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ウルグアイ:世界一長い国歌を持つ、情熱の小国

 南米の秘境、ウルグアイ。その小さな国土からは想像もつかないほど、熱く、そして長いものが存在します。それは、世界一長いと謳われる国歌「オリエンタレス、ラ・パトリア・オ・ラ・トゥンバ(東方の人々よ、祖国か墓場か)」。一体どんな国歌なのでしょうか?

5分間の情熱!ウルグアイ国歌の秘密

 ウルグアイの国歌は、ただ長いだけではありません。その歌詞には、独立と自由を求める国民の熱い想いが込められています。

  • 世界最長の国歌?
    • 1833年に発表、1848年に正式採用。
    • 作詞:フランシスコ・アクーニャ・デ・フィゲロア、作曲:フランシスコ・ホセ・デバリ。
    • フルバージョンは約5〜6分、105小節!
    • ただし、ギネス記録には未登録。
  • 歌詞に込められた想い
    • 「祖国か墓場か」という強烈なタイトル。
    • スペインからの独立戦争の歴史を反映。
    • 勇敢な兵士たちへの敬意と愛国心を表現。

他の国歌と比べてみると?:世界の国歌、多様な表情

日本:「君が代」

 世界最短の国歌として知られ、わずか30文字の歌詞に深い歴史と平和への願いが込められています。

 その簡潔さの中に、日本の伝統と美学が凝縮されています。

アメリカ:「星条旗」

 4節から構成されますが、通常は1節のみが演奏されます。

 アメリカ独立戦争の際に作られた歌詞は、自由と勇気を象徴しています。

 スーパボールなどのアメリカのスポーツの祭典で歌われる星条旗は非常に力強いです。

ギリシャ:「自由への賛歌」

 全158節という非常に長い歌詞を持ちますが、公式に演奏されるのは最初の2節のみです。

 ギリシャ独立戦争の精神を歌い上げた壮大な叙事詩です。

フランス:「ラ・マルセイエーズ」

 フランス革命の際に作られた国歌で、力強いメロディーと革命精神を歌い上げる歌詞が特徴です。

 フランスのナポレオンの時代から歌い継がれている国民歌です。

ロシア:「ロシア連邦国歌」

 ソビエト連邦の国歌からメロディーを受け継ぎ、ロシアの歴史と愛国心を歌い上げています。

 非常に荘厳なメロディーが特徴的です。

中国:「義勇軍進行曲」

 抗日戦争の時代に作られた国歌で、国民の団結と愛国心を鼓舞する歌詞が特徴です。

ウルグアイ:「オリエンタレス、ラ・パトリア・オ・ラ・トゥンバ」

 約5〜6分にも及ぶ演奏時間と、105小節という長さは、他の国の国歌と比べても際立っています。

 独立と自由への強い意志を歌い上げる歌詞は、ウルグアイ国民の誇りです。

 このように、各国の国歌はそれぞれの歴史や文化、国民性を反映しており、多様な表情を持っています。ウルグアイの国歌は、その長さと情熱的な歌詞において、特にユニークな存在と言えるでしょう。

ウルグアイ国歌、フルバージョンを聴く方法

 Youtubeなどの動画サイトで「ウルグアイ国歌」、「Himno nacional de Uruguay」「東方の人々よ、祖国か墓か」などのキーワードで検索すると、フルバージョンの動画を見つけることができます。

  • 国際試合での斉唱:サッカーウルグアイ代表の試合前などに、熱い斉唱を聴くことができます。
  • ウルグアイ国営放送:ウルグアイ国営放送のチャンネル5では、手話付きの国歌を放送しています。

ウルグアイ、情熱の国

 ウルグアイは、小さな国土に大きな情熱を秘めた国。世界一長い国歌は、その象徴と言えるでしょう。ぜひ、フルバージョンを聴いて、ウルグアイの熱い想いを感じてみてください。