アルゼンチン

Argentina

「アルゼンチン」基本情報

正式名称	アルゼンチン共和国
英語名	Argentina
首都	ブエノスアイレス（Buenos Aires）
公用語	スペイン語
国歌	アルゼンチンの国歌（Himno Nacional Argentino）
地域	南アメリカ /南アメリカ
通貨	アルゼンチン・ペソ（$）
パスポート
総人口	4,553万人
平均年齢	32.122歳
国内総生産(GDP)	6,311億3,314万2,842ドル
国民総所得(GNI)	6,175億6,250万8,340ドル
一人当たりGDP	13,868 ドル
一人当たりGNI	13,570 ドル
面積	2,736,690 ㎢
人口密度	16.311人/㎢
CO2総排出量	357,204,630トン
一人当たりCO2排出量	7.93トン

「アルゼンチン」直近20年間人口推移

「アルゼンチン」の年齢層別人口

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「アルゼンチン」人口統計情報

総人口	4,553万人
男性人口	2,259万人
女性人口	2,294万人
人口変化	+158,754人
人口増加率	+0.349%	-
出生数	503,823人
平均出産年齢	29.073歳
平均寿命	77.395歳
男性平均寿命	74.805歳
女性平均寿命	79.875歳
総死亡者数	349,195人
純移民数	4,133人

アルゼンチンの豆知識？

国名「アルゼンチン(Argentina)」は、ラテン語で「銀」を意味する「アルゲントゥム(argentum)」に由来します。16世紀のスペイン人探検家が、この地域に銀が豊富にあると信じたことから名付けられました。

ブエノスアイレスは「南米のパリ」とも呼ばれるほど洗練された街並みを持ち、豊かな文化とヨーロッパ風の建築が特徴です。また、タンゴの誕生地としても知られ、芸術や音楽の発信地として多くの人を魅了しています。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イタリアやスペインを中心とする大量の移民が経済発展を期待してアルゼンチンへ渡りました。その結果、国民の多くがヨーロッパ系のルーツを持つ多文化社会になっています。

アルゼンチンはワールドカップを1978年、1986年、2022年の3度制覇し、ディエゴ・マラドーナやリオネル・メッシなど、世界的に活躍するスター選手を輩出してきました。国民のサッカー熱も非常に高く、街の至る所でサッカーを楽しむ姿が見られます。

アルゼンチンは広大な草原地帯「パンパ」があり、そこで放牧された牛の質が高いのが理由です。栄養価の高い牧草を食べて育つため、脂がのった風味豊かな牛肉として世界中で評価されています。

アルゼンチンタンゴは、19世紀末にブエノスアイレスの移民街などで生まれました。ヨーロッパやアフリカ、先住民のリズムや踊りが融合し、情熱的かつ哀愁のある音楽とダンスとして発展しました。

アコンカグア山は標高約6,962メートルで、南北アメリカ大陸や南半球の最高峰です。アジア以外では世界で最も高い山として登山家に人気があり、その圧倒的な高さと厳しい自然環境が特徴とされています。

イグアスの滝はアルゼンチンとブラジルにまたがる巨大な滝群で、その滝の数と水量の多さが圧巻です。世界遺産にも登録されており、幅約2.7kmにわたって大小さまざまな滝が連なり大迫力の景観を生み出しています。

アルゼンチンのワイン生産は、アンデス山脈の麓に位置するメンドーサ州が中心です。特にマルベック種の栽培が盛んで、果実味豊かな赤ワインを生み出し、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けています。

マテ茶がアルゼンチンを代表する飲み物です。伝統的なひょうたん型の容器「マテカップ」と専用ストロー「ボンビージャ」を使って飲み、社交の場や日常生活での習慣として親しまれています。

アルゼンチンの国旗は、水色と白の3本帯に「五月の太陽」と呼ばれる太陽の紋章が入っています。水色と白は独立運動のシンボルであり、中央の太陽はインカ神話に根ざした自由と独立を象徴しています。

