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ニンバ山厳正自然保護区

アフリカ / ギニア / 自然遺産

基本情報

遺跡名称 ニンバ山厳正自然保護区
遺跡名称(英語) Mount Nimba Strict Nature Reserve
国名 ギニア
登録区分 自然遺産  危機遺産
登録基準(登録基準とは) (ix)(x)
世界遺産登録年 1981年
資産面積 18000ha

世界遺産「ニンバ山厳正自然保護区」の登録理由や特徴について

マウントニンバ厳正自然保護区(Mount Nimba Strict Nature Reserve)は、ギニア、リベリア、コートジボワールの国境に位置し、周囲のサバンナを見下ろす壮大な山です。この地域は、その独自の生態系と豊かな生物多様性で知られています。特に、急峻な斜面には厚い森林が広がっており、山の下部には草原が広がっています。こうした環境は、多くの特有の植物や動物が生息するのに適しており、特に興味深いのは、そこに生息するエンドミック種です。

この保護区には、たとえば生まれてすぐに自ら歩行する特性を持つウィバーパラス(Viviparous toad) や、石を使って道具を製作することで知られるチンパンジーが含まれています。これらの生物は、他の場所では見られない独自の適応を示しており、科学者たちにとっても貴重な研究対象とされています。特にチンパンジーは、道具を利用する知恵や社会性を示すことで、人間に近い行動を観察させる動物として重要な存在です。

また、マウントニンバの地域は、環境保護や生物多様性の保全に関心がある人々にとっても、大変重要なスポットとなっています。 UNESCOの世界遺産にも登録されているこの保護区は、自然の美しさや価値を享受するだけでなく、持続可能な観光や教育の場としての役割も果たしています。そのため、訪問者はこの地の豊かな自然を体感しながら、地域の保護活動にも寄与することができます。

さらに、マウントニンバの地質学的特徴も見逃せません。この地域は特異な岩石構造を持ち、高い標高差と豊富な生物情報により、他の地域とは一線を画する地形を形成しています。これによって、様々な気候帯や植生が存在し、多様な生態系が築かれています。

マウントニンバ厳正自然保護区は、その生態系の豊かさと独特の景観を通じて、訪れる人々に自然の偉大さを教えてくれる貴重な場所です。自然環境を保護しながら、長期的にこの美しい地域が次世代に受け継がれていくことを願っています。

「ニンバ山厳正自然保護区」はどこにある?

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