基本情報
| 遺跡名称 | 宗廟 |
| 遺跡名称(英語) | Jongmyo Shrine |
| 国名 | 大韓民国 |
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 登録基準(登録基準とは) | (iv) |
| 世界遺産登録年 | 1995年 |
| 資産面積 | 19.4ha |
世界遺産「宗廟」の登録理由や特徴について
宗廟（ジョンミョ）は、朝鮮王朝（1392年～1910年）の先祖を祀る儒教の王室神社であり、保存されている中で最も古く、最も純粋な形態を持っています。この神社は、16世紀から現在の姿で存在し続けており、以前の王族の教えが刻まれた位牌を収蔵しています。宗廟では、音楽、歌、舞踊を結びつけた儀式が今なお行われており、この伝統は14世紀まで遡ることができます。
宗廟は、ソウル市の中心部に位置しており、広大な敷地には多くの建物が点在しています。これらの建物は、韓国の伝統建築様式に基づいており、色彩豊かな装飾や、優雅なデザインが特徴です。宗廟の重要な行事の一つは、毎年行われる「宗廟大祭」であり、昔から続くこの儀式では、主に儒教の礼拝が執り行われ、数多くの伝統音楽が演奏されます。
宗廟は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、その歴史的な価値や文化的な意義が世界的に評価されています。この神社は、朝鮮王朝の宗教、文化、及び政治の中心地としての役割を果たしてきました。また、宗廟が保存されていることにより、朝鮮時代の価値観や生活様式、儀式の重要性を後世に伝えることができています。
さらに、宗廟の儀式では、特別な音楽や舞踊が披露され、それらは「宗廟祭礼音楽」と呼ばれ、ユネスコの無形文化遺産にも指定されています。この音楽は厳かな雰囲気の中で演奏され、朝鮮の伝統文化と精神的な価値を表現しています。
宗廟は、ただの観光地に留まらず、韓国の歴史や文化を深く理解するための重要なスポットでもあります。そのため、訪れる際には、神社の持つ秘められた意味や、その背後にある歴史的な文脈にも目を向けることが大切です。宗廟を訪れることで、韓国の深い伝統と精神文化を体感し、理解を深めることができるでしょう。
「宗廟」はどこにある？
大韓民国の世界遺産一覧
