クルアーニー/ランゲル-セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセク

北アメリカ / アメリカ合衆国 / 自然遺産

基本情報

遺跡名称	クルアーニー/ランゲル-セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセク
遺跡名称(英語)	Kluane / Wrangell-St. Elias / Glacier Bay / Tatshenshini-Alsek
国名	アメリカ合衆国
登録区分	自然遺産
登録基準(登録基準とは)	(vii)(viii)(ix)(x)
世界遺産登録年	1979年
資産面積	9839121ha

世界遺産「クルアーニー/ランゲル-セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセク」の登録理由や特徴について

Kluane / Wrangell-St. Elias / Glacier Bay / Tatshenshini-Alsek（クルワネ／ランゲル・セイラス／グレーシャー・ベイ／タッチェンシニ・アルセク）は、カナダのユーコン準州とブリティッシュコロンビア州、アメリカ合衆国のアラスカ州にまたがる壮大な自然保護地域であり、ユネスコの世界遺産に指定されています。この地域は、驚異的な氷河と高峰が立ち並び、自然の美しさが際立つ場所です。

この保護区域の中心には、世界最大の非極地氷原が広がっています。この氷原は、地球の気候変動の指標ともなり、その変化がどのように環境に影響を及ぼしているのかを示しています。さらに、この地域は多種多様な動植物の生息地でもあり、特にグリズリーベア、カリブー、ダルシェープ（ダルマシカ）などの生物が生息しています。これらの動物は、それぞれが特有の生態系の中で重要な役割を担っています。

Kluane国立公園は、特に登山やハイキングに最適な場所として知られています。パークには多くのトレッキングコースが整備されており、大自然の中での冒険を楽しむことができます。また、近隣のランゲル・セイラス国立公園は、アラスカで最も広大な国立公園のひとつであり、未知の大自然が広がっています。オプチュニティは多岐にわたり、ビジターは野生動物の観察、フィッシング、カヌーなどのアクティビティを通じて大自然の素晴らしさを体験することができます。

グレーシャー・ベイ国立公園は、氷河が海に流れ込む壮麗な景観で有名です。壮観な氷山を近くで見ることができ、様々なクジラやその他の海洋生物が生息しています。これらの自然環境は、持続可能な観光を促進すると同時に、地域の文化や歴史を深く理解する手助けとなります。

最後に、タッチェンシニ・アルセク州立公園は、アメリカとカナダの国境付近に位置し、手つかずの大自然を保護しています。このエリアでは、先住民族の文化にも触れることができ、その歴史は地域の深い自然とのつながりが感じられます。

Kluane / Wrangell-St. Elias / Glacier Bay / Tatshenshini-Alsekは、壮大な氷河、数々の野生動物、豊かなサステナブルな観光体験を提供する場所として、訪れる人々にとって忘れられない思い出となるでしょう。この地域は、自然環境の保護だけでなく、その価値を正しく理解し、次世代へと引き継ぐことが重要です。