ジブチ

Djibouti

「ジブチ」基本情報

正式名称	ジブチ共和国
英語名	Djibouti
首都	ジブチ（Djibouti）
公用語	アラビア語、フランス語
地域	アフリカ /東アフリカ
通貨	ジブチ・フラン（Fr）
パスポート
総人口	115万人
平均年齢	24.389歳
国内総生産(GDP)	40億346万8,148ドル
国民総所得(GNI)	39億2,715万9,744ドル
一人当たりGDP	3,572 ドル
一人当たりGNI	3,504 ドル
面積	23,180 ㎢
人口密度	49.739人/㎢
CO2総排出量	1,803,727トン
一人当たりCO2排出量	1.65トン

「ジブチ」直近20年間人口推移

「ジブチ」の年齢層別人口

「ジブチ」人口統計情報

総人口	115万人
男性人口	57万人
女性人口	58万人
人口変化	+15,857人
人口増加率	+1.375%	-
出生数	23,946人
平均出産年齢	31.522歳
平均寿命	65.987歳
男性平均寿命	63.525歳
女性平均寿命	68.510歳
総死亡者数	8,596人
純移民数	500人

ジブチの豆知識？

一般的には、ジブチの名称はアファル語の「gabouti」（平皿や浅いボウル）に由来するといわれています。

はい。アッサル湖は海抜約-155mと、アフリカ大陸で最も標高が低い地点として知られています。

アッサル湖は世界屈指の塩分濃度を誇り、湖面や岸辺にびっしりと塩の結晶が広がるほど高濃度です。

紅海とインド洋を結ぶ戦略的な要衝にあり、米国や日本を含む各国の軍事基地が集中しているためです。

最大都市であり政治・経済の中心地です。人口は推定60万人ほどで、港や市場、カフェなど多様な文化・商業活動が盛んです。

ジブチは1977年6月27日にフランスから独立した、比較的新しい独立国です。

フランス語とアラビア語が公用語で、日常ではソマリ語やアファル語も広く使われています。

約23,200平方キロメートルで、日本の四国よりやや広い程度の面積です。

隣国エチオピアの影響を受け、スパイスを加えて煮出すなど独特の飲み方があり、社交の場としても重要な役割を担っています。

フランス植民地時代の名残で「ジブチ・フラン」（DJF）を採用し、米ドルとの固定相場制をとっています。

大半が暑く乾燥した砂漠気候で、沿岸部は湿度が高めです。年間を通してかなりの高温が続きます。

はい。ジブチ市とエチオピアの首都アディスアベバを結ぶ鉄道が整備され、貿易や物流の大動脈となっています。

中東やエチオピアの影響を受けたスパイシーなシチューや米料理、チャパティのようなパンなどが代表的です。

紅海とインド洋を結ぶ要衝にある港湾都市として、かつて「アデン湾の真珠」と呼ばれることがありました。

紅海とインド洋をつなぐ戦略的航路に位置し、多国籍の軍事基地が集まる要衝であることに加え、アッサル湖などの独特な自然景観も観光資源として注目されています。

MAP「ジブチの首都 - ジブチ」

ジブチってどんなところ？

ジブチ共和国（Djibouti）は、アフリカの東端に位置する小さな国で、紅海とアデン湾の交差点にあたります。周囲をエチオピア、ソマリア、そして若干のスーダンと接しており、その戦略的な立地から国際的な貿易に重要な役割を果たしています。ジブチは、面積約23,200平方キロメートルと比較的小さい国ですが、多様な文化や歴史的背景を持つ魅力的な国です。

ジブチの地理は多様で、主に荒れた山地や砂漠が広がっています。国の北部にはアサブ山、南部にはタジュラ湾があり、自然環境は極端な気候条件に影響されます。特に国土の大部分は乾燥しており、年間降水量は非常に少なく、夏季には気温が40度を超えることが一般的です。

歴史的に見ても、ジブチは古代から重要な交易路の要所として知られていました。アラビア半島とアフリカ大陸の間を繋ぐため、多くの商人がこの地を訪れ、文化と経済の交流が促されました。19世紀にはフランスの植民地となり、1946年にはフランスの海外領土として正式に認識されました。1977年には独立を果たし、ジブチ共和国として国際的に認知されました。

国の首都はジブチ市で、政治、経済、文化の中心地として機能しています。市内には活気ある市場があり、地元の特産品やアフリカ、アラビアの食材を楽しむことができます。魚介類や香辛料を使った料理が豊富で、特にシーフード料理は人気があります。伝統的なジブチ料理には「スブギ」と呼ばれる牛肉や羊肉の煮込み料理や、スパイシーな米料理「シオ」のようなものがあります。

ジブチの民族構成は多様で、主にアフリカ系とアラブ系の人々が共存しています。国家の公用語はフランス語とアラビア語ですが、現地の言語であるオロモ語やソマリ語も広く話されています。この多文化共生の背景には、国の歴史的な交流と交易の影響が色濃く残っています。

経済面では、ジブチはサービス業や港湾業が主な産業です。特にジブチ港は紅海とアデン湾を結ぶ重要な貿易港として知られており、多くの国際的な輸送業者が利用しています。また、近年ではアフリカ大陸とアラビア半島を繋ぐ物流のハブとしての地位を確立しつつあります。外国からの投資も増加しており、特に中国やアメリカが関心を寄せています。

ジブチは戦略的な立ち位置から、国際的な軍事基地が多く存在しており、特にアメリカ合衆国やフランスの基地があります。これにより国際社会との結びつきが強まっている一方、地域の安定のために努力が求められています。

最後に、ジブチの魅力的な観光地も見逃せません。美しいビーチや、火山活動によって形成された自然景観、さらには独特の野生動物が訪れる観光客を楽しませています。また、ジャイアントゲッコーや希少な鳥類など、特に自然愛好家には魅力的なスポットがたくさんあります。

このように、ジブチ共和国はその豊かな歴史や文化、経済活動、多様な民族構成、そして戦略的な地理的特性により、注目すべき国の一つとして、アフリカ全体における重要な役割を果たし続けています。