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セントビンセント・グレナディーン

Saint Vincent and the Grenadines

セントビンセント及びグレナディーン諸島(Saint Vincent and the Grenadines)は、カリブ海に位置する美しい島国です。この国は、セントビンセント島とその周辺にある約32の小さな島々や礁から成り立っています。国土面積は約389平方キロメートルで、人口は約11万人程度です。首都はキングスタウンで、ここは国の経済、文化の中心地でもあります。 この国は、その豊かな自然と美しい...もっと見る

セントビンセント・グレナディーン」基本情報

正式名称 セントビンセント及びグレナディーン諸島
英語名 Saint Vincent and the Grenadines
首都 キングスタウン(Kingstown)
公用語 英語(アメリカ英語)、フランス語系パトワ語
地域 南アメリカ /カリブ海
通貨 東カリブ・ドル($)
パスポート
総人口  10万人
平均年齢  33.897歳
国内総生産(GDP)  9億4,670万964ドル
国民総所得(GNI)  9億2,484万2,762ドル
一人当たりGDP  9,107 ドル
一人当たりGNI  8,897 ドル
面積 390 ㎢
人口密度 259.801人/㎢

セントビンセント・グレナディーン」の年齢層別人口

セントビンセント・グレナディーン」人口統計情報

総人口 10万人
男性人口 51,664人
女性人口 49,658人
人口変化 -713人
人口増加率 -0.704% -
出生数 1,232人
平均出産年齢 28.189歳
平均寿命 71.230歳
男性平均寿命 68.664歳
女性平均寿命 74.315歳
総死亡者数 1,165人
純移民数 -784人

セントビンセント・グレナディーンの豆知識?

カリブ海の東側に位置し、小アンティル諸島の一部を構成しています。大きな島であるセントビンセント島と、多数の小さな島々を含むグレナディーン諸島から成ります。

キングスタウンはメインアイランドであるセントビンセント島の南西部に位置し、港町として栄えた歴史を持ちます。伝統的なマーケットや植民地時代の建築が残る賑やかな都市です。

はい。セントビンセント島にはラ・スフリエール山という活火山があり、標高は約1,234メートルです。時折噴火があり、近年では2021年4月に大規模な噴火が起こりました。

公用語は英語です。ただし日常会話では、英語をベースとした「ヴィンセンシャン・クレオール(パトワ)」と呼ばれるクレオール言語も広く話されています。

セントビンセント及びグレナディーン諸島は英国の植民地支配を経て、1979年10月27日に独立を果たしました。

セントビンセント島は最大の島で、政治・経済の中心地が集中しています。グレナディーン諸島は多数の小さい島々から成り、リゾートやマリンスポーツが盛んなエリアとして人気があります。

東カリブドル(Eastern Caribbean Dollar, XCD)が公式の通貨です。アメリカドルも観光地や一部の店舗で広く受け入れられています。

はい。美しい白砂ビーチやシュノーケリング、ダイビングなどのマリンスポーツが人気です。また、ヨットやクルーズ船で巡るアイランドホッピングも楽しめます。

本当です。セントビンセント島の一部が映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの撮影に使われ、今でもファンがロケ地を訪れる観光ツアーがあります。

1498年1月22日、クリストファー・コロンブスが到達したとされる日がスペインの聖人「聖ヴィセンテ(Saint Vincent)」の祝日だったため、この名前が付けられたと伝えられています。

「Vincy Mas(ヴィンシー・マス)」は、セントビンセント及びグレナディーン諸島で毎年開催される最大のお祭りです。カリプソやソカといった音楽に合わせ、色鮮やかな衣装でパレードが行われ、島全体が活気に満ち溢れます。

郷土料理には、新鮮な魚介を使ったシチューや「ロティ」(カレー風味の具材を薄い生地で包んだもの)、キャッサバなどを使った料理があります。特に塩味の魚と野菜を煮込むスープやシチューが親しまれています。

熱帯海洋性気候に属し、年間を通して気温は高めです。ただし、海風の影響で比較的過ごしやすく、気温は概ね24~31℃ほど。6~11月は雨季にあたります。

セントビンセント島固有の植物や鳥類が生息しています。特に「セントビンセントオウム」はカラフルな羽を持つ希少種で、島のシンボル的存在です。

主要国際空港はセントビンセント島のアーガイル国際空港(Argyle International Airport)です。カリブ海地域のハブ空港や北米・ヨーロッパからの乗り継ぎ便などでアクセスできます。

MAP「セントビンセント・グレナディーンの首都 - キングスタウン」

セントビンセント・グレナディーンってどんなところ?

セントビンセント及びグレナディーン諸島(Saint Vincent and the Grenadines)は、カリブ海に位置する美しい島国です。この国は、セントビンセント島とその周辺にある約32の小さな島々や礁から成り立っています。国土面積は約389平方キロメートルで、人口は約11万人程度です。首都はキングスタウンで、ここは国の経済、文化の中心地でもあります。

この国は、その豊かな自然と美しいビーチで知られています。特に、セントビンセント島は緑に覆われた山々や丘陵地帯があり、国最高峰のラモー山がそびえ立っています。また、グレナディーン諸島には、プライベートビーチや透明度の高い青い海が広がっており、多くの観光客にとっての楽園となっています。特に、バラダイズ島やユニオン島は、スノーケリングやダイビング、カヤックなどのアクティビティを楽しむ場所として人気があります。

セントビンセント及びグレナディーン諸島の文化は、多様性に富んでおり、アフリカ、アメリカ先住民、イギリスなどの影響を受けています。この国の言語は英語ですが、現地のクレオール語である「セントビンセント・クレオール」も広く話されています。音楽やダンスは国民にとって重要な文化の一部であり、特にカリプソやソカ、レゲエは人々の生活に深く根付いています。毎年行われるカーニバルは、地元の人々にとっての大イベントであり、鮮やかな衣装や伝統的な音楽、ダンスが披露され、観光客にも愛されています。

経済は主に農業や観光業に依存しています。特に、バナナは主要な輸出品目の一つであり、国の経済を支えています。しかし、近年は農業の多角化が進められており、ココナッツオイルや熱帯果物の生産も増えています。観光業は、ビーチリゾートやエコツーリズムの発展により、急速に成長しています。多くの訪問者が、隠れ家のようなビーチや美しい海、豊かな生態系を楽しむためにこの国を訪れます。

政治的には、セントビンセント及びグレナディーン諸島は議会制民主主義を採用しており、イギリス連邦の一員でもあります。セントビンセント及びグレナディーン諸島は、国王を国家元首とし、総督がその代理を務めています。国の行政は選挙で選ばれた議会と首相によって運営されており、政治体制は比較的安定しています。

また、この国の自然保護への取り組みも注目されています。セントビンセント島に位置する「ラモー山国立公園」は、1993年に設立され、多くの珍しい動植物が生息しています。この公園の豊かな生態系は、観光だけでなく、環境教育や科学研究にも利用されています。

セントビンセント及びグレナディーン諸島は、歴史的には植民地時代の影響を受け、様々な文化が融合しています。地元の人々は、その独自のアイデンティティを誇りに思っており、訪れる人々に温かいおもてなしを提供しています。

このように、セントビンセント及びグレナディーン諸島は、美しい自然と豊かな文化を持つ魅力的な国です。観光客は、サンゴ礁でのシュノーケリング、ハイキング、地元料理の試食、そしてフレンドリーな地元の人々との交流を楽しむことができるでしょう。カリブ海の宝石とも称されるこの国は、訪れる価値のある場所です。