5月14日の記念日
1. 種痘記念日(種痘の日)
1796年5月14日、イギリスの医師エドワード・ジェンナーが、世界初の種痘接種に成功しました。この功績により、天然痘は1979年にWHOによって根絶宣言され、人類史上初めて撲滅された感染症となりました。エドワード・ジェンナー(Edward Jenner、1749年5月17日 - 1823年1月26日)は「近代免疫学の父」と呼ばれています。
2. 温度計の日
1686年5月14日(ユリウス暦)、ドイツの物理学者ファーレンハイトが誕生しました。彼は水銀温度計を発明し、華氏温度の基準を定めました。現在でもアメリカなど一部の国で華氏温度が使用されています。
3. けん玉の日
1919年5月14日、広島県の江草濱次氏が、現在のけん玉の原型である「日月ボール」を考案し、実用新案登録しました。この日を記念して、一般社団法人グローバルけん玉ネットワークが「けん玉の日」と制定しています。
4. マーマレードの日
2006年から開催されている「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」の日本大会が、2019年5月12日に初開催されたことを記念して、5月14日が「マーマレードの日」となりました。オレンジデー(4月14日)の1ヶ月後としたのが由来です。
5. ごいしの日
「ご(5)い(1)し(4)」の語呂合わせから、5月14日は「ごいしの日」とされています。蛤から碁石を製造している宮崎県日向市のミツイシ株式会社が制定しました。宮崎県は、日本有数の碁盤の産地であり、その中でも宮崎県日向市は日本唯一の蛤碁石の産地です。
6. 斎藤茂吉記念日
1882年5月14日、歌人であり精神科医でもある斎藤茂吉が生まれました。彼の生誕を記念して、山形県上山市の斎藤茂吉記念館が「斎藤茂吉記念日」と制定しています。
7. パラグアイ独立記念日
1811年5月14日、南米のパラグアイがスペインから独立を果たしました。この日を「独立記念日」として祝っています。
5月14日の誕生花と花言葉
芍薬(シャクヤク)の花言葉:「謙遜」「清浄」「威厳」
この3つの言葉は、芍薬の持つ優雅さと慎ましさの両立を表しています。
- 謙遜:美しさや強さを持ちながらも、出しゃばらない奥ゆかしさ。
- 清浄:濁りのない純粋な印象、潔白でまっすぐな心。
- 威厳:堂々と咲き誇る姿から感じられる風格と品位。
芍薬にまつわる雑学・言い伝え
- 中国では「百花の王」と称され、古代より皇族の庭に植えられる名花でした。
- 日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざが有名で、美しい女性の立ち居振る舞いを表すたとえに使われます。
- 西洋では、ギリシャ神話に登場する医神ペオン(Paeon)が芍薬の語源とされ、ゼウスによって花に変えられたという伝説があります。
芍薬の開花時期と特徴
- 見頃:5月中旬~6月上旬
- 色:白、ピンク、赤など。ふんわりとボリュームのある花弁が特徴。
- 用途:花束や庭園装飾として人気が高い。
✨ひとことメモ
「威厳があるのに謙遜で、清らかさも併せ持つ」──そんな芍薬のような人に、あなたもなってみませんか?
5月14日は、「種痘記念日」「温度計の日」「けん玉の日」など、ジャンルを問わずユニークな記念日がそろった特別な日です。それぞれの背景には、人類の進歩、職人の工夫、そして日常に根付いた文化の継承がありました。また、誕生花である芍薬が語る「謙遜・清浄・威厳」の花言葉は、現代を生きる私たちにも通じる深い教訓を秘めています。
今日という一日を、知的好奇心で少し豊かにしてみてはいかがでしょうか?