パキスタン

Pakistan

「パキスタン」基本情報

正式名称	パキスタン・イスラム共和国
英語名	Pakistan
首都	イスラマバード（Islamabad）
公用語	ウルドゥー語、英語（イギリス英語）
国歌	神聖なる大地に祝福あれ（Qaumi Taranah）
地域	アジア /南アジア
通貨	パキスタン・ルピー（₨）
パスポート
総人口	2 億4,750万人
平均年齢	20.287歳
国内総生産(GDP)	3,267億9,663万2,109ドル
国民総所得(GNI)	3,483億1,451万4,790ドル
一人当たりGDP	1,386 ドル
一人当たりGNI	1,477 ドル
面積	770,880 ㎢
人口密度	321.067人/㎢

「パキスタン」直近20年間人口推移

「パキスタン」の年齢層別人口

「パキスタン」人口統計情報

総人口	2 億4,750万人
男性人口	1 億2,573万人
女性人口	1 億2,177万人
人口変化	+3,662,189人
人口増加率	+1.480%	-
出生数	6,882,058人
平均出産年齢	28.875歳
平均寿命	67.649歳
男性平均寿命	65.332歳
女性平均寿命	70.163歳
総死亡者数	1,600,313人
純移民数	-1,619,557人

パキスタンの豆知識？

「パキスタン」は、ペルシア語で「純粋」を意味する「パーク（Pak）」と「土地」を意味する「スタン（-stan）」を組み合わせたもので、「聖なる大地」または「純粋なる土地」という意味を持ちます。

首都はイスラマバードです。1960年代に計画都市として建設され、同国の政治や行政の中心地となっています。

最大の都市はカラチです。経済・商業の中心地であり、多文化的・多民族的な大都市として発展しています。

ウルドゥー語が国語とされ、英語も公用語として広く使用されています。ほかにパンジャーブ語、シンド語、パシュトゥー語、バローチー語なども話されています。

パキスタンは1947年にイギリス領インド帝国から独立し、当初は東西に分かれていました（東パキスタンは後にバングラデシュとして独立）。

正式名称は「パキスタン・イスラム共和国」で、国教はイスラム教のスンナ派が中心となるイスラム共和国体制です。

K2は標高約8611メートルで世界第2位の高峰です。パキスタン北部のカラコルム山脈に位置し、中国との国境近くにあります。

パキスタンの国技はフィールドホッケーです。クリケットが非常に人気ですが、公式にはホッケーが国技とされています。

はい、インダス文明の代表的な遺跡モヘンジョダロがあり、紀元前2600年頃に栄えたとされています。世界でも最古級の都市文明のひとつです。

パキスタンでは「パキスタン・ルピー」が使用されています。略称は「PKR」です。

パキスタンのパンジャーブ州にある「ケウラ塩鉱山」は、世界で2番目に大規模な塩鉱山として知られています。

パキスタンの国獣は「マークホール」という山羊の仲間です。らせん状にねじれた角が特徴で、山岳地帯に生息します。

モヘンジョダロやタキシラ遺跡、ラホール城とシャーリマール庭園など、歴史的価値のある複数の遺跡がユネスコ世界遺産に登録されています。

パキスタンの「トラックアート」は、トラックの車体全体を鮮やかな色彩や装飾品で派手に彩る独特の芸術文化です。

はい。インドネシアに次いで世界で2番目にムスリム人口が多い国とされています。

MAP「パキスタンの首都 - イスラマバード」

パキスタンってどんなところ？

パキスタン・イスラム共和国は、南アジアに位置する国で、北は中国、西はアフガニスタンとイラン、南はインド洋に面しています。ア国土面積は約881,913平方キロメートルで、人口は約2億5000万人を超えており、世界で5番目に人口が多い国です。豊かな歴史を持つこの国は、古代文明が栄えた地域でもあり、インダス文明の遺跡が残ることで知られています。

パキスタンは1947年、インドからの分離によって独立を果たしました。この際、宗教を基にした国づくりが行われ、主にイスラム教徒が住む地域を中心に成立しました。国名の「パキスタン」は、「聖なる土地」を意味するウルドゥー語の「パキ」（清い）と、「スタン」（土地）から来ています。初代大統領はムハンマド・アリー・ジンナーで、彼はパキスタンの国父と称されています。

政治体制は連邦制のイスラム共和国で、議会が二院制で構成されています。国民から選ばれたメンバーによって構成される国民議会と、任命されたメンバーによって構成される上院があります。パキスタンの政治は歴史的に不安定であり、軍事クーデターや政治腐敗が問題視されてきました。

経済は農業、工業、サービス業の3つのセクターが主要な柱となっています。特に綿花生産が盛んで、世界有数の綿花輸出国の一つです。また、手工芸品や陶器などの伝統的な産業も存在します。しかし、経済成長は課題が多く、貧困、失業、インフラ不足などの問題が存在しています。最近では、外国からの投資が経済発展に寄与する重要な要素とされています。

文化面では、パキスタンは多様性に富み、さまざまな民族、言語、宗教が共存しています。主要な民族グループには、パンジャーブ人、シンド人、パシュトゥン人、ブータン人などがいます。ウルドゥー語が国語として使用されていますが、各地域にはその土地の言語も話されています。音楽や舞踏、文学など、伝統文化が根付いており、特に詩と音楽は国民に深く愛されています。

また、パキスタン料理は多彩で、スパイスをふんだんに使った料理が特徴です。ビリヤニ、カリー、ナン、サモサなど、多くの料理が親しまれています。特にビリヤニは、パキスタンの代表的な料理として世界中で知られています。食文化は、地域や宗教によっても異なるため、訪れる地域に応じた美味しい料理を楽しむことができます。

観光地としては、ヒマラヤ山脈に位置するカラコルム山脈や、古代の都市モヘンジョダロの遺跡、パシュトゥン族の文化が色濃く残る地域などが有名です。特にスカードゥやナンガパルバットなどの美しい自然景観は、多くの観光客を惹きつけています。また、イスラマバードやカラチ、ラホールといった都市は、現代的な都市生活と伝統が融合した魅力的な場所です。

国際的には、中国との関係が特に強く、中国・パキスタン経済回廊（CPEC）を通じて、インフラ整備や経済発展に向けたパートナーシップを進めています。また、インドとの関係は複雑で、カシミール問題などが影を落としています。これらの地域的な課題は、パキスタンの政治や経済に大きな影響を与えていると言えます。

総じて、パキスタンは豊かな歴史と文化を背景にしながら、現代の課題に取り組む国です。様々な民族や文化が共存するその土壌は、その多様性から生まれる独自の魅力を形作っています。将来の発展に向けて、パキスタンの可能性は無限大です。