ボツワナ

Botswana

「ボツワナ」基本情報

正式名称	ボツワナ共和国
英語名	Botswana
首都	ハボローネ（Gaborone）
公用語	英語（イギリス英語）、ツワナ語
地域	アフリカ /南アフリカ
通貨	プラ（P）
パスポート
総人口	248万人
平均年齢	22.882歳
国内総生産(GDP)	203億5,232万2,155ドル
国民総所得(GNI)	203億2,053万1,306ドル
一人当たりGDP	7,738 ドル
一人当たりGNI	7,726 ドル
面積	566,730 ㎢
人口密度	4.376人/㎢
CO2総排出量	14,284,079トン
一人当たりCO2排出量	5.61トン

「ボツワナ」直近20年間人口推移

「ボツワナ」の年齢層別人口

「ボツワナ」人口統計情報

総人口	248万人
男性人口	123万人
女性人口	124万人
人口変化	+40,615人
人口増加率	+1.638%	-
出生数	61,294人
平均出産年齢	28.672歳
平均寿命	69.163歳
男性平均寿命	66.673歳
女性平均寿命	71.698歳
総死亡者数	14,197人
純移民数	-6,487人

ボツワナの豆知識？

「ボツワナ」という名称は「ツワナ人の国」という意味で、主要民族であるツワナ族に由来しています。

首都はガボローネです。政治と経済の中心地であり、近代的なビルが立ち並ぶ一方、周辺には豊かな自然も残っています。

1966年の独立当初は貧しかったものの、ダイヤモンド資源の活用と堅実な行政運営によって経済成長を遂げ、アフリカの中でも比較的豊かな国のひとつとなりました。

アフリカゾウが多く生息しており、特に北部のチョベ国立公園では世界最大規模のゾウの群れが観察できるためです。

カラハリ砂漠はボツワナの国土の約7割を覆っており、雨が少なく乾燥した土地が広がっています。

オカバンゴ川が砂漠地帯の内陸で拡散し、大きな湿地帯を形成するためで、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

1967年に国内でダイヤモンド鉱床が見つかり、大規模な鉱山開発と慎重な財政管理により、世界トップクラスの生産量と品質を誇るようになりました。

プラは現地語で「雨」という意味です。降雨量が少ない国にとって雨はとても貴重であり、その大切さが名前に反映されています。

公用語は英語ですが、多くの国民はツワナ語（セツワナ）を日常的に使い、他にも地域ごとにさまざまな部族語が話されています。

水色と黒と白の組み合わせは、砂漠の国における水の重要性と、人種の調和や団結を表しています。

ボツワナは1966年にイギリスから独立し、定期的な自由選挙や腐敗防止策など健全な政治体制の維持によって、アフリカでも比較的安定した民主国家として知られています。

チョベ国立公園やモレミ動物保護区などで、ゾウ、ライオン、キリンなど多種多様な動物をサファリで観察できます。

主食としてはソルガムやトウモロコシの粉を使った「パパ（パルペ）」、肉料理には牛肉の煮込み「セスワ（Seswaa）」などが代表的です。

豊かな生態系が持続的な観光資源であり、ダイヤモンドに続く重要産業となり得るため、政府は自然や野生動物の保護に力を入れています。

ボツワナ国民のことを「バツワナ（Batswana）」と呼び、単数形は「モツワナ（Motswana）」です。これは国名のもとになっているツワナ族の呼称でもあります。

MAP「ボツワナの首都 - ハボローネ」

ボツワナってどんなところ？

ボツワナ共和国（Botswana）は、南部アフリカに位置する内陸国で、南は南アフリカ、東はスワジランド、北はザンビア、北西はナミビアと国境を接しています。面積は約581,730平方キロメートルで、人口は約230万人（2021年推計）です。首都はガボローネ（Gaborone）で、国の政治、経済、文化の中心地となっています。

ボツワナはその豊かな自然環境と多様な野生動物で知られています。国土の大部分を占めるカラハリ砂漠は、独特な風景を形成しており、世界で最も大きな塩原であるマクガディクガディ塩原も存在します。また、オカバンゴ湿地（Okavango Delta）はユネスコの世界遺産にも登録されており、その美しい生態系は多くの観光客を魅了しています。この湿地は、毎年氾濫することで生態系が豊かになり、ライオン、サイ、ゾウ、ヒョウ、カバなどの動物が生息する生物多様性の宝庫です。

ボツワナの経済は主に鉱業、特にダイヤモンド産業によって支えられています。ボツワナは世界有数のダイヤモンド産出国であり、国家の収入の大部分がこの産業から得られています。また、観光業も重要な産業で、特にサファリツアーが人気です。ボツワナ政府は、持続可能な観光開発に力を入れており、環境保護と地域社会の発展を両立させる取り組みを進めています。

政治的な面では、ボツワナはアフリカの中でも比較的安定した民主主義国家として知られています。1966年に独立したボツワナは、以来安定した政府が運営されており、政治的自由が比較的保たれています。ボツワナ民主党（BDP）が長年にわたり政権を維持しており、定期的な選挙が行われています。国の政策は、経済成長と社会福祉の両立を目指しており、教育や保健分野の改善にも力を入れています。

ボツワナの文化は多様で、主にバツワナ族（Tswana）を中心とした伝統が根付いています。音楽や舞踊、手工芸品が盛んで、特に「ジャンガ」や「フェスティバルズ」が行われることで知られています。伝統的な村落では、古来の風習や祭りが今でも大切にされており、観光客にもその魅力が伝わっています。

また、ボツワナは、教育や公衆衛生の向上にも取り組んでおり、特にHIV/AIDS対策においては国際的な注目を集めています。教育へのアクセスが改善され、多くの子どもが学校へ通えるようになりました。しかし、依然として貧困層の存在や雇用創出の課題が残っており、経済成長の果実を幅広い国民に行き渡らせるための施策が求められています。

総じて、ボツワナ共和国は、その豊かな自然と動物、安定した政治、そして独特な文化を持つ国です。観光の魅力を生かしつつ、持続可能な発展を目指す姿勢が、国の未来を築いていく上で重要な鍵となるでしょう。