カザフスタン

Kazakhstan

「カザフスタン」基本情報

正式名称	カザフスタン共和国
英語名	Kazakhstan
首都	アスタナ（Astana）
公用語	カザフ語、ロシア語
国歌	我がカザフスタン（Meniñ Qazaqstanım）
地域	アジア /中央アジア
通貨	テンゲ（₸）
パスポート
総人口	2,033万人
平均年齢	29.464歳
国内総生産(GDP)	2,254億9,632万8,925ドル
国民総所得(GNI)	2,056億332万4,970ドル
一人当たりGDP	11,625 ドル
一人当たりGNI	10,599 ドル
面積	2,699,700 ㎢
人口密度	7.531人/㎢
CO2総排出量	353,334,907トン
一人当たりCO2排出量	18.62トン

「カザフスタン」直近20年間人口推移

「カザフスタン」の年齢層別人口

「カザフスタン」人口統計情報

総人口	2,033万人
男性人口	989万人
女性人口	1,043万人
人口変化	+268,208人
人口増加率	+1.319%	-
出生数	409,417人
平均出産年齢	28.956歳
平均寿命	74.402歳
男性平均寿命	70.112歳
女性平均寿命	78.394歳
総死亡者数	136,388人
純移民数	-4,822人

カザフスタンの豆知識？

はい。カザフスタンは海に面していない国としては世界最大の面積を誇ります。その広さは約272万平方キロメートルで、日本の国土の約7倍にもなります。

本当です。以前の首都アルマトイからアスタナに移った後、2019年にヌルスルタンと改名されましたが、2022年9月に再びアスタナへと名称が戻されました。

カザフスタン南東部の地域はリンゴの原産地の一つといわれています。最大都市アルマトイの名前は、カザフ語で「リンゴの父」を由来にしているとも考えられています。

バイコヌール宇宙基地はカザフスタンにある宇宙ロケット発射基地で、旧ソ連時代から有人宇宙飛行や衛星打ち上げに用いられてきました。現在はロシアが租借して使用しています。

カザフ語が国語と定められていますが、ロシア語も公用語に準じる位置づけで広く使われています。多くの国民が二言語を話すことが珍しくありません。

クミスは発酵させた馬の乳から作られる伝統的な飲み物で、やや酸味があるさわやかな風味が特徴です。遊牧民文化の名残を色濃く伝える飲み物でもあります。

3月21日頃に祝われるナウルーズが代表的です。春の訪れを祝う行事で、家族や友人が集まり、伝統料理を振る舞ったり、音楽や踊りで祝ったりします。

はい。カザフスタンはカザフ人やロシア人をはじめ、多くの民族が共存する多民族国家で、文化や習慣も多様です。国民統合の一環として民族の調和が重視されています。

国土の大部分は草原地帯（ステップ）ですが、東部にはティエンシャン山脈やアルタイ山脈などの高山地帯があります。気候は大陸性で、夏は暑く冬は厳しい寒さに襲われる地域も多いです。

カスピ海は海と呼ばれていますが、実際には世界最大の塩湖です。カザフスタンはこのカスピ海の東岸に面しており、重要な資源開発や貿易港としても利用されています。

はい。カザフスタンは世界有数のウラン生産国で、国際的にも重要な地位を占めています。豊富な地下資源を経済成長の原動力の一つとしています。

アラル海はウズベキスタンとの国境付近に位置し、かつては世界でも有数の大きさを誇る湖でした。しかし、灌漑事業などで水が枯渇し、干上がりが深刻化しています。カザフスタンもこの環境問題に対して対策を進めています。

「黄金の人」は1969年にカザフスタンのイッシク古墳で見つかった埋葬品から再現された装束を指します。サカ族という古代民族のもので、カザフスタンの重要な文化遺産と考えられています。

19世紀の詩人アバイ・クナンバイウリが特に有名です。カザフ文学の礎を築いた人物とされ、国内では教育者・思想家としても敬愛されています。

エネルギー資源や鉱物資源の輸出に加え、製造業やIT産業などにも力を注ぎ、多角化を図っています。中央アジア最大の経済規模を有し、インフラ整備や産業育成に注力しているのも特徴です。

MAP「カザフスタンの首都 - アスタナ」

カザフスタンってどんなところ？

カザフスタン共和国は、ユーラシア大陸の中央部に位置する広大な国であり、面積的には世界で9番目に大きい国です。北はロシア、西はウズベキスタン、南はキルギス、タジキスタン、東は中国に接しています。カザフスタンの地形は、広大な草原、山脈、砂漠、湖など多様であり、独自の自然環境を持つ国です。

カザフスタンの歴史は古く、シルクロードの重要な通商路を含む遊牧民文化が栄えました。14世紀から15世紀にかけて、ティムール帝国の影響を受け、その後、モンゴル帝国の一部となります。19世紀にはロシア帝国の支配下に入り、ソビエト連邦の一部として1940年代まで続きました。1991年にソ連が崩壊すると、カザフスタンは独立国家として誕生しました。

国の公用語はカザフ語であり、ロシア語も広く使用されています。文化的には、カザフスタンは多民族国家であり、カザフ人の他にもロシア人、ウズベク人、ウクライナ人などが共存しています。これにより、カザフスタンの文化や言語は多様性に富んでおり、伝統的な遊牧生活と近代化が共存する興味深い社会を形成しています。

カザフスタンの経済は、主に天然資源に依存しており、特に石油とガスの産出が重要な役割を果たしています。中央アジアでも有数の産油国であり、これにより外貨を獲得し発展してきました。また、ウランの埋蔵量も世界有数であり、原子力エネルギーの重要な供給源としても知られています。さらに、農業も重要な産業であり、小麦や穀物の生産が行われています。

自然環境についても豊かで、特にバイカル湖やアルタイ山脈など、観光名所が多くあります。特にアルマトイは、カザフスタンの旧首都であり、自然美と豊かな文化に満ちた街です。映画や音楽、ダンスなどの伝統芸能も盛んで、特にカザフの伝統音楽はその独特のメロディと楽器で知られています。

カザフスタンは、国際的に平和と安定を重視しており、国連や上海協力機構（SCO）などの国際組織にも参加しています。また、バイオダイバーシティや環境保護にも取り組んでおり、サステナブルな開発を目指しています。政府は教育や医療、インフラ整備など様々な分野での改革を進め、国民生活の向上に努めています。

このようにカザフスタン共和国は、豊かな自然環境と多様な文化、そして成長を遂げている経済を持つ国です。独自の歴史的背景を持ちながら、未来に向けて発展を続けるカザフスタンの姿は、訪れる人々にとっても魅力的な目的地となっていることでしょう。これからのカザフスタンの展望に期待が寄せられています。