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カーボベルデ

Cabo Verde

カーボベルデ共和国(Cabo Verde)は、アフリカ大陸の西岸に位置する島国です。この国はアフリカ大陸から約570キロメートル沖合に浮かぶ、10の主要な島といくつかの小さな島から構成されています。カーボベルデは、アフリカの最西端の島々であり、カンピャード諸島の一部として知られています。 カーボベルデの主要な島には、サル(Sal)、ボアビスタ(Boa Vista)、サンティアゴ(Sa...もっと見る

カーボベルデ」基本情報

正式名称 カーボベルデ共和国
英語名 Cabo Verde
首都 プライア(Praia)
公用語 ポルトガル語、カーボベルデ語(クレオール語)
地域 アフリカ /西アフリカ
通貨 カーボベルデ・エスクード(Esc)
パスポート
総人口  52万人
平均年齢  27.870歳
国内総生産(GDP)  23億1,481万6,792ドル
国民総所得(GNI)  22億8,646万5,813ドル
一人当たりGDP  3,903 ドル
一人当たりGNI  3,855 ドル
面積 4,030 ㎢
人口密度 129.611人/㎢
CO2総排出量  1,042,546トン
一人当たりCO2排出量  1.79トン

カーボベルデ」の年齢層別人口

カーボベルデ」人口統計情報

総人口 52万人
男性人口 26万人
女性人口 25万人
人口変化 +2,567人
人口増加率 +0.491% -
出生数 6,440人
平均出産年齢 28.637歳
平均寿命 76.059歳
男性平均寿命 72.856歳
女性平均寿命 79.209歳
総死亡者数 2,642人
純移民数 -1,226人

カーボベルデの豆知識?

国名「カーボベルデ」はポルトガル語で「緑の岬」を意味し、西アフリカ大陸のセネガル近くにある岬(グリーン岬)が由来となっています。

カーボベルデはアフリカ大陸の西岸、セネガルから約570kmほど大西洋に離れた場所に浮かぶ、10の火山島からなる島国です。

カーボベルデの公用語はポルトガル語ですが、多くの国民はポルトガル語が基になったクレオール言語のカーボベルデ・クレオール(通称クリーオル)を日常的に使います。

首都はサンティアゴ島にあるプライアです。政治や経済の中心地で、国内最大の都市として行政機関や商業施設が集中しています。

モルナは、哀愁漂う旋律が特徴のカーボベルデ伝統音楽で、ポルトガル語圏の「サウダーデ(郷愁)」の精神を色濃く反映しており、セザリア・エヴォラが世界的に広めました。

カーボベルデは1975年7月5日にポルトガルから独立しました。以後、アフリカの中でも比較的安定した民主政治を続けている国です。

フォゴ島にある標高約2,829mのピコ・ド・フォゴは活火山で、2014年にも噴火が記録されています。カーボベルデで最も高い山でもあります。

サンティアゴ島のリベイラ・グランデ歴史地区(現在のシダデ・ヴェーリャ)が2009年にユネスコ世界遺産に登録されています。ポルトガル植民地時代の建築が残されています。

全体的に降水量が少なく、乾燥した気候が特徴です。特に農業用の水資源が限られていますが、沿岸部には観光向けの美しいビーチが広がっています。

民主主義制度や法の支配が比較的しっかり機能しているため、政治の安定や報道の自由度が高く、地域内でも安定した国家運営が行われています。

ポルトガルの植民地支配を経て、アフリカやヨーロッパ、南米などからの移民や交易の影響を受け、多様な要素が混ざり合った独特の文化が形成されました。

カチュパと呼ばれる豆やトウモロコシ、野菜や肉、魚などを煮込んだ料理が国民食として親しまれています。素朴ながらも栄養価の高い味わいが特徴です。

2022年の推計では推定55万人ほどですが、海外への移民も多いため、国外のディアスポラを含めた総人口はさらに多いといわれています。

「裸足のディーヴァ」とも称されたセザリア・エヴォラが特に有名で、独特の歌声とモルナによって世界から高い評価を得ました。

透明度の高い海と白砂のビーチ、音楽やダンスをはじめとする豊かな文化、そして穏やかな人々の「モラベザ(おもてなし精神)」が観光客を惹きつけています。

MAP「カーボベルデの首都 - プライア」

カーボベルデってどんなところ?

カーボベルデ共和国(Cabo Verde)は、アフリカ大陸の西岸に位置する島国です。この国はアフリカ大陸から約570キロメートル沖合に浮かぶ、10の主要な島といくつかの小さな島から構成されています。カーボベルデは、アフリカの最西端の島々であり、カンピャード諸島の一部として知られています。

カーボベルデの主要な島には、サル(Sal)、ボアビスタ(Boa Vista)、サンティアゴ(Santiago)、サンビセンテ(São Vicente)、マイオ(Maio)などがあります。サル島とボアビスタ島は観光地として特に人気があり、白い砂浜とクリアな海が観光客を引き寄せています。また、サンティアゴ島はカーボベルデの政治的・経済的中心地であり、首都プライア(Praia)が位置しています。

カーボベルデの歴史は16世紀にさかのぼり、ポルトガルの植民地として発展しました。カーボベルデはアフリカとアメリカ大陸、ヨーロッパを結ぶ重要な中継地点として、奴隷貿易に関与していたことでも知られています。独立は1975年に達成され、その後政治的安定と経済の発展を目指して努力を続けてきました。

文化的には、カーボベルデはアフリカとポルトガルの影響を色濃く受けています。音楽は特に重要な役割を果たしており、モルナ(morna)やコーボ(coladeira)などのジャンルは国内外で人気があります。特にモルナは、カーボベルデのアイデンティティを象徴する音楽スタイルとして知られています。この音楽ジャンルは、しばしば悲しみや失恋をテーマにしており、心の深い感情を表現します。

言語としては、公式にはポルトガル語が使用されていますが、カーボベルデ方言のクリオリョ(Kriolu)が広く話されています。クリオリョはアフリカの言語とポルトガル語が融合した言語であり、島々の文化や日常生活の中で重要な役割を果たしています。

経済的には、カーボベルデは観光業に強く依存しています。太陽光、ビーチ、ウォータースポーツなどが観光客を惹きつけており、特に欧州からの観光客が多く訪れます。また、国内には豊かな漁業資源もあり、漁業は重要な産業の一つです。最近では再生可能エネルギーの分野でも成果を上げ、持続可能な開発を目指しています。

環境問題もカーボベルデにとって重要です。干ばつや水不足が頻繁に発生し、農業生産や生活に大きな影響を及ぼしています。これに対処するため、国際的な支援を受けながら、持続可能な農業や水管理の促進に取り組んでいます。

カーボベルデは、美しい自然、豊かな文化、そして温かい人々によって魅了される国です。絶景のビーチや山々、さまざまな音楽やダンス、そして多様な料理が訪れる人々を待っています。アフリカの宝としてのカーボベルデは、訪れる価値がある_destinations_の一つと言えるでしょう。