基本情報
遺跡名称 | オフリド地域の自然遺産及び文化遺産 |
遺跡名称(英語) | Natural and Cultural Heritage of the Ohrid region |
国名 | 北マケドニア |
登録区分 | 複合遺産 |
登録基準(登録基準とは) | (i)(iii)(iv)(vii) |
世界遺産登録年 | 1979年 |
資産面積 | 94728.6ha |
世界遺産「オフリド地域の自然遺産及び文化遺産」の登録理由や特徴について
オフリド地域の自然及び文化遺産は、マケドニア北部に位置するオフリド湖とその周辺地域を含む、ユネスコの世界遺産です。1979年に登録されたこの地域は、マケドニアとアルバニアの国境に接するエリアとしても有名です。特にオフリドの町は、この地域の文化的な中心地であり、古代から続く豊かな歴史と文化を持っています。
オフリド湖は、地球上で最も古い湖の一つであり、その深い水域は、数多くの固有種を含む淡水生物や植物の宝庫として知られています。特に、この湖内に生息する生物は第三紀から存在しているもので、湖の生態系において重要な役割を果たしています。この湖では、特異な自然現象が見られ、湖岸の浅瀬には先史時代の杭上住居の遺跡が残されています。これらの遺跡は、この地域に人類が古くから住んでいたことを示す重要な記録です。
さらに、リン半島には6世紀中頃に創建された初期キリスト教の教会の遺構があります。この教会は、オフリド地域の宗教的な歴史の象徴であり、古代の文化的・宗教的活動の重要な証拠となっています。オフリド地域は、特に宗教や哲学において重要な学問の中心地ともなり、数多くの修道院や教会が点在しています。
また、この地域は多様な文化遺産が存在し、オフリド湖の美しい風景と相まって、観光客や研究者にとって魅力的なスポットとなっています。湖の透明度の高い水と美しい自然環境は、訪れる人々に深い感動を与え、自然保護や環境教育の場としても重要視されています。
このように、オフリド地域の自然と文化遺産は、歴史的、文化的、環境的に非常に価値のあるエリアであり、次世代にわたってその美しさと重要性を守り続けていくことが求められています。この地域の遺産は、人類の歴史に対する理解を深める手助けとなり、未来の世代にも引き継がれるべき貴重な資源です。
「オフリド地域の自然遺産及び文化遺産」はどこにある?