ギニア

Guinea

「ギニア」基本情報

正式名称	ギニア共和国
英語名	Guinea
首都	コナクリ（Conakry）
公用語	フランス語、他
地域	アフリカ /西アフリカ
通貨	ギニア・フラン（Fr）
パスポート
総人口	1,440万人
平均年齢	17.984歳
国内総生産(GDP)	208億4,630万3,340ドル
国民総所得(GNI)	185億6,406万3,801ドル
一人当たりGDP	1,504 ドル
一人当たりGNI	1,339 ドル
面積	245,720 ㎢
人口密度	58.626人/㎢
CO2総排出量	31,452,525トン
一人当たりCO2排出量	2.38トン

「ギニア」直近20年間人口推移

「ギニア」の年齢層別人口

「ギニア」人口統計情報

総人口	1,440万人
男性人口	712万人
女性人口	728万人
人口変化	+352,146人
人口増加率	+2.445%	-
出生数	487,595人
平均出産年齢	28.261歳
平均寿命	60.740歳
男性平均寿命	59.517歳
女性平均寿命	61.897歳
総死亡者数	131,455人
純移民数	-3,997人

ギニアの豆知識？

「ギニア」という名称は、ポルトガル語の「Guiné（ギネ）」に由来し、もともとは西アフリカの海岸沿いに住む人々や地域を指していたとされています。一説では、ベルベル語の「Gnawa（黒人）」に由来すると考えられています。

ギニアにはニジェール川、ガンビア川、セネガル川など、西アフリカの大河が多く源流を持っています。そのため「西アフリカの水がめ」と呼ばれているのです。

ギニアは大西洋に面した海岸地域から内陸部の山岳地帯、さらにサバンナ地帯や森林地帯まで、変化に富んだ地形をもつのが特徴です。特に中央高地のフータ・ジャロン高原は、たくさんの河川の源流域となっています。

ギニアの公用語はフランス語です。ただし日常生活ではフラニ語、マリンケ語、スス語などの多民族の言語も広く話されています。

コナクリはギニア最大の都市であり、同国の政治・経済・文化の中心地です。大西洋岸に位置する港町でもあり、ギニア国内や近隣諸国との貿易の拠点となっています。

ギニア南東部に広がるニンバ山厳正自然保護区は世界遺産に登録されています。豊かな生態系を有し、珍しい動植物が数多く生息しており、自然保護の観点からも貴重な場所です。

ギニアはボーキサイト（アルミニウムの原料）の埋蔵量と生産量が世界的に豊富な国です。世界有数のボーキサイト輸出国として知られ、その収益が重要な財源の一つとなっています。

「ギニア」は歴史的に西アフリカ沿岸地域を指す地名として使われてきました。そのため、ギニア共和国のほかにもギニアビサウや赤道ギニア、さらに場所は離れていますがパプアニューギニアなど、「ギニア」の名を冠した国が複数存在します。

近年の推計では、ギニアの人口はおよそ1300万人前後とされています。首都のコナクリを含む沿岸部に人口が集中しています。

ギニアの通貨はギニア・フラン（GNF）です。紙幣には高額紙幣も多く、現地での買い物には大きな束のフランを持ち歩くこともしばしばあります。

ギニアでは米が主食としてよく食べられます。ピーマンやトマトソースを使った煮込み料理や、地域によってはフォニオ（雑穀の一種）なども好まれます。具材やスパイスを豊富に使うのが特徴です。

ギニアの大部分の国民がイスラム教を信仰しています。特にスンニ派が中心となっており、その他にキリスト教徒や伝統的な宗教を信仰する人々もいます。

先述のニンバ山厳正自然保護区がユネスコの世界遺産（自然遺産）に登録されています。貴重な高山性の森林や動植物が保護されており、生物多様性の観点から重要な地域です。

ギニアは1958年10月2日にフランスから独立を果たしました。アフリカ諸国の中でも早い時期の独立事例として知られています。

ギニアは躍動感のある太鼓演奏やダンスが有名で、特に「ジェンベ」と呼ばれる太鼓を使ったパフォーマンスが盛んです。民族ごとに独自のリズムと踊りがあり、西アフリカ全体の音楽文化にも大きな影響を与えています。

MAP「ギニアの首都 - コナクリ」

ギニアってどんなところ？

ギニア共和国（Guinea）は、西アフリカに位置する国で、面積は約245,857平方キロメートル、人口はおおよそ1,300万人に達します。ギニアは北にベナン、西にシエラレオネ、南にリベリア、東にコートジボワールと国境を接し、西には大西洋に面しています。この国の多様な地形は、美しい山々、広大な平野、そして熱帯雨林を含み、豊かな自然環境を形成しています。

ギニアの首都はコナクリ（Conakry）で、国の文化、経済、政治の中心地となっています。コナクリは海に面した港町であり、多くの歴史的建造物や市場、文化的な名所が点在しています。特に、天然の美しい海岸線や人々の暮らしの様子を楽しむことができ、観光地としても注目されています。

ギニアの歴史は非常に興味深く、古代から多くの民族がこの地に居住していました。フラニ族、マリンケ族、ソス族など、多様な文化や言語が混在し、豊かな伝統を形成しています。19世紀にはフランスの植民地となり、1958年には独立を果たしましたが、その後も政情不安が続きました。ギニアは公式に大統領制の共和国であり、最近の歴史には政権交代やクーデターなどが含まれています。

経済的には、ギニアは豊富な鉱物資源が特徴です。特にボーキサイトは世界最大の埋蔵量を有し、アルミニウム製造において非常に重要な役割を果たしています。他にも金、鉄鉱石、ダイヤモンドなどの鉱山資源も採掘されています。しかし、これらの鉱業が経済全体に与える影響は大きい一方、資源の恩恵が一般市民に行き届かないという課題も抱えています。

農業もギニア経済の重要な要素であり、コメ、ゴマ、カカオ、コーヒーなどが主な作物とされています。多くの人々が農業に従事しており、食糧自給の面でも重要です。近年では、持続可能な農業の推進や農産物の輸出による経済成長が模索されています。

文化面では、音楽とダンスが非常に重要な位置を占め、生ける伝統として受け継がれています。ギニアの音楽は、アフリカ全体で評価されており、特に「ダンス・セティ」が有名です。また、アフリカの伝統的な祭りや行事では、色鮮やかな衣装や伝統的な楽器が用いられ、観光客にとっても魅力的な光景となっています。

人々の生活様式やコミュニティの結びつきも特徴的で、家族を大切にし、地域社会の協力が重視されています。しかし、医療や教育のインフラには課題が残されており、特に rural areasではアクセスが難しい場合もあります。教育制度の改善が望まれています。

総じて、ギニア共和国はその豊かな自然資源と多文化共生の歴史, そして独自の文化を持つ国です。未来には、経済の発展と国民の福祉向上に向けた取り組みが期待されています。さまざまな挑戦を乗り越えながら、ギニアは独自の道を歩んでいくことでしょう。