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世界の地震雑学10選

地震といえば「怖い・災害」のイメージが強いですが、地球の内部で起こる自然現象としては非常に奥深く、時にユニークな側面もあります。今回は、そんな「地震」にまつわる世界の面白雑学を10個ご紹介!あなたはいくつ知っている?

地球上では毎日数千回以上の地震が発生している

多くは規模が小さく、人間には感知されない微小地震です。日本気象庁や米国地質調査所(USGS)の観測網では、世界中のごく小さな地震も記録されています。

地震の震源を正確に特定するには3か所以上の観測点が必要

観測点が増えるほど震源位置やマグニチュードの推定精度は上がります。日本気象庁などは全国に設置した複数の地震計ネットワークを活用して、発生から数秒~数十秒以内に震源を特定します。

日本は世界全体の震度5以上の地震の約1割が集中する地震大国

日本はプレート境界が集中しており、大きな地震が頻発しやすい地域です。プレート境界が4つほど集中する特殊な地理条件により、大地震の発生頻度が高いとされています。

世界初の地震計は古代中国・後漢時代の張衡が発明したと伝えられている

西暦132年(陽嘉元年)頃に考案された「候風地動儀」は、地震の発生をいち早く察知するための装置だったといわれます。近代的な地震学の礎として知られています。

ヒマラヤ山脈は地震で「今も伸びている」!

インドプレートとユーラシアプレートの衝突で形成されたヒマラヤ山脈は、年に数cmずつ高くなっているんです。つまり地震活動が山を「育てている」ともいえます。

地震のエネルギーは「原爆何個分」?

例えば、2011年の東日本大震災(M9.0)で発生したエネルギーは、広島型原爆の約3万個分に相当するとされています。地球の力、恐るべし!

動物は地震を「予知」できる?

インド、中国では、ゾウやネズミが地震の直前に騒ぎ出すという事例が多く記録されています。地中の微弱振動や電磁波を感じ取っているのではないかと研究が進んでいます。

地震は「月」でも起きる!?

NASAのアポロ計画で月に設置された地震計により、「ムーン・クエイク(月震)」が観測されました。昼間と夜間の月表面の激しい温度差の影響で「熱月震」を検知したそうです。地球外でも「地震」があるなんてロマンですね。

地震の震源を正確に特定するには3か所以上の観測点が必要

観測点が増えるほど震源位置やマグニチュードの推定精度は上がります。日本気象庁などは全国に設置した複数の地震計ネットワークを活用して、発生から数秒~数十秒以内に震源を特定します。

津波は高さが数十センチでも被害をもたらす可能性がある

津波は高さよりも流速や流量が大きな影響を与えます。数十センチの津波でも川や港湾で急激な潮位変動が起これば、水圧で大きな被害を及ぼすケースがあります。

地震は恐ろしい自然現象であると同時に、地球の奥深さや人類の知恵・技術の進歩を象徴するものでもあります。今回紹介した雑学の中で、あなたが一番「へえ!」と思ったのはどれでしたか?