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世界にはこんな祝日が!?思わず驚くユニークな法定休日10選

世界にはこんな祝日が!?思わず驚くユニークな法定休日10選

世界には、想像もつかないユニークな祝日がたくさんあります。本記事では、各国の文化や宗教、価値観を映し出す10の珍しい法定祝日をご紹介します。驚きと発見に満ちた祝日を通じて、世界の多様性をのぞいてみませんか。

世界のユニークな法定祝日10選

1. タイ|ソンクラーン(水かけ祭り)【4月13日~15日】

タイの旧正月にあたるソンクラーンは、仏像や年長者に水をかけて清めるという伝統が元となっています。現在では、街中で水鉄砲やバケツを使った水かけ合戦が盛大に行われ、国内外から多くの人々が参加する祭りとなっています。祝日は3日間にわたって設定されており、交通機関も混雑するほど国全体が盛り上がります。

2. スペイン|サン・ホセの日(San José)【3月19日】

スペインの一部地域で法定祝日とされる「サン・ホセの日」は、キリストの育ての父である聖ヨセフを讃える日です。家庭や父親に感謝を示す「父の日」としても広く親しまれており、地域によっては大規模な伝統行事「ファジャ祭」が開催されます。芸術的な巨大人形が街を彩り、最終日にはそれを燃やす「火の儀式」が行われるなど、宗教・芸術・祝祭が融合したスペインならではのユニークな祝日です。

3. アメリカ|感謝祭(Thanksgiving Day)【11月第4木曜日】

アメリカでは、感謝祭は家族で七面鳥やパイなどの料理を囲み、収穫や生活に感謝する伝統的な祝日です。この日を境に、年末のホリデーシーズンが始まるとされ、翌日の「ブラックフライデー」は小売店が大規模なセールを行うことで知られています。多くの州で法定の休日とされ、企業や学校も休業します。

4. フィリピン|英雄の日(National Heroes Day)【8月最終月曜】

フィリピンでは、革命や独立運動で活躍した「無名の英雄たち」を称える祝日が「英雄の日」です。特定の人物を讃えるのではなく、すべての国民的功労者に敬意を表する日として設けられています。学校では、子どもたちが自分の思う「ヒーロー」を紹介する時間が設けられ、国民意識の向上にもつながっています。

5. インド|ホーリー祭【3月(年によって変動)】

インドのホーリーは、春の訪れと悪に対する善の勝利を祝う祝日です。人々は色粉や色水をかけ合いながら踊り、歌い、街全体がカラフルな熱気に包まれます。学校や企業は休業となり、各地でパレードやイベントが行われるなど、非常に盛大な祝日として知られています。宗教と地域文化が深く結びついた行事です。

6. 日本|山の日【8月11日】

「山の日」は、日本の自然との関係性を象徴する新しい祝日です。2016年に制定され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という目的のもと設けられました。登山愛好家や観光業界からの強い要望によって祝日化された背景があり、近年では山に関するイベントやワークショップも各地で開催されています。

7. メキシコ|死者の日(Día de los Muertos)【11月1日~2日(地域によって変動)】

死者の日は、メキシコで亡くなった家族や先祖の魂を迎え、敬意を表するための法定祝日です。家庭では「オフレンダ」と呼ばれる祭壇が設けられ、マリーゴールドの花や好物、カラフルな装飾で彩られます。街中では骸骨の仮装をした人々によるパレードや音楽が繰り広げられ、命を祝う明るい雰囲気に包まれます。死を恐れるのではなく、人生の一部として肯定的に受け入れるというメキシコ独自の死生観が反映された文化的行事であり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

8. モンゴル|ナーダム祭【7月11日~13日】

ナーダム祭はモンゴルの三大伝統競技である、モンゴル相撲・競馬・弓術を中心とした民族的行事です。国全体が3日間の祝日となり、特に首都ウランバートルでは大規模なパレードや開会式が行われます。各地で大会が開かれ、観光客にも人気のイベントです。モンゴル人の誇りと伝統を象徴する祝日といえるでしょう。

9. エチオピア|ティムカット【1月19日】

エチオピア正教における「主の洗礼」を記念する祝日です。聖職者たちは「アーク(契約の箱)」のレプリカを携えて、河川などの水場へ行進し、儀式が執り行われます。民族衣装を身にまとった信者たちが一斉に水浴びを行う光景は、非常に神聖で壮観です。全国的に祝日とされ、宗教行事の参加は社会的義務とされています。

10. カンボジア|水祭り(ボン・オム・トゥック)【11月(年により変動)】

カンボジアの水祭りは、メコン川の流れが逆流する現象に感謝する仏教行事であり、年に一度の最重要祝日です。プノンペンではボートレースが行われ、夜には灯籠流しや花火大会も開催されます。地方では家族と過ごすための帰省が一般的で、国民全体が3日間の祝日を通じて、自然と宗教に対する感謝を示します。

まとめ:祝日から見える国の文化と価値観

これらのユニークな祝日は、単なる休暇ではなく、各国の歴史や宗教、自然観や価値観を象徴する重要な文化的要素です。祝日がどのように制定され、どのように人々に受け入れられているかを見ることで、その国が何を大切にしているのかが浮かび上がってきます。世界を知るきっかけとして、祝日を学ぶのはとても有意義な方法です。

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