ネパール

Nepal

「ネパール」基本情報

正式名称	ネパール連邦民主共和国
英語名	Nepal
首都	カトマンズ（Kathmandu）
公用語	ネパール語
国歌	ネパールの国歌（Sayaun Thunga Phulka）
地域	アジア /南アジア
通貨	ネパール・ルピー（Rs.）
パスポート
総人口	2,969万人
平均年齢	24.679歳
国内総生産(GDP)	394億669万2,875ドル
国民総所得(GNI)	396億3,745万1,781ドル
一人当たりGDP	1,290 ドル
一人当たりGNI	1,298 ドル
面積	143,350 ㎢
人口密度	201.756人/㎢
CO2総排出量	51,040,757トン
一人当たりCO2排出量	1.74トン

「ネパール」直近20年間人口推移

「ネパール」の年齢層別人口

「ネパール」人口統計情報

総人口	2,969万人
男性人口	1,427万人
女性人口	1,541万人
人口変化	-41,329人
人口増加率	-0.139%	-
出生数	574,297人
平均出産年齢	25.346歳
平均寿命	70.354歳
男性平均寿命	68.835歳
女性平均寿命	71.837歳
総死亡者数	205,841人
純移民数	-409,782人

ネパールの豆知識？

ネパールの国旗は世界で唯一の非対称的な二つの三角形を組み合わせた形をしており、長方形ではない珍しい国旗として知られています。

ネパールにはエベレストを含む世界の最高峰が多くあり、世界で最も標高が高い地域として「世界の屋根」と呼ばれています。

ブッダの生誕地とされるルンビニがネパールにあり、多くの仏教徒にとって重要な巡礼地となっています。

ネパールには100以上の民族と言語集団があり、ネパール語を公用語としつつも、多文化・多言語社会が形成されています。

ネパールでは「ビクラム暦(Vikram Samvat)」が公式に使われており、西暦より約57年進んだ年号を採用しています。

ヒマラヤ山脈の大部分がネパール領内にあり、世界で14座ある8000メートル級の山のうち8座がネパールに位置しているためです。

ネパールは2008年まで君主制を続けており、カトマンズなどの旧王宮や王統時代の建造物が歴史遺産として残っています。

カトマンズ盆地にはヒンドゥー寺院や仏教寺院など7つの世界遺産登録区域があり、狭い範囲に多くの文化遺産が集中しています。

牛はネパールの国獣であり、ヒンドゥー教では神聖視されているため大切に扱われています。

ダルバートと呼ばれる豆スープ（ダル）と米（バート）、野菜カレーなどを組み合わせた定食が国民食として親しまれています。

ネパール標準時は協定世界時(UTC)より5時間45分進んでおり、15分刻みの珍しいタイムゾーンとして知られています。

色彩豊かな「ホーリー祭」や光の祭典「ティハール」など、大きなヒンドゥー教や仏教の祭りが各地で盛大に行われます。

カトマンズのスワヤンブナートやパタンのゴールデンテンプルなど、仏教とヒンドゥー教の重要な寺院が多数存在します。

多様な民族が独自の言語や衣装、習慣、祭りを受け継いでおり、それらがひとつの国に集まることで豊かな文化を形づくっています。

「グルカ兵」は勇猛さと忠誠心で知られ、イギリス陸軍などでも活躍してきた歴史を持ち、その名声はいまでも世界的に高い評価を受けています。

MAP「ネパールの首都 - カトマンズ」

ネパールってどんなところ？

ネパール連邦民主共和国（Nepal）は、南アジアに位置する内陸国で、中国（北側）とインド（東、西、南側）に囲まれています。ヒマラヤ山脈の一部を成すこの国は、世界で最も高い山であるエベレスト（サガルマータ）をはじめとする壮大な山々を有し、そのため多くの登山者やトレッカーが訪れる観光地としても知られています。

ネパールの面積は約147,516平方キロメートルで、人口は約3000万人です。首都カトマンズは、ネパールの政治、経済、文化の中心地であり、歴史的な寺院や宮殿が多く存在しています。カトマンズ盆地にはユネスコの世界遺産に登録された多くの文化財があり、タメル地区は旅行者にとっての人気エリアとなっています。旅行者は美しい風景や多様な文化、豊かな歴史を楽しむことができます。

ネパールの文化は、ヒンドゥー教と仏教の深い影響を受けています。国民の大多数がヒンドゥー教徒であり、仏教も重要な位置を占めています。特に、ブッダの生誕地であるルンビニは、仏教徒にとって聖地とされており、多くの巡礼者が訪れます。ネパールの言語は多様で、ネパール語が公用語ですが、数十の民族や言語が共存しており、それぞれのコミュニティが独自の文化と伝統を保っています。

歴史的には、ネパールは小さな王国が集まっていた時代から、近代に至るまで数多くの変遷を経てきました。1951年に民主化運動が起こり、1959年には初の民主的選挙が行われましたが、その後も政治的混乱が続きました。1990年代には再度の民主化運動があり、連邦民主制が確立されました。2015年には新たな憲法が制定され、ネパール連邦民主共和国が成立しました。

ネパールの経済は主に農業に依存していますが、近年は観光業やサービス業も重要な産業となっています。特にトレッキングや登山ツーリズムは、外貨獲得の重要な要素です。また、ネパールは水資源が豊富で、水力発電のポテンシャルも高く、今後の成長が期待されています。しかし、地震や自然災害が多発し、これが経済やインフラに大きな影響を与えることがあります。

教育や医療の分野にも課題が残っており、特に農村部では教育に対するアクセスや質が求められています。国際協力機関やNGOが多く活動しており、教育や保健医療の改善に向けた支援が行われています。

ネパールは豊かな自然、美しい風景、そして多様な文化が交錯する魅力的な国です。ヒマラヤ山脈の壮大な景色を背に、多様な民族と文化が織りなすこの国の魅力は、訪れる人々に深い印象を与えます。また、持続可能な観光や文化保護への取り組みは、将来に向けた大切な課題です。ネパールを訪れることで、訪問者はその美しい自然と豊かな文化に触れ、忘れられない体験を得ることができるでしょう。