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パプアニューギニア

Papua New Guinea

パプアニューギニア独立国(Papua New Guinea)は、オセアニアに位置する島国であり、オーストラリアの北に位置しています。この国は、約600の島々から成り立っており、本土となるパプアニューギニア島は、世界で2番目に大きな島です。国土面積は約462,840平方キロメートルで、約8百万人の人口を有します。多様な文化、言語、自然環境に恵まれたこの国は、独自の魅力を持つ地域であり...もっと見る

パプアニューギニア」基本情報

正式名称 パプアニューギニア独立国
英語名 Papua New Guinea
首都 ポートモレスビー(Port Moresby)
公用語 英語(イギリス英語)、トク・ピシン.ヒリモツ語
地域 オセアニア /メラネシア
通貨 キナ(K)
パスポート
総人口  1,038万人
平均年齢  22.344歳
国内総生産(GDP)  316億952万1,726ドル
国民総所得(GNI)  303億5,431万5,793ドル
一人当たりGDP  3,117 ドル
一人当たりGNI  2,993 ドル
面積 452,860 ㎢
人口密度 22.942人/㎢
CO2総排出量  18,662,161トン
一人当たりCO2排出量  1.91トン

パプアニューギニア」の年齢層別人口

パプアニューギニア」人口統計情報

総人口 1,038万人
男性人口 534万人
女性人口 504万人
人口変化 +186,852人
人口増加率 +1.798% -
出生数 255,331人
平均出産年齢 29.261歳
平均寿命 66.134歳
男性平均寿命 63.739歳
女性平均寿命 69.085歳
総死亡者数 67,700人
純移民数 -787人

パプアニューギニアの豆知識?

パプアニューギニアには、研究者によると800を超える言語が存在します。世界でもっとも言語数が多い国の一つとされており、トク・ピシンやヒリ・モツ、英語が公用語として使われています。

「パプア」はマレー語で「縮れた髪の毛」を意味し、現地住民の特徴を指す言葉でした。「ニューギニア」は16世紀にスペイン人探検家がアフリカ西部のギニア地方の人々と外見が似ていると考えたことから名付けられました。

ポートモレスビーは南東部の海岸沿いに位置し、政治・経済の中心地として機能しています。イギリス海軍の提督、サー・フェアファックス・モレスビーにちなみ名付けられました。

パプアニューギニアはオーストラリアの信託統治下を経て、1975年9月16日に正式に独立しました。この日が同国の独立記念日として祝われています。

国鳥は「ゴクラクチョウ(極楽鳥)」と呼ばれる種類の一種、ラギアナ・バード・オブ・パラダイスです。雄は色とりどりの鮮やかな羽を持ち、パプアニューギニアの国章にも描かれています。

ラグビーリーグが国民的な人気を誇っています。パプアニューギニアでは試合になると街が熱狂に包まれ、国全体で大きな盛り上がりを見せます。

第二次世界大戦の激戦地としても知られるココダ・トラックが有名です。全長約96kmの道のりは険しい山岳地帯を通り抜け、毎年多くのトレッカーが挑戦します。

同国の通貨は「キナ(Kina)」と呼ばれ、補助通貨単位は「トヤ(Toea)」です。1975年の独立とほぼ同時期に導入されました。

はい。パプアニューギニアは世界で2番目に大きい島「ニューギニア島」の東半分を占めています。残りの西半分はインドネシア領となっています。

「シンシン(Sing-sing)」と呼ばれる伝統的な音楽・舞踊の祭典があります。部族ごとに特徴的な衣装や飾りを身につけて踊り、鮮やかな文化の多様性を垣間見ることができます。

標高が高く、深い渓谷と山頂が広がるのが特徴です。特に最高峰のウィルヘルム山(標高約4,509m)は登山愛好家の人気スポットで、見渡す限りの絶景が楽しめます。

パプアニューギニアは環太平洋火山帯に属しており、活火山がいくつも存在します。中でも東ニューブリテン島のタブルブル山は活動が活発で、噴火のたびに地域に大きな影響を与えます。

パプアニューギニアでは、多様な言語だけでなく、慣習や伝統的な社会構造も地域ごとに異なります。婚礼儀式や食文化なども村単位で独自に発展しているため、隣同士の村でも全く違う文化が見られます。

トロブリアンド諸島では、大規模な「ヤム芋祭り」で知られています。ここではヤム芋が富の象徴とされ、交換や贈答を通じて社会的な地位や絆を深める独特の文化が育まれています。

約8割近い住民は山間部や沿岸部などの農村地域で自給的な生活を営んでいます。道路整備が十分でない地域も多く、外部からアクセスしにくい村々も少なくありません。

MAP「パプアニューギニアの首都 - ポートモレスビー」

パプアニューギニアってどんなところ?

パプアニューギニア独立国(Papua New Guinea)は、オセアニアに位置する島国であり、オーストラリアの北に位置しています。この国は、約600の島々から成り立っており、本土となるパプアニューギニア島は、世界で2番目に大きな島です。国土面積は約462,840平方キロメートルで、約8百万人の人口を有します。多様な文化、言語、自然環境に恵まれたこの国は、独自の魅力を持つ地域であります。

パプアニューギニアは、1975年にオーストラリアから独立しました。それ以前には、オーストラリアの信託統治下にありました。現在、首都はポートモレスビー(Port Moresby)で、国の政治や経済の中心地となっています。国の政治体制は、議会制民主主義を基本とし、大統領は国の元首であり、議会によって選ばれます。

この国の特徴的な点の一つは、言語の多様性です。パプアニューギニアには約800種類の言語が存在し、これは世界で最も多様な言語分布を誇っています。主にトク・ピシン、ヒューマ・ピシン、英語が共通語として使用されており、トク・ピシンは特に広く話されています。民族的には、数百の異なる部族が存在し、それぞれが独自の伝統や文化を持っています。

パプアニューギニアは、豊かな自然環境に恵まれています。広大な熱帯雨林や山脈、澄んだ海洋があり、バイオダイバーシティが非常に高い地域とされています。また、国立公園や世界遺産も多くあり、観光業は重要な経済セクターの一つです。特に、ダイビングやトレッキングは人気のアクティビティです。特に、ボーリング島やトロブリアンド諸島の珊瑚礁は、ダイバーたちにとって魅力的なスポットとなっています。

経済は主に農業、漁業、鉱業に依存しています。特に、鉱業は国内総生産(GDP)の大きな部分を占めており、金、銅、石油、天然ガスなどの資源が豊富です。農業では、ココヤシ、カカオ、コーヒー、甘蕉などが栽培されています。これらの農産物は国内外に輸出され、経済を支える重要な要素となっています。

しかし、パプアニューギニアは様々な課題にも直面しています。経済の不安定さや政治的な混乱、インフラの未整備、教育や医療のアクセスの悪さといった問題が存在します。また、環境問題や気候変動の影響も懸念されています。富国と貧国の格差も浮き彫りになっており、貧困層が多く存在することも課題です。

文化的には、パプアニューギニアは色彩豊かな祭りや伝統的な儀式が盛んな国で、歌、踊り、彫刻、工芸品などがその代表です。特に、各民族の舞踏や音楽は独自性があり、観光客にとっても魅力の一つです。伝統的な衣装や装飾品を用いた祭りは、国の文化が多様であることを証明しています。

総じて、パプアニューギニア独立国は、その自然環境や文化、言語の多様性において独特な魅力を持つ国です。今後の発展には、経済や社会の課題に取り組みながら持続可能な発展を目指すことが求められています。多くの可能性を秘めたこの国は、今後ますます注目を集めることでしょう。