正式名称 | ラオス人民民主共和国 |
英語名 | Lao People's Democratic Republic |
首都 | ビエンチャン(Vientiane) |
公用語 | ラオス語 |
国歌 | ラオスの国歌 (Pheng Xat Lao) |
地域 | アシア /東南アジア |
総人口 | 766万人 |
国内総生産(GDP) | 153億6,270万1,631ドル |
国民総所得(GNI) | 144億4,422万6,975ドル |
一人当たりGDP | 2,040 ドル |
一人当たりGNI | 1,918 ドル |
面積 | 230,800 ㎢ |
人口密度 | 33.211人/㎢ |
CO2総排出量 | 35,753,546トン |
一人当たりCO2排出量 | 4.88トン |
ラオス
Lao People's Democratic Republic
ラオス人民民主共和国(Lao People's Democratic Republic)は、東南アジアの内陸に位置する国で、タイ、ベトナム、中国、ミャンマー、カンボジアと国境を接しています。国土は山岳地帯と広大な森林に覆われ、多様な生態系が存在し、豊かな自然環境が広がる国です。首都はビエンチャンで、ラオスの政治、文化、経済の中心地です。 ラオスは、面積約236,800平方キロメートルで、人口は...もっと見る
「ラオス」直近20年間人口推移
「ラオス」の年齢層別人口
ラオスの豆知識?
MAP「ラオスの首都 - ビエンチャン」
ラオスはどんな国?
ラオス人民民主共和国(Lao People's Democratic Republic)は、東南アジアの内陸に位置する国で、タイ、ベトナム、中国、ミャンマー、カンボジアと国境を接しています。国土は山岳地帯と広大な森林に覆われ、多様な生態系が存在し、豊かな自然環境が広がる国です。首都はビエンチャンで、ラオスの政治、文化、経済の中心地です。
ラオスは、面積約236,800平方キロメートルで、人口はおよそ730万人(2021年推定)です。国民はラオス人を中心に、様々な民族グループが共存しており、多様な文化的背景を持っています。ラオス語が公用語として使用されており、そのほかにも多くの民族語が話されています。宗教は主に仏教が信仰されており、国民のおおよそ60~70%が仏教徒です。
歴史的には、ラオスは19世紀半ばまでラオス王国(ランサーン王国)のもとで繁栄を遂げた後、フランスの植民地支配を受け、1949年にフランス領インドシナからの独立を果たしました。しかし、独立後は内戦が続き、1953年に完全独立が達成されましたが、1960年代から1970年代にかけてのベトナム戦争の影響を受け、共産党の政権が誕生しました。1975年に王政が廃止され、ラオス人民民主共和国が宣言されました。
経済面では、ラオスは主に農業に依存しています。農業は国民の大多数の生計手段であり、コメ、トウモロコシ、さまざまな果物や野菜が主要な作物として栽培されています。また、水力発電が盛んで、豊富な水資源を利用した発電が国内外に供給されています。近年、観光業も注目を集めており、特に世界遺産に登録されているルアンパバーンやヴィエンチャンの観光地は、多くの観光客を引き寄せています。観光業は国家の経済成長の重要な要素とされています。
ラオスの政治体制は一党制であり、ラオス人民革命党が国家の唯一の合法政党です。政府は社会主義の原則に基づいた経済政策を推進しており、外国からの投資も受け入れていますが、政治的な自由や人権に関しては制限があるとされており、国際的な人権団体からの批判もあります。
文化的には、ラオスは伝統と現代が共存する国であり、素朴で温かみのある人々が特徴です。特に、ラオスの伝統音楽や舞踊は非常に重要な役割を果たしており、祭りや特別な行事の際に披露されることが多いです。食文化は、米を主食とした料理が中心で、ラオスの香辛料やハーブをふんだんに使った独特の味わいがあります。ラオス料理の代表的なものには、ラープ( minced meat salad )や、カオニャオ( sticky rice )があります。
ラオスは、多くの歴史的遺産や自然美に恵まれた魅力的な国であり、静かで穏やかな時間が流れる中で、多様な文化や風景を楽しむことができます。国の成長と発展が進む中で、持続可能な開発と環境保護のバランスを取ることが、今後の大きな課題となっています。ラオスの魅力を体感するためにも、多くの人々が一度訪れてみることをお勧めします。