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アルメニア

Armenia

アルメニア共和国(Armenia)は、カフカス地方に位置する内陸国で、北はジョージア、南はイラン、東はアゼルバイジャン、西はトルコと国境を接しています。アルメニアの国土は、主に山岳地帯で構成されており、小さな面積にもかかわらず、豊かな文化と歴史が詰まった国です。 アルメニアは、紀元前301年に世界で最初にキリスト教を国教とした国として知られています。このため、アル...もっと見る

アルメニア」基本情報

正式名称 アルメニア共和国
英語名 Armenia
首都 エレバン(Yerevan)
公用語 アルメニア語
国歌 我が祖国 (Mer Hayreniḱ)
地域 アジア /西アジア
通貨 ドラム(֏)
パスポート
総人口  294万人
平均年齢  35.832歳
国内総生産(GDP)  195億1,364万5,761ドル
国民総所得(GNI)  192億1,071万3,260ドル
一人当たりGDP  7,018 ドル
一人当たりGNI  6,909 ドル
面積 28,470 ㎢
人口密度 103.408人/㎢
CO2総排出量  10,277,288トン
一人当たりCO2排出量  3.66トン

アルメニア」の年齢層別人口

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アルメニア」人口統計情報

総人口 294万人
男性人口 136万人
女性人口 157万人
人口変化 +82,090人
人口増加率 +2.789% -
出生数 34,668人
平均出産年齢 27.781歳
平均寿命 75.683歳
男性平均寿命 71.385歳
女性平均寿命 79.454歳
総死亡者数 27,579人
純移民数 75,000人

アルメニアの豆知識?

はい。アルメニアは西暦301年、世界で初めてキリスト教を国教とした国として広く知られています。

アルメニア語には独自のアルファベットがあり、405年頃に聖職者のメスロプ・マシュトツが作ったと伝えられています。

エレバンは紀元前782年に建設されたとされ、紀元前753年に建設されたローマよりも歴史が古いと言われています。

アルメニアは1922年から1991年までソビエト連邦に属しており、ソ連崩壊に伴い独立を回復しました。

アルメニアの国章に描かれている山はアララト山で、現在はトルコの領土内にありますが、アルメニア人にとって重要な象徴です。

アルメニア・ブランデーは「アララト」ブランドなどが有名で、特に国際博覧会などで高く評価され、多くの国で広く知られるようになりました。

はい。2011年からアルメニアでは小学校でチェスが必修科目になり、戦略的思考の育成が重視されています。

アルメニアにとってアンズ(アプリコット)は国民的果物とされ、古くから地域の特産品として親しまれています。

エレバンではピンク色の凝灰岩(トフマ)を使った建築物が多く見られ、その美しいピンク色の建物が街に独特の景観を与えているためです。

アルメニア南部にある「タテフの翼(Wings of Tatev)」は、全長約5.7kmの世界最長級の往復ロープウェイとして有名です。

歴史的経緯や紛争、経済的理由などで海外に移住した人が多く、アルメニア国外に住むアルメニア人(ディアスポラ)は国内人口を上回るともいわれています。

はい。キリスト教化前の習俗が起源とされる「ヴァルダヴァル」(Vardavar)というお祭りで、互いに水を掛け合って祝います。

代表的なものに「ゲガルド修道院」などの歴史的修道院群があり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

「ドゥドゥク」という木管楽器が有名で、深みのある音色をもつことからユネスコの無形文化遺産にも指定されています。

アルメニア文字を考案したメスロプ・マシュトツは、言語と文学の基盤を作り上げ、国の文化的独立性を築く礎となりました。

MAP「アルメニアの首都 - エレバン」

アルメニアってどんなところ?

アルメニア共和国(Armenia)は、カフカス地方に位置する内陸国で、北はジョージア、南はイラン、東はアゼルバイジャン、西はトルコと国境を接しています。アルメニアの国土は、主に山岳地帯で構成されており、小さな面積にもかかわらず、豊かな文化と歴史が詰まった国です。

アルメニアは、紀元前301年に世界で最初にキリスト教を国教とした国として知られています。このため、アルメニアは独自の宗教的伝統や文化を育んできました。アルメニア教会(アルメニア使徒教会)は、独自の教義や儀式を持ち、国民のアイデンティティを形成する重要な要素となっています。

アルメニアの首都はエレバン(Yerevan)で、国の政治、経済、文化の中心地です。エレバンは、紀元前782年に成立したとされる古い歴史を持つ街で、数多くの歴史的遺跡や文化的施設があります。例えば、エレバンの中心部には、壮大な大聖堂や博物館、アートギャラリーが立ち並び、観光客や地元の人々にとっての憩いの場となっています。

その歴史を通じて、アルメニアは数多くの侵略や支配を受けてきました。特に、20世紀初頭にはオスマン帝国によるアルメニア人虐殺があり、その歴史的記憶は今も国民の心に重く残っています。この悲劇を乗り越え、アルメニアは独立を果たし、国民としての一致団結を強めています。1991年にはソ連からの独立を宣言し、その後の経済成長や外交活動を通じて、国際社会への参与を深めています。

アルメニアの経済は、主に農業、鉱業、およびサービス業が支えています。果物の栽培、特にブドウの生産は特に盛んであり、ワインの製造も国の伝統的な産業のひとつとして知られています。また、国内には多くの鉱山があり、銅やモリブデンなどの鉱物資源が採掘されています。近年はIT産業も発展しており、エレバンを中心にスタートアップ企業が増加しています。

アルメニアの文化は、多様で豊かです。音楽や舞踏、絵画といった芸術分野においても、独特のスタイルがあります。特に、伝統音楽の一つであるダウルと呼ばれる打楽器や、ダンス形式であるバレエの影響を受けた民族舞踊が人気です。また、アルメニアの料理は、香辛料と新鮮な素材をふんだんに使ったもので、地域のバラエティ豊かな自然に根ざした特色を持っています。国民的料理には、ハルホ(ハンバーグのようなもの)や、キョフテ(肉団子)などがあります。

自然に恵まれた国でもあり、アルメニアには多くの美しい風景や国立公園があります。特に、アルメニアの象徴的な山、アララト山は、国民の誇りと信仰を集めています。また、温泉地や湖も多く、観光資源としても注目されています。これらの自然環境は、国民の生活の一部として、観光業の発展にも寄与しています。

アルメニア共和国は、歴史と文化、自然が融和した独自の魅力を持つ国であり、その伝統やアイデンティティを大切にしながら、未来に向けての発展を目指しています。国民の誇りである豊かな文化遺産を次世代へと受け継いでいくことが、アルメニアの大きな課題であると言えるでしょう。