンの塔は大航海時代にリスボンを防衛する要塞兼灯台として建設されました。独特のマヌエル様式というポルトガル独自の建築様式を反映しており、現在は世界遺産に登録されています。

MAP「ポルトガルの首都 - リスボン」

ポルトガルってどんなところ?

ポルトガル共和国、通称ポルトガルは、南西ヨーロッパのイベリア半島に位置する国であり、北と西は大西洋、東と南はスペインに接しています。首都はリスボンで、国の最大の都市でもあります。ポルトガルは、美しい自然、豊かな歴史、文化的遺産、暖かい気候、美味しい料理、そしてフレンドリーな人々がおり、観光名所としても魅力にあふれています。

ポルトガルの歴史は非常に古く、紀元前に遡ります。ローマ帝国の影響を受けた後、様々な民族がこの地に定住しました。中世には、ポルトガル王国として独立し、12世紀にはアフォンソ・エンリケスによって初代の国王が即位しました。その後、ポルトガルは大航海時代の先駆者として知られ、クリストファー・コロンブスやバスコ・ダ・ガマなどの探検家が新しい航路を開拓しました。この時期には、アフリカ、アジア、南アメリカに広がる大帝国を築き、ポルトガル語は世界中で広がりました。

現在でも、ポルトガル語は約2億5000万人が母国語とする言語であり、ブラジル、アンゴラ、モザンビークなど、多くの国で公用語として使用されています。このように、ポルトガルは言語の面でも世界的な影響を持っている国です。

ポルトガルの地理は多様で、北部は山岳地帯が広がり、ドウロ川流域は美しいワインの産地として知られています。一方、南部のアルガルヴェ地域は、温暖な気候と美しいビーチが魅力で、観光客に人気のスポットです。国の中央部には歴史的な町や村が点在し、世界遺産にも登録されている都市が多くあります。

ポルトガルの文化は、西洋とアラブ文化が交じり合ったもので、音楽、芸術、建築にその痕跡が見られます。特にファドという音楽ジャンルは、ポルトガルの心情を歌ったもので、国のアイデンティティとして広く愛されています。建築に関しては、マヌエル様式と呼ばれる独特のスタイルがあり、ジェロニモス修道院やベレンの塔はその代表的な例です。

料理に関しては、シーフードが豊富で、バカリャウ(干しタラ)はポルトガルの代表的な料理です。また、ペーストリーの一種である「パステル・デ・ナタ」は、世界中で人気があります。これらの料理は、どれも地元の新鮮な食材を使ったもので、食文化を通じてポルトガルの多様性を感じることができます。

ポルトガルは、ユネスコの世界遺産にも多く登録されており、リスボンやポルト、シントラ、エヴォラなど、訪れる価値のある都市がたくさんあります。また、ワインの生産でも世界的に有名で、ポートワインは特に知られています。

近年、ポルトガルは観光地としての人気が高まり、多くの旅行者が訪れるようになりました。国の治安も良好であり、訪問者は安心して旅を楽しむことができます。加えて、ポルトガルは現地の人々が非常にフレンドリーで、訪れる人々を温かく迎える国としても知られています。

このように、ポルトガルは歴史、文化、自然、美食など多くの魅力にあふれており、訪問者にとって心に残る体験を提供してくれる国です。歴史的な遺産や美しい風景の中で、ポルトガルの独特の文化を感じることができるでしょう。どの季節に行っても、それぞれの魅力があり、何度訪れても新たな発見があるポルトガル。この国を訪れることで、過去と現在が織りなす多彩な側面を知ることができるでしょう。