アサードは、アルゼンチンの代表的な家庭料理で、牛肉を中心に炭火でじっくり焼き上げるスタイルのバーベキューです。家族や友人との集まりで楽しむ国民食といえるほど人気があります。

五月革命記念日である5月25日が重要な祝日とされます。1810年の五月革命をきっかけに独立運動が始まりました。この日はパレードや地元の郷土料理を楽しむなど、全国各地で祝賀行事が行われます。

北西部のフフイ州やサルタ州には、カラフルな山肌で知られる「ホルナカルの丘」などの絶景が広がっています。また、先住民文化やコロニアル風の街並みなど、他の地域とは異なる魅力が詰まっています。

代表的な例として、ロス・グラシアレス国立公園があります。氷河や美しい湖の風景が広がる公園で、中でも「ペリト・モレノ氷河」は壮大な規模で知られ、多くの観光客を魅了しています。

MAP「アルゼンチンの首都 - ブエノスアイレス」

アルゼンチンってどんなところ？

アルゼンチン共和国（Argentina）は、南アメリカ大陸の南部に位置する国で、広大な面積と多様な自然環境を持つ国です。国土は約280万平方キロメートルで、南北に長く伸びた形をしており、南は南極に近く、北は熱帯地域に接しています。国境はチリ、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ウルグアイと接し、東側は大西洋に面しています。

アルゼンチンの首都はブエノスアイレスであり、同国最大の都市でもあります。ブエノスアイレスは、その文化的な魅力と歴史的な建物で知られ、タンゴの発祥地としても有名です。市内には多数の博物館、劇場、公園が点在し、観光客にとって魅力的な場所となっています。また、アルゼンチンの食文化は非常に豊かで、特に肉料理が有名です。「アサado」（バーベキュー）は国民的な料理であり、牛肉の質は世界的に高く評価されています。

アルゼンチンは多様な地形を有し、北部は熱帯雨林、中央部は広大な草原であるパンパ（Pampa）、南部は氷河のあるパタゴニア地域となっています。特にパタゴニアは、壮大な自然景観が広がり、観光客に人気があります。フィッツロイ山やペリトモレノ氷河など、自然の美しさを楽しむための場所が多くあります。

アルゼンチンの気候は地域によって異なり、北部は熱帯気候、中央部は温暖湿潤気候、南部は寒冷気候となっています。このため、様々な農産物が生産され、特にワインが有名です。メンドーサ州は、アルゼンチンのワイン産業の中心地であり、マルベックワインが特に人気です。

国の歴史は非常に興味深いもので、先住民の文化から始まり、15世紀末以降のスペインによる植民地化が続きました。1810年には独立を宣言し、8年間の戦争の末に1826年に独立が認められました。アルゼンチンはその後、さまざまな政治的変遷を経て、20世紀には軍事政権による暗黒の時代を経ることになります。しかし、1980年代以降は民主化が進み、現在では民主主義国家として知られています。

経済的には、アルゼンチンは農業が主力産業であり、特に牛肉、穀物、大豆の生産が盛んです。農業以外にも、鉱業やサービス業も重要な役割を果たしています。しかし、経済は長年にわたってインフレーションや財政危機といった課題を抱えており、時折国際的な経済の動きによって影響を受けています。

アルゼンチンの文化は、さまざまな民族や国の影響を受けており、多様性豊かなものとなっています。音楽やダンス、特にタンゴは、アルゼンチン文化の象徴であり、その情熱的なリズムが世界中で知られています。スポーツも盛んで、特にサッカーは国民的な人気を誇り、アルゼンチン代表は数多くの国際大会で成功を収めています。

このように、アルゼンチン共和国は壮大な自然、豊かな文化、複雑な歴史を持つ魅力的な国であり、訪れる人々に様々な体験を提供しています。観光、食文化、スポーツ、音楽といった多面的な魅力を持ち、南アメリカの中でも特異な位置を占めています。