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カナディアン・ロッキー山脈自然公園群

北アメリカ / カナダ / 自然遺産

基本情報

遺跡名称 カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
遺跡名称(英語) Canadian Rocky Mountain Parks
国名 カナダ
登録区分 自然遺産  
登録基準(登録基準とは) (vii)(viii)
世界遺産登録年 1984年
資産面積 2299104ha

世界遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」の登録理由や特徴について

カナディアン・ロッキー山脈公園群(Canadian Rocky Mountain Parks)は、カナダに位置する壮大な自然の宝庫で、バンフ国立公園、ジャスパー国立公園、クートネー国立公園、ヨーホー国立公園の4つの国立公園と、ロブソン山公園、アシニボイン山公園、ハンバー州立公園から成り立っています。この地域は、その名の通り、壮麗な山々や氷河、美しい湖、滝、渓谷、石灰岩の洞窟に恵まれた絶景の地です。

バンフ国立公園は、カナディアン・ロッキーの中でも最も古く、1885年に設立されました。雄大な雪山や、透明な青色をしたルイーズ湖は多くの観光客を魅了し、また、バンフ温泉に浸かる体験も人気があります。ジャスパー国立公園は広大な面積を誇り、ロッキー山脈の野生動物や、星空観測のスポットとしても名高いです。ここでは、オオカミやクマの姿を目にすることもできます。

クートネー国立公園とヨーホー国立公園は、さらに奥深い自然の美しさを提供しています。それぞれの公園には、きれいな滝や隠れた湖、壮大な山々があり、特にトリル滝(Takakkaw Falls)はその壮観さから訪れる人々を圧倒します。また、これらの公園内には石灰岩洞窟や地形も多く、自然の神秘を感じることができるスポットが数多く存在します。

さらに、この地域にはバージェス・シェール(Burgess Shale)という貴重な化石採掘地もあります。ここでは、古代の海洋生物の化石が発見されており、特に柔らかい体の海洋生物の化石保存状態が良いため、古生物学研究において非常に重要な場所とされています。このように、カナディアン・ロッキー山脈公園群は自然の美しさだけでなく、科学的な価値も持った特別な地域です。

この一帯はユネスコの世界遺産にも登録されており、その保存と保護の重要性が世界的に認められています。訪れるすべての人々にとって、この地域の壮大な景観や豊かな生態系は、自然の偉大さを実感させてくれる素晴らしい体験となるでしょう。カナディアン・ロッキー山脈公園群は、自然愛好家や冒険を求める旅行者にとって、心に残る目的地となること間違いありません。

「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」はどこにある?