ニジェール

Niger

「ニジェール」基本情報

正式名称	ニジェール共和国
英語名	Niger
首都	ニアメ（Niamey）
公用語	フランス語、ハウサ語、他
地域	アフリカ /西アフリカ
通貨	CFAフラン (BCEAO)（Fr）
パスポート
総人口	2,615万人
平均年齢	15.250歳
国内総生産(GDP)	154億1,470万1,067ドル
国民総所得(GNI)	152億4,321万4,163ドル
一人当たりGDP	588 ドル
一人当たりGNI	582 ドル
面積	1,266,700 ㎢
人口密度	20.652人/㎢
CO2総排出量	42,470,332トン
一人当たりCO2排出量	1.75トン

「ニジェール」直近20年間人口推移

「ニジェール」の年齢層別人口

「ニジェール」人口統計情報

総人口	2,615万人
男性人口	1,328万人
女性人口	1,287万人
人口変化	+865,144人
人口増加率	+3.307%	-
出生数	1,095,892人
平均出産年齢	29.085歳
平均寿命	61.183歳
男性平均寿命	60.260歳
女性平均寿命	62.129歳
総死亡者数	231,746人
純移民数	995人

ニジェールの豆知識？

ニジェールの国名は、国を横断して流れるニジェール川に由来しています。ニジェール川は西アフリカを代表する大河の一つで、地域の農業や生活に欠かせない存在です。

ニジェールは国土の大部分がサハラ砂漠に含まれるため、非常に暑く乾燥した気候が特徴です。雨季には短期間の降雨がありますが、年間を通して降水量は少ないです。

ニジェールは世界の中でも人口増加率が特に高い国の一つとされています。高い出生率が要因で、若い世代の割合も非常に大きいのが特徴です。

公用語はフランス語です。ただし国内には多数の民族が暮らしており、ハウサ語やジェルマ語、トゥアレグ語など様々な言語も広く話されています。

首都はニアメです。国内最大の都市で、政治・経済・文化の中心地として機能しています。ニジェール川沿いに位置し、多くの人々が暮らしています。

農牧業と鉱業が重要です。特にウラン鉱石の産出量は世界有数で、輸出収入の大きな割合を占めています。また、畑作や放牧なども多くの国民にとって重要な生計手段です。

主食としてはキビやトウジンビエ（ミレット）、ソルガムが使われることが多く、トマトやタマネギを使った煮込み料理が一般的です。地域によっては、ヤギやヒツジの肉料理が好まれます。

ニジェールは1960年8月3日にフランスから独立しました。それ以来、国づくりに取り組みながら多様な文化と社会を育んできました。

人口の大多数がイスラム教を信仰しています。特にスンナ派が中心で、ニジェールの文化や生活様式にも大きな影響を与えています。

はい、ニジェールには「W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群」があります。多様な野生生物や自然環境が評価され、ユネスコの世界遺産に登録されています。

サハラ砂漠が国土の大部分を占めますが、南部は比較的緑の多いサヘル地域です。ニジェール川周辺では農業が盛んで、首都ニアメなど都市部の文化的スポットも見どころです。

民族によって異なる音楽やダンスが発展しており、太鼓や弦楽器などを用いた演奏が特徴的です。ジェルマ族やトゥアレグ族などそれぞれ独自の踊りや祝祭イベントがあります。

ニジェール川は農業用水や漁業、交通手段など生活のあらゆる面で重要な存在です。また、川沿いには多様な生態系があり、多くの動植物が生息しています。

人口の大半が若年層であるため、教育の充実や雇用機会の拡大が重要な課題になっています。国際機関やNGOとの協力により学校への就学率向上や職業訓練などの取り組みが進められています。

地理的にサハラ砂漠の南端に位置しており、砂漠化対策や食料安全保障などグローバルな課題の最前線にあります。また、ウランの産出国として国際社会からも関心を集めています。

MAP「ニジェールの首都 - ニアメ」

ニジェールってどんなところ？

ニジェール共和国（Niger）は、西アフリカに位置する内陸国で、北はアルジェリアとリビア、東はチャドとスーダン、南はナイジェリアとベナン、西はマリとブルキナファソに接しています。国の名前は、流れるニジェール川に由来しており、その川は国土の大部分を占める重要な水源となっています。ニジェールの面積は約1,267,000平方キロメートルで、アフリカで最も大きな国の一つです。

ニジェールの地理は多様で、北部はサハラ砂漠に位置し、それに対して南部はより湿潤で農業が盛んです。特に南部では、主に耕作が行われており、米、小麦、コーン、ミレットなどが栽培されています。ニジェールの農業は、気候や天候に大きく影響されるため、干ばつや洪水は常に難題となっています。

経済的にはニジェールは、主に農業と鉱業に依存しています。ニジェールは世界有数のウランの産出国であり、ウラン鉱山は国内経済において重要な役割を果たしています。この他にも金、石油、家畜の産業があり、特に最近では金鉱の発掘が活発になっています。しかし、国の経済は依然として脆弱であり、貧困や失業、インフラ不足が大きな課題となっています。

ニジェールの歴史は、数千年前まで遡ることができ、古代国家や交易路が栄えていました。19世紀に入ると、フランスが植民地化を進め、1960年にニジェールはフランスから独立しました。その後の数十年は政治的不安定やクーデターが相次ぎましたが、1999年以降は比較的安定した民主主義へと移行しました。

文化的には、ニジェールは多様な民族で構成されており、主要な民族にはザルマ人、フラニ人、ハウサ人、トゥアレグ人などがいます。これらの民族はそれぞれ独自の言語や伝統を持ち、国の豊かさを形成しています。公用語はフランス語ですが、各民族の言語も広く通じています。

ニジェールの伝統舞踊や音楽は、地域の文化を代表する重要な要素であり、特にトゥアレグ族の音楽は国際的にも注目されています。祭りや儀式では、色鮮やかな衣装をまとった人々が集まり、伝統的な踊りや歌を通じて文化を継承しています。

ニジェールは様々な課題に直面していますが、国際的な支援や地域の協力を受けながら、経済の回復と安定した社会を目指して努力しています。特に教育や保健医療に関する施策は、未来の発展に向けて非常に重要です。ニジェールの持つ自然資源や文化的財産は、国の成長において大きな潜在能力を秘めています。今後、国が直面する課題を克服し、持続可能な発展を実現できるかが注目されます